4年目の学校図書館1泊研修会カウンター編
  夏の定番となった研修会も今年で4回目を迎え,今年は画期的なことに,長崎市教育委員会主催の学校司書研修会とタイアップして行われました。学校司書研修会の講師が研究所の講師,つまり平湯先生なので便乗したというカタチです。
 参加者は長崎市内の小中学校の学校司書さんたち約30名と長崎市教育委員会の方,遠くは鹿児島など県内外各地から集まった学校図書館に関わる方々,庁務員さんなど,およそ50名が長崎市立桜馬場中学校に集まりました。 
 今回のメインはなんといってもカウンターの大改造でした。
 改造前までは5つのパーツでできたカウンターテーブルを金属の引っかけタボで直角に囲んだ一般的なもの。高さはおよそ80cmでした。平湯先生曰く「ここには来るな!というようなバリケードカウンター」です。  
ひっくり返し,かさ上げしている袴のネジを外し,ボンド付けしてあったものを力で外します。
 2つの四角いカウンターテーブルの間に45度の角度をつけて,板をぴったり合うようにつなげます。板は市の農林課が活用を勧めている間伐材を利用しています。庁務員さんの職人技で凹凸がないように美しく仕上げられました。 
 できあがったカウンターは,10cmほど低く,人が集まりやすい高さです。また,カウンターに座っている人がどの方向も見渡せて,利用者に対してそっぽを向かない作りに変身しました。本当なら,平湯モデルのバナナカウンターがいいのですが,今使っているものでも思い切って作り替えると素敵になるということを教えて頂きました。「人は誰もが優しさを求めています。丸い形は優しいのです。」平湯哲学です。