★★ 驚愕!「D.H.T.」を構成する「今、底にある機器」 ★★
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★ ラック(DENON製ARC-150B)
     このラック・・・硬性は今ひとつだけど、使い勝手が良い!センタースペースにYST-SW320がすっぽりと収
     まった。
     サイドスペースに余裕がないので最初は低音が籠るかと思ったけど大丈夫だった。


★ ラックの中身
      HITACHI製ハイビジョンHDD/DVDレコーダー DV-DH1000W
     まずはラック内の写真には無いHITACHI製ハイビジョンHDD/DVDレコーダー DV-DH1000Wである。
     私の地元は地デジ開始が2006年12月1日から予定されているので、時期尚早かと悩んだが思い切って
     2005年11月に導入した。
         
     一番の理由はB-CASカード一枚で、デジタル放送(地上波、BS、CS)がダブル同時録画できるということ
     であった。
     特にBSデジタル、110度CSデジタル(有料放送含む)などの番組も契約1つに大して、同時録画できると
     いうのは非常に魅力的であった。
     デジタル・チューナーが地上波×2、BS×2、CS×2と、それぞれ2チューナーずつ搭載されており、これに
     地上波アナログチューナー1つの合計7つのチューナーを搭載しており、レコーダーがR1、R2と2つに分か
     れているためたとえ見たい番組の予約時間が重なっても2つのレコーダーを使ってデジタルでの同時録画
     (ダブル録画)が可能となったのだ。
     2006年1月中旬時点でもデジタル放送がダブル録画できるのHDD/DVDレコーダは他社ではSHARPのみ
     という状態である。
     チューナーとレコーダーがダブルと言う事は、例えばこういうことも出来る訳だ・・・
     デジタルWOWOWでデジタルハイビジョン放送の映画をレコーダー1(R1)ではCPRM対応DVDメディアムーブ
     することを想定して1枚に収まる画質で録画、レコーダー2(R2)でTSモードでハイビジョン画質で録画する
     といった事も可能なのだ。
     デジタルハイビジョンをそのままの画質でHDDに録画するためにはかなりのディスクボリュームも要求
     される。
     1TB(1000GB)のハードィスクを搭載したのもDVD/HDDレコーダーとしてはこのモデルが初めてであった。
     1TBハードディスクなら、ハイビジョン画質で約128時間、画質を落とせばなんと最長約1700時間の録画を
     行う事ができるのだ。
                        
     HDDは自社の日立のグローバルストレージテクノロジーズ社製ハードディスクを採用している。
     HITACHIははっきり言ってDVD/HDDレコーダーの販売商戦では間違いなく、2005年秋まで、完全に他社に
     立ち遅れていた。起死回生を狙って発売されたのがこのDV-DHXXXXWシリーズである。
     2005年の年末〜2006年初春までに関して言えば表面上のカタログスペックとしてはDV-DH1000Wは最強
     のDVD/HDDレコーダーと言える・・・・。
     ところがだ・・・・・あまりにも何もかも詰めが甘過ぎたのだ・・・。
     正直言って、購入した11月初旬から1ヶ月間近く、このDV-DH1000Wにはかなり腹が立っていた!
     なんでユーザーがバクテストを行わなければならないのだ!というのが2005年11月末までの現実だった。
     購入当初からトラブルに悩まされ続けた。
     発生した致命的なトラブルを下記に列挙してみる。

        1. 電源投入から立ち上げに時間が掛かり過ぎるばかりか、何度かは立ち上げ時のHELLOの
          メッセージが表示されたままで一向に立ち上げが完了しない。
        2. 録画予約してものを後で再生して見てみると、頭切れしてしまう。
        3. 録画予約したのに時間になっても録画が実行されていない。
        4. ダブル録画しようとして同じ時間帯に録画予約をレコーダー1(R1)、レコーダー2(R2)に分けて予約
          したのにレコーダー2(R2)の予約が実行されていない。
        5. レコーダー1(R1)で地上波アナログを録画後、編集機能を使ってチャプターを生成、その後不要な
         チャプターを削除し、VFフォーマット(VIDEOフォーマット)でDVD-Rへのライティングを行っても、
         まともに再生できるディスクが作成できない

     兎に角、酷い有様だった・・・・。
     初期不良も考えられたため2度新品に交換したが、状態はまったく改善しなかった。
     もちろんメーカーサポートにも連絡したが、真摯な受け答えはしてくれるもののファーム・ウェアのアップ
     デートを待って待って頂きたいとの回答しか無く、メーカーサポートにはボーナス商戦を見越しての
     リリースを急ぐあまり商品テストがほとんど疎かになっているのではないかとまで言ってしまった。
     (メーカーサポートは、本当に問題点を細かく確認しながら聞いてくれたが、バク取りに必要な情報を
     収集しているのかとしか思えなかった。)
     確かにその後、短期間でメーカーは頑張った。衛星ダウンロード(地上波デジタル開始地域は地上波
     デジタルからも)での1月中旬までに3回に渡るファーム・ウェアのアップデートで上記に上げた問題点
     は2006年1月中旬時点で発生しなくなった。
     だが、製品の仕様、並びに今後の検討課題として解決できていない問題が多々残っている。
     そのいくつかを列挙しておく。

