涼解楽(りょうかいらく)

■効能・効果
 かぜによるのどの痛み、口(のど)の渇き・せき・頭痛
■特徴
 「涼解楽」は温病(うんびょう)の診断治療について、1798年に呉 鞠通(ご きくつう)が著した医学書「温病条辨(うんびょうじょうべん)」の一番目にでてくる「銀翹散(ぎんぎょうさん)」の処方をもとに考案された銀翹解毒丸(ぎんぎょうげどくがん)を製剤化したものです。温病とは急性熱病の総称で、熱感や炎症性の症状が主に現れます。したがって、「涼解楽」は、たとえばかぜの場合では、悪寒の症状が主な場合(この場合は葛根湯などが用いられる)よりも、熱感や、口やのどの渇き、のどの腫れ・痛みなどの症状が主にある場合の方に適します。