新上五島町立中央図書館 新魚目分館
新上五島の町立図書館は1つの中央図書館と4つの分館があります。そのなかの1つ「新魚目分館」は小学校の校舎の1階にあり,条例上は公共図書館の分館で,小学校の学校図書館と兼用になっています。 
平成22年4月から平成26年3月までの4年間,私が勤務していた小学校です。4年間で副館長さんが3回代わり,司書さんも3回変わりました。司書さんたちとたびたび『ビフォー・アフター』をやってきましたが,この3月に工事があり,夏休みに訪問した際には大きく変わっていました。
平成26年4月より,多くの一般利用者が要望していた図書館用の入り口が完成。それまで利用者は,学校の玄関から入り,児童と同じように校舎の廊下側の入り口から入っていました。「平日の学校の玄関は敷居が高くて入りづらい」と言われていた利用者も,気軽に来られているようです。入ってすぐ見えるところには,話題の小説や地域のイベント情報が飾られています。 
学校関係者や児童は校舎の1階廊下のつきあたりにある入口から入ってきます。入ってすぐ見えるところには,雑誌架と,児童用のおすすめの本コーナー,新刊コーナーがあります。正面はカウンターです。 
今まで高書架で塞がれていた図書館とパソコン室の引き戸が,配置を換え,行き来できるようになりました。一般の方の利用は現在できない状態ですが,授業で調べ学習を行うときには,パソコンと図書館の本両方で調べられるようになっています。パソコン室側の後ろのスペースに児童用の0類〜3類が置いてあります。
 一般向けの0類〜3類は分けて置いてあります。4類は多いのでメディカル関係だけを,5類は暮らしに関係ある物は一般向けに,それ以外の4類〜8類は一般向けと児童向けを分けずに混配してあります。
  
一般の文学は隣の部屋にあり,「ふるさと資料室」と区切って使われています。「ふるさと資料室」に面している書架には,郷土史料が置かれています。世界遺産候補の教会を建てた地元の偉人,鉄川与助さん。魚目小学校も改築前の校舎は与助さんが建てたものでした。 その校舎で使われていた戸や窓など,いろんな物が飾られています。