        1. レコーダーは2つあるが、エンコーダーが1つしか無く、レコーダー2(R2)は特定のTSモードでしか
          録画できなず高速ダビングができない。(レコーダー2(R2)のダビング(ムーブ)は等倍速のみ)
          →これは製品仕様とのことでどうにもならない。
        2. 同時期発売の他社のフラッグシップ機がデュアルレイヤー(2層式)DVD±Rに対応しているのに
          対応できていない。
          →これもH/Wの仕様。ドライブ自体を変更できない限り実現不可。
        3. LANインターフェイスを持っているが、Webからの予約などネットを活用したサービスが今のところ
          まったく利用できない。
          →これについては今後に期待したいが、半年サイクルでNEWモデルが発売される中、メーカー
            がどのような方針を打ち出すかに掛かっている。但し、ユーザーの声が一番の後押しになる
            ことを忘れないようにしたい。
        4. レコーダー1(R1)にはTSXモードというTSモードとXPモード(SD最高画質)を同時にHDDに録画
          するモードが存在するが、DVDメディアには1時間分しかライティング(ムーブ)できない。
          →これも製品仕様。
        5. 録画モードにレート設定できるマニュアル・モードが無い。
          →これも製品仕様。4.とともに録画の仕掛けを変更しない限り、実現は困難。
        6. 録画した素材をフレーム単位で編集することができない。
          →東芝機の細かい編集機能を経験していると編集機能の能力の低さにゲンナリしてしまう。
            録画の特定箇所にチャプターを打って、不要部分を一括削除できる機能があるが、操作に
            充分注意しないと赤ボタンを押しただけで確認画面も出ずに削除されてしまう。
        7. 録画した番組の削除処理に掛かる時間が長過ぎる。
          →ハイビジョンでの長時間録画(TSXモードとTSモード)はディスクを多量に食いつぶして行く
            のは判るが、録画番組の削除の待ち時間があまりにも長過ぎる。何度もディスクが
            フリーズしたのかと不安になってしまう。
        8. どういうタイミングか判らないが、ディスク残量も充分にあり、尚且つ録画予約分で消化すると
          思われる容量を換算しても間違いなくディスク残量があるのに赤い文字で「ディスク容量
          確保のために録画番組を削除して下さい」というようなアラート時々表示される。
          →メッセージの出力の条件が掴めないので、ディスクに問題が発生しているのかと非常に
            不安になる。メッセージ出力条件を明らかにして欲しい。
        9. 搭載映像DACが54MHz/10bitと標準的で再生画質がフラッグシップとしては貧相。
          →H/Wスペックなので如何ともし難いが、最新モデルのそれもフラッグシップでこれはない
            だろうという感じ。もちろん再生画質は東芝RD-X4/EXとは比較にならないぐらい貧相。
            標準的なDACでもそれなりの画創りが出来ないものかと思うのだが。
       10.. 押しなべて全ての操作に関してのレスポンスが遅い。
          →東芝のRD-X4も遅いと感じたがファームのアップデートにより、徐々に改善が見られた
            ので、ここは同様に期待したいところ。確かに初期よりもファームをアップデートして
            からは電源投入時からの立ち上がりがかなり、早くなって来ている。録画番組の削除
            処理も若干早くはなったが、その他の操作時のレスポンスアップの改善はあまり感じ
            られない。
       11. BSデジタル&110度CSデジタルチューナーのアンテナレベルが周辺環境に左右され安い。
          →アンテナから分配器を挟んだ場合と、直で結んだ場合のレベルの差が大きい。以前
           使用していたSHARP製デジタルチューナーでは分配させたものでもレベルは若干落ちる
           程度で然程問題無かったが、この機種ではレベルが基準値に満たないところまで落ちて
           しまった。地上波デジタルはまだ私の地域が開始されてないので確認できていない。
           地上波アナログチューナーに関しても受信感度は東芝RD-X4と較べて低い。

     等々・・・・。
     確かに大変な過渡期の中でIT家電、AV家電として発売する商品の落としどころを検討するのはメーカーの
     企画部門にとっても悩ましいところであろう。それが結局(HITACHIに限らず)中途半端な商品ばかり乱立して
     しまっている原因となってしまっている。
     こういった商品の購入対象ユーザーが初心者から上級者までに広がりを見せ、それぞれの立場で要求する
     サービスを網羅するのも困難な状況になって来ているのも現実である。
     DV-DH1000Wに関して言うならば、PCやネット、各種AV専門機器を使いこなすパワーユーザーにとっては
     編集機能にしろ、ディスク容量を除くH/Wの本当のスペックにしろ、貧相なものと感じられる方も多いだろう。
     だからといって初心者が全ての機能を使いこなすのも間違いなく苦労する。
     確かにデジタルチューナーのダブル録画の実現とHDD容量の大きさ以外、評価できるところは少ない。
     散々苦言を呈したが、DV-DH1000Wはデジタルハイビジョン画質でバンバン録画して見終わったらHDD
     から消す!(俗に言う『録って見』)ということにだけと割り切って使うなら、便利な機種ではある。
     しかし、十数万の貴重なお金を注ぎ込む価値があるかというと大きな疑問符が付く。
     特に録画した映像をメディアに保存しておきたいという方にとっては不便なところばかりが目に付いてしまう
     であろう。
     私は下記に掲載している東芝製DVD/HDDレコーダーRD-X4/EXも所有しているが、DV-DH1000W
     購入後はRD-X4/EXはオークションにでも出品しようかと思っていた。DV-DH1000Wのバグが少なくなり、
     安定稼動してきたとは言え、まだメディア保存用の機種としてはRD-X4/EXの方が編集機能もNETとの
     融合性では遥かに勝っており、こちらも当分手放せないのが実情だ。
     DVD/HDDレコーダーは今、この商品が過渡期にあることをユーザーも充分理解した上で、購入を検討
     しなくてはならない。
     購入を検討するにあたってユーザーはA&V関連情報誌やインターネット大手サイトなどのレビューは
     ほとんどあてにしない方が良い。
     こういった雑誌やサイトにとってメーカーは大切な広告主であるという大人の事情でまっとうな商品評価・
     商品批評はまったく期待できない。
     現状で一番信頼できるのがユーザーレビューが掲載された大人の事情が無いサイトやネット掲示板ぐら
     いしかないというのは本当に悲しい状況だ。

     ちょっと話が更に横道に逸れてしまうが、少しだけ耳(目)を傾けて頂きたい。
     私はここ数年思っていたのだが・・・・本当に2011年にデジタル完全移行して大丈夫なのかと・・・
     ひとつはデジタル放送のコピーワンスの問題だ。
     コピーワンスの問題が解決されてない時点で、デジタル!デジタル!と踊らされて高額なデジタル対応商品
     を購入していく人の多くがまだこの問題を認識できていないという現実。

     今までのように『ビデオデッキにビデオテープを入れてGコードを入力して、はい予約録画はこれでおしまい!
     録画した内容を保存したい時は上書きしないようにここの爪を折ってね!』では済まないのだ。

     一体どこの誰がAVやパソコンを扱った事の無い初心者や老人に『HDDに録画したデジタル放送は、コピー
     ワンスの問題で一世代しかコピーができないから、DVDに保存したいのなら、CPRM対応のDVDメディアを
     事前に購入して、直接DVDに録画するように設定するか、HDDに録画するならDVDメディアに収まる容量
     の録画モードで事前に録画しておくか、録画後に編集してDVDに収まるようにした後に、HDDからムーブ
     して保存するのだよ!ムーブしたら元のHDDに録画したものは無くなってしまうからね。ちなみにDVD保存
     時はVRモードで保存しているから、今まで使っていた別の古いDVD再生専用プレイヤーでは再生できませ
     んからね。』・・・・という事を判るように説明するというのだ。
     ここ数ヶ月の間に幾人かの知人、友人、親戚から「HDD/DVDプレイヤーを買いたいんだけど?」と相談
     を受けた。上に書いた事を話するとほとんどの人が理解できない。たまに「コピーワンスは聞いた事が
     ある」と言う人がいても、「CPRM対応DVD?何それ?」という状況なのだ。
     めったに利用しないのだが、年始にCPRM対応ディスクを大量に消費してしまったので、仕方なくうちの
     近所の大型家電量販店に行った。
     『今すぐはじめようデジタル放送!』始まってもいないのに『地デジ宣言!』などというノボリが沢山立って
     いるのにCPRM対応DVDメディアがなんと一枚も置いてないではないか!
     在庫切れかと思い店員に尋ねると・・・・
     私「あのー・・・・CPRM対応の8倍速のDVD-RかDVD-RWは在庫切れでしょうか?」
     店員「8倍速のDVD-RやDVD-RWならそちらに沢山ございますよ!20枚で2000円前後のものもござい
         ますよ!」
     私「いや、それは判っています。探しているのはCPRM対応のディスクです?」
     店員「CPRM対応って何ですか?」
     私「スミマセンが・・・・デジタル放送に詳しい方はいらっしゃいます?」
     店員「私がそうですが・・・・この地域は2006年12月より地上波デジタル放送が開始される予定です!」
     私、ああこれが現実なんだとしか思うしかなかった・・・・。

      AVファンにとっては、Blue-rayとHD DVDに状況を案じてながらも、寄せる期待も大きいだろうが、一般の
     人々にとっては再生メディアのDVDでさえ90年代後半から10年かけてやっと今の状況に到達したという
     感じであろう。
     保存メディアとしてのDVDは認知はされ、価格がこなれて来たという程度にしか過ぎない。
     保存メディアということで言えばまだまだ限られた人が大量消費しているだけでしか過ぎないのに誰もが
     使い始めているような大きな勘違いをしていないだろうか?
     まるで都心部とそのベッドタウンが日本の全てのように多くの人々が勘違いしているように。
     たとえコピーワンスが廃止されたとしてもそれでも普通の人々にとっては高いハードルがいくつも待って
     いる。
     今のまま突き進んでしまうと、普通の人が便利だと思っている筈の物を使うために、物凄く複雑な事を憶え
     なくてはならないか、諦めてしまうかの選択肢しか無くなってしまう。
     そんな事で本当に我々は便利な物を手に入れられると言えるのだろうか?
     人間というのは欲張りで器が大きくなれば、多くの色んなものを中に入れてしまう。
     その後、その中身を整理しなくてはならない状況に追い詰められても、その整理に多くの時間を費やして
     しまう。器が小さければ決して入れることも無かった物の処理に悩んでしまうのだ。
     私たちはさらに新しい物を手に入れるならば、多少の時間は要しても、その方向性については充分思慮
     する事が必要な時期に来ているのではないか?
     其処に必要なのは複雑な仕掛けを動かす機械やシステムだけではなく、人間の感覚や感性といった
     ものが最も重要となるのではないかと思う。


    Giec製3500 DVDプレイヤー
     こちらもラック内の写真には無いが2004年11月にはリージョン・フリーのDVDプレーヤーを一台追加した。
     機種はGiec製3500 DVDプレイヤー!(中国製)YesAsia.comでの購入価格はなんと$119!これで全ての
     リージョン・コード、NTSC/ PAL両方のテレビ信号方式に対応、プログレッシブ出力にも対応となんともお得
     な商品である。液晶プロジェクターEMP-TW200で80インチスクリーンに投影した画の印象は発色に多少難
     ありだが、クロマエラーもなくコンポーネント接続もできるし、コストパフォーマンスば充分過ぎる程である。
     中国製とあなどるなかれ!
            
    Giec製3500 DVDプレイヤー(正面図)
           
    Giec製3500 DVDプレイヤー(背面図)
          
               Giec製3500 DVDプレイヤー製品仕様&リモコン
         


    AVアンプDSP-AX1
     AVアンプであるDSP-AX1はメーカーバージョンアップサービスを受けて、DTS96/24、Neo6、ES、EX、
     プロロジックU、AACに対応済みである。
     愛着あるDSP-AX1ではあるが、ファンダメタルな音も少し飽きてきたので、2003年末に発売された新フラ
     ッグシップDSP-Z9の購入も検討した。しかし、THX ULTRAへの対応を考えるとスピーカーも増やし、位置も
     変更しなくてはならない・・・それに本当に6畳程度の広さの部屋に導入する意味があるのか・・・。(専用オ
     ーディオ・ルームがあるならまだしも・・・・)そういう悩みを抱えた中、地元に試聴する環境がないためため
     他県へ遠征・・・。無駄足・・・。(ちなみにいつもお世話になっているアバックさんではありませんよ!)
     確かにDSPの進化により音像表現が仔細になっている感じはしたが、思ったより音が出ていない。
     『へっ?これが50万の音?』
     フロント側にJBLの大型スピーカーをドライブさせていたが、全然ドライブできていない。
     しょぼいスピーカーしかもたない私が大きなことが言えた義理ではないが、音が出てないと感じてしまった
     のでしょうがない。視聴環境も良かったと言えないが、結構期待もあっただけに予想を遥かに下回る出来
     には溜息さえでなかった。
     THX認定も気に食わない・・・。欧米での販売戦略のためにTHX認定を得ることはは必須であることは想像
     できるが・・・やはりYAMAHAには独自で培ってきたDSP技術のみでがんばって欲しかった。
     そりゃDSP-AX1よりは良い音だろうし、情報量も差にならない程出ているのだろうが価格程のものを実感
     することはできなかった。まだしばらくはDSP-AX1にがんばって戴こう。次期モデルはフルデジタルAVアン
     プになるのだろうし、音声フォーマットも現状ではほぼ賄えてるし・・・・。
     DVD&LDプレイヤーでは東京時代に購入したDVL-909はリージョン・フリーに改造済み。でも輸入盤がプロ
     グレッシブ出力できないのはちょっと悔しいが、取りあえず上記のGiec製3500 DVDプレイヤーを購入した
     ので我慢!我慢!
     長崎に帰郷した時点ではこの2機種しかなかったのだが、徐々に機器を増やして行った。DV-S747A
     お気に入りだったが、プログレッシブ出力時のクロマエラーが改善されていないことが一番の不満。
     中堅機種として貢献していたが、2004年ではもう古い機種となった感じが否めない。そろそろ代替機種
     を検討したい。
     RD-X4はRD-X2からの買い替え。2003年12月時点ではあまたあるHDD&DVDレコーダーの中では最高
     のスペックを誇る東芝製HDD&DVDレコーダーのフラッグシップである。HDDも250GB。ハイビジョンの
     HDDへの録画が出来ないことを除けば、他社製品と比較しても、そのスペックは間違いなく抜きん出てい
     る。使えないメディアはDVD+RW、DVD+Rの+アライアンスのみでその他、DVD-RAM、DVD-RW、DVD-R
     がマルチで使用できる。
     編集機能も十分で前使用機種RD-X2と比較すると、初期立ち上げこそあまり変わらない感じだが、その
     他の編集機能やライティング動作の速さはまったく比較にならない。もちろんプログレ対応でDVD専用プレ
     イヤーの中級機以上に使用されている12bit/216MHz映像DACを使用しているため、再生プレイヤーとして
     もかなりの性能を秘めている。実際にパイオニア製DV-S747Aと市販DVDにて比較視聴したが、S747Aで
     プログレ出力時に頻繁に見られるクロマエラーもほとんど目立たず。色彩表現も豊かで満足の行く仕上がり
     が確認できた。東芝の力の入れようがヒシヒシと感じられる秀作である。ただあえて苦言を呈するなら音質
     面か?確かにオーディオDACにTI製の「PCM1737E」(192kHz/24bit)を採用するほか、低ジッターの専用マ
     スタークロックを搭載し、光デジタル出力に加え、同軸デジタル出力も装備しているのだが、DV-S747Aより
     も音の表現力に関しては低域から中域の情報量が不足気味に感じる。尚、デジタル接続は光ではなく絶対
     に同軸をお勧めする。但し、同軸でも間違っても映像用のコンポジット用ケーブルなどは絶対使わないこと!
     RD-X2になかったネットdeナビが使えるのも非常に嬉しい。LAN接続するとIPアドレスをひとつ食ってしまう
     が、それよりもネット接続するメリットが非常に大きい。編集時のタイトル入力もPCからできるし、ネット経由
     で提供される電子番組表の利用。2004年春に予定されている拡張キット(ソフトで提供される模様)を組み
     込めばその恩恵はさらに多くなるであろう。(追記:2004年4月27日に機能拡張キットを東芝サイトよりダウン
     ロード購入し、インストール済み。これにより型番がRD-X4からRD-X4/EXに変更された。機能面も大幅に
     バージョンアップした。特出すべき機能としては最大24個のフォルダが作成でき、エアチェックした番組の
     管理が非常に行いやすくなり、ネットとの融合性もさらに密になり、DEPG機能も追加された。これらの大幅な
     機能拡張により、さらにワンランク上のHDD&DVDレコーダーとなり、今後のさらなる進化の指針となるべき
     機種が誕生したと言っても過言ではないだろう。(2004年4月時点)ただ、あまりにも機能が豊富過ぎて、
     全てを使いこなせるには初心者にはかなりハードルが高いかもしれない。ただフラッグシップとしての
     ステータスのさらなる向上は中級者、上級者にとっては充分に満足の行くものであろう。)
     しかし、HDD&DVDレコーダーはこれからも売れ筋商品であるので、PC同様これからもさらに急速に進化
     するであろう。
     2004年の今頃には地上&BSデジタル対応のHDD500GBもしくは1テラ以上の時代が到来するだろう。
     DVD-Rなんて既存の実質値で4倍速から8倍速もしくは16倍速になんて日もすぐだろう・・・。
     →(2005年春時点には地上&BSデジタル対応のHDD500GBもDVD-R16倍速のハードルは既にクリア済!)
     2005,6年には2層式ライティング対応機種も出てくるかもしれない。
     →(2005年春には2層式ライティング対応機種も出現済。) 
     →(2006年1月現在、時期のずれは多少あったが全て予想通りとなった・・・・。)
     S-VHSビデオデッキHV-BX500は以前使っていたVictor製HR-V600より、画質は良いが、使い勝手が今ひ
     とつの印象。 →現在はハイビジョンHDD/DVDレコーダー DV-DH1000Wに置き換わっている。

        


★ スピーカー・システム
     当初はフロント・スピーカーにVictor製SX-L7を考えていたのだが、予算が無くてあきらめた。SHOPで試聴
     したけどいい音してた。ほしかったな・・・。まあ、金ができれば再度検討しよう。SX-LC3、SX-L3はコストパ
     フォーマンスが高い!低域の弱さがあるが、中高域はよく伸びる。音楽向きだが、シアターにも充分使える。
         

      

      


★ 液晶プロジェクターエプソン製EMP-TW200
     現在はSONYの液晶プロジェクターCinezaから、2003年10月に発売されたEPSON製EMP-TW200にバージ
     ョンアップ。
     EMP-TW200購入時点、同様にエプソン製第4世代720pワイド液晶パネル(ドリーム4)を搭載している
      PANASONIC製はTH-AE500とSANYO製LP-Z2、SONY製VPL-HS20、上位機種EMP-TW500が検討対象
     になっていた。西九州の田舎にはもちろん比較視聴できる環境がないので、東京時代からお世話になっ
     ていた大手専門A&VショップであるAVAC(アバック)に相談。(一応スペック確認のため(そのスペックさえ
     もたまに記述ミスが見られる)A&V専門誌HiViとAVレビューを見たが現在は単なるカタログ雑誌と化してし
     まった両誌のレビューや評価はほとんど参考していない。)
     やはりこのような時は信頼できる専門ショップが頼りである。LP-Z2は試作機の段階だがLP-Z1からの抱
     えていた緑かぶりの改善にまだ問題がある様子。EMP-TW500VPL-HS20は発売時期がずれ込んでい
     るのコストパフォーマンスという点で購入見送り。この価格帯ならもう少しがんばってDLPにしたいところ
     だが、金額的にそれ程余裕がない。残りはTH-AE500EMP-TW200となったが、以前のバージョンのパ
     ナ機を某大手家電で視聴した時、セッティングの問題があったと思うがあまり好みの画作りではなかった。
     アバックにも相談したところ若干フォーカスの甘さが気になるが両機を比較視聴してるとEMP-TW200の色
     合いが自然と評価を下す方が多く、売れているのは価格も若干安いTH-AE500だが、実際に視聴した方
     はEMP-TW200を選択することが多いと教えて下さった。
     ただ、フォーカスの甘さが気になったので、さらに相談したところDVD再生について言えばデジタル・ハイビ
     ジョンの通常番組での視聴では多少の甘さが気になるかもしれないが、映画視聴に関しては逆にエッジが
     立ち過ぎずフィルムライクで自然な色合いな画作りと感じるとのご意見ももらった。この時点で選択肢は大
     体決まったが、決定打となったのは、自宅のシアターの設置性を考えるとレンズ・シフト機能は外せないとい
     うことだった。
     TH-AE500にはこれがない。日本の住宅事情を考慮するとこのクラス(現在はハイエンド・エンントリー・クラ
     スと呼ばれているようだが・・・)では今後は必須となるだろう。
     また、EMP-TW200はPCと接続し、専用ソフトで自分の好みの色に追い込んでいけるということも大きかっ
     た。フォーカスの甘さは確かにあったが結論としては大満足。筐体が大きいのは多少気になるが、静音性
     も抜群だし、カラーモードをダイナミック、リビングに設定すると多少静音が犠牲になるが、明かりを点けた
     状態でも充分視聴可能なのには驚いた。
     モードをナチュラル、シアターにし暗幕にするとそこはもう完全に映画館の世界!
     以前のVPL-HS1でもDVD Monitor CHECK DISCを使用することでかなり黒浮きを抑えることができたが、
     やはり最新機種には敵わない。EMP-TW200はディフォルト値でも充分黒が深く沈んで再現される。(もち
     ろんハイエンド3管やハイエンドDLPでは足元には及ばないが、コストパフォーマンスを考えれば充分だろ
     う。)DVD Monitor CHECK DISCでさらに追い込んだ画は本当にこの値段で(アバックのご好意でかなりお
     得な値段で購入できた。)これだけの再現が出来るのかという満足できるものになった。
     DVDやトゥルー・ハイビジョンでの映画視聴時はフィルム・ライクな画作りが本当に楽しめる機種だ。
     DVDとトゥルー・ハイビジョンの映画のセッティング値はもちろん違う。また、デジタルハイビジョンの通常番
     組の画作りに関してはある程度明るい環境での視聴も考慮したセッティング値を設定した。
     この辺りがPCで細かく設定できるので、痒い所に手が届き本当に嬉しい限りだ。
     尚、巷で液プロ独自の症状(特にハイビジョン・ソース再生時)として囁かれる縦縞も現れない。
     その後、近くの大型家電量販店でLP-Z2を視聴する機会も得て、店員に断りを入れて画質調整を行ったが
     私の好みの画にはできなかったし、縦縞も多少見受けられた。
     個人の好みはあるだろうが、私自身にとってEMP-TW200を選択したのは正解だったと思う。
     ただ、残念な情報が入った。購入元のアバックが先に情報を提供してくれたのだが(その翌日、EPSONサ
     ポートからも電話とメールにて連絡あり。)、EMP-TW200に関して光学系機材に関し障害が発生する可能
     性があるため、障害対処完了済みしだいに新品と交換するとのことであった。
     私の購入した物もシリアルNo.も確認すると初期ロット障害対象機種であった。幸い現在のところ障害は発
     生していない。当初は2003年12月上旬にオンサイト(サービスマン個別自宅訪問)にてEPSONサポートが
     対応してくれるとのことだったが、11月末に再度アバックとエプソンから連絡があり、障害対象改善に万全を
     期すため、対応が2004年1月以降にずれ込むとの連絡があった。(尚、エプソン側からは障害対応完了時
     期までににもし障害が発生したら、すぐに新品と交換し、その上で新たに障害対応完了機種とさらに交換す
     るとの連絡があった。)
     尚、既存の出荷販売に関しては障害対処機種交換を優先するため、再出荷時期は2004年3月頃までずれ
     る可能性があるとのことなので、購入を検討されることは今後の情報に注意されたし。
     EMP-TW200の初期ロットが障害を抱えていたのは誠に残念ではあるが、販売店とメーカーの素早い対応
     には非常に好感が持てた。 メーカーとしてはかなりの痛手であっただろうが、ヘタに障害告知時期をずら
     したり、誤魔化すようなことは一切なく、潔ささえ感じた。メーカーも初期出荷までには充分テストを行ってい
     るのだろうが、まあ、AV機器、PC、ソフト、家電、車、バイクなどの新製品は実際にユーザーの様々な環境
     で使われてみないとどのような現象が発生するかわからないのが実情だろうし、新製品の初期ロットを購
     入することにはある程度リスクが存在するのは確かだ。そのあたりの意識はユーザーも必要であるし、実際
     に障害が発生した場合、即時に対応を考慮するメーカーか否かを見極め、ユーザー自身もきっちりと意見を
     言えることが大切だと思う。

     追記)2004.2.5 EMP-TW200の不具合改修&機能追加が完了!
     2004年2月5日、エプソン製液晶プロジェクタEMP-TW200の色むら発生問題に対応完了済みの機種との
     交換をエプソンのサービスマンに行ってもらった。
     但し、私が在住している長崎県にはエプソンのサポートがないため、代行業者が担当。(尚、私が住んで
     いる長崎市(人口約42万)で交換対象となっているのは私のところ1件のみとのこと。)
     交換機種と一緒に渡された「ご案内シート」に記載されているのだが・・・。
     問題となった投射画像に色むらが発生するという問題に対し、光学ユニットにかかる光および熱をに対
     する耐久性を改善することにより、色むらが発生しなくなり、この対策の結果、コントラスト比が800:1から
     1000:1に向上、また上位機種EMP-TW500にも搭載されている投射画像の縦縞問題にも対応できるよう
     に液晶パネル調整機能が新たに機能追加(RGBに対してそれぞれ縦縞調整が行えるようになっており、
     階調画面を確認しながら調整すれば改善できるようになっている。)されている。
     新機種に交換後、早速、投影サイズ(16:9の80インチ)、フォーカスのみを調整し、取り敢えずほとんどディ
     フォルト値で(但し、何故か台形補正値が-4になっていたので0に戻した。)、部屋を暗幕にし、カラーモード
     を一番コントラストが明確になるシアター、アスペクトをスクイーズにし、投影してみた。すると驚きの映像が
     あらわれた。ディフォルト値にもかかわらず明らかに映像の鮮度が増し、フイルムライクな傾向は変わらな
     いが、甘いといわれたフォーカスも一皮剥けた感じ!画素が増えた訳でもないのにより映像の密度が増し、
     画の情報量が明らかに多くなっている。
     エプソンさん相当がんばって来るだろうとは思っていたが、よくぞ短期間でここまで改修というよりも向上さ
     せたという感じだ。
     ただ若干赤系統の色が以前より強めに出ていたのが気になったので、以前PC接続してPC側に保存して
     いた設定値をメモリーに取り込み投影させ、さらにDVD Monitor CHECK DISC(株式会社メディアックス
     http://www.medix-jp.com)で再度設定を追い込んだところなんだかワンランク上の機種に購入しなおした
     のかと思えるほどのハイパフォーマンスを示し、さらに画が良くなった。
     さらにパイオニア製DVDプレイヤーDV-S747Aのプログレッシブ再生時によく見受けられたクロマエラーは
     プレイヤー側の問題であるため改善はまったく難しいだろうと思っていたのだが、完全とは言わないまでも
     以前の問題発生可能性機種と今回の改善機種を比較すると明らかにエラー発生箇所が目立たなくなって
     いるではないか!(確認ソフトは「スター・ウォーズ・エピソードU」(再生開始時に表示される赤色のWARN
     INNGの文字や本編の赤色の光の看板など)、「ミッシング・ガン」(本編中に出てくる赤いテーブル・クロス
     など)で確認。クロマエラー自体は無くなってはいないが、赤色と多色の境目の滲みが多少目立たなくなっ
     た。)この多少なりとも改善可能となったのは全然期待していなかっただけに非常に嬉しい誤算だ。
     尚、2004年2月初旬現在、正式な出荷再開はまだのようだが、お近くに改善機種のEMP-TW200の視聴
     環境があれば、是非、一度パナ機TH-AE500やサンヨー機LP-Z2などの対抗機種との比較をお勧めする。

     プロジェクタースタンドは現在選択肢が少ないのが難点だが現在使用しているHAMILEX製:HAMILEX製 
     ES-919はコンパクトながらしっかりした造りで、高さ調節も可能。、リモコン簡易収納までついている優れ
     もの。ただ台座が少し小さいので大きめのプロジェクター設置を検討されている方は事前にサイズの確認を
     されたほうがよいだろう。
     (●外形寸法:幅350×奥行350×高さ410〜700mm●質量:約6kg)
     
               


★ スクリーン
     スクリーンは16:9でピュアマットだが色乗りは良い。EMP-TW200との相性も良いと思う。但し、背面は黒
     で光の抜けが無いように対処して欲しかった。近日中にとりあえず自分で対処法を考えようと思う。
         


★ その他機器
     TU-HD1は光接続端子はあるのだが、AACが出力できない。ファームウェアのバージョンアップでAAC
     対応とBS110度CSへのバージョンアップを期待して、SHARPのサポートに連絡してみたが、バージョン
     アップは行わないとのこと。使えねえなあ・・。接続はもちろんコンポーネント。

    ・SONY製CSデジタル・チューナーDST-SP1
     SKY PerfectTV!視聴に使用しているCSデジタル・チューナーはSONY製のDST-SP1。あまり比較視
     聴できるような代物ではないので評価は?ただ立地の良さで、BSデジタルもCSデジタルもアンテナ出力
     レベルは充分出ているので画質は安定している。
     尚、CSデジタルチューナーはAVアンプには繋がず、HDD&DVDレコーダーRD-X4のLine3に間に画像安
     定装置を噛ませてS端子とステレオ音声端子に接続している。CSデジタル・ラジオを聴く機会が増えるよ
     うなら光ケーブルでAVアンプへの接続も検討したいが、AVアンプ側の入力端子が足らん。

    ・KENWOOD製AM/FMステレオチューナーKTF-5002
    ・KENWOOD製MDデッキレコーダーDMF-7002S
     KENWOODのチューナーとMDはK'sシリーズのもの。今となってはという品だがまあ、それなりか・・・。

    ・audio-tecnica製ダイナミックヘッドホンATH-W100
     ヘッドホンのATH-W100は秀悦!密閉型なのでエア・オープン型と比べるとサイレント・シアター時に
     多少難があるが、微細な音の再現性は抜群!へたなスピーカーよりよっぽど良い音鳴らす。

    ・DELL製パソコンDIMENSION 4400(Pentium4 2.0AGHz 1024MB 300GB)
     PCのOSはWinXPはProfessionalである程度堅牢にはなったが、次々と見つかるセキュリティ・ホールで
     日々アップデートを行っている。

   ・SONY製ゲーム機PlayStation2 SCPH-10000 + 外付けHDD40GB BB対応
   ・NINTENDO製ゲーム機ゲームキューブ

     
ゲーム機はPlayStation2 SCPH-10000 + 外付けHDD40GB BB(ブロードバンド)対応と任天堂の
     ゲームキューブを所有しているが、ゲームなんてする時間がほとんどない。
     インターネット環境はケーブルのブロードバンドで常時30Mbpsのスピードは確保できている。
     妹がMacのiBookを持っているのでルータを使用して家庭内LANを組んでいる。

   ・Apple製iPod第5世代60GBブラック(製品番号:MA147J/A)
   
     2005年10月下旬にApple製iPod第5世代60GBブラック(製品番号:MA147J/A)を購入!(写真はホワイト)
     携帯オーディオプレイヤーとは暫く離れていたが、これはまぎれない優れモノ!
     扱いやすいユーザーインターフェイス。PC(WindowsXPでも!)との素晴らしい融合性。特にiTuneを使う
     ともう抜け出せない。自己所有の音楽CDやネットからダウンロードした曲をいくらでも溜め込んでしまう
     癖が付いてしまった。ビデオもフォーマットが限られるが持ち運びできるのがうれしい。自分の好きなDVD
     の好きなシーンを持ち出す事だって可能だ!(データ変換が必要だが)。デジカメで撮影した写真や自分
     で集めた画像を簡単に取り込めるし、それでスライドショーを作る事もできる。iPodのディスプレイは2.5
     インチ(対角)と決して大きくは無いが、QVGA半透過反射型カラー液晶ディスプレイ(6万5000色、白色
     LEDバックライト付き、320×240ピクセル解像度、0.156mmドットピッチ)の表現能力は携帯プレイヤー
     としては充分だ。FMトランスミッターを活用すれば車でも、室内でも簡単に音楽を飛ばして利用すること
     もできる。市販のステレオミニプラグ付きのオーディオケーブルを利用すれば、AVアンプに繋げる事だって
     簡単にできてしまう。多少高価だが専用ドックを使えば、テレビや大画面ディスプレイとの接続もラクラク!
     確かにバッテリーという避けられない問題はあるが、音楽再生のみに限って言えば20時間近くも、持つし、
     旅先でも付属の専用USBケーブルと別売りのUSB経由AC充電アダプタさえあればすぐに充電もできる。
     強いて問題点を挙げるならiPod本体が汚れやすい事と衝撃に弱い事、付属のイヤホンがショボイ事である
     が、これも本体は液晶部分とホイール部に専用透過シールを貼って、専用シリコンケースに入れておけば
     まったく汚れと衝撃の問題も解決。イヤホンは市販の携帯性・遮音性も高い高性能インナーヘッドホンが
     いくつも販売されているので、自分の好みに合わせれば良い。
     はっきり言ってここ数年は携帯オーディオプレイヤーはiPodの『独り勝ち!』状態が続くであろう。
     SONY『ウォークマン』初代世代にとっては多少寂しい話ではあるが、素直にAppleの企業努力を称える
     しかない。
     iPodには曲をシャッフルできる機能(まあ確かに他のオーディオプレイヤーもこの機能は有しているもの
     が多いが)がある。これが単純なのだが『ながらの時間』を過すときに本当に楽しいのだ。iPodに自分が
     溜め込んだ膨大な数の音楽が想像できない順番で再生されることがこんなに楽しいとは思わなかった。
     確かに偶然に近い出来事なのだが、信じられない順番で生まれる音楽の並びが時折、偶然のベストを
     生むのだ。何事にも縛られないボーダレスな楽しさを生むのだ!この瞬間、音楽の魔法で心がフリーに
     なる。
     僕はこのページの上のHITACHI製ハイビジョンHDD/DVDレコーダー DV-DH1000Wのところで、
     『私たちはさらに新しい物を手に入れるならば、多少の時間は要しても、その方向性については充分思慮
     する事が必要な時期に来ているのではないか?
     其処に必要なのは複雑な仕掛けを動かす機械やシステムだけではなく、人間の感覚や感性といった
     ものが最も重要となるのではないかと思う。』
     と書いたがこのiPodは何かそのキッカケの要素を含んでいるように思えてならない。
     携帯音楽プレイヤーという枠組みをもはや遥かに超えてしまい、音楽・・・いやメディアの新たな方向性を
     見出し、さらに発展を続けるiPodというエポックメイキングに感謝!
                  

               なんまいだあ〜

               


★ DIE HARD Theaterのレイアウト

 



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