長崎県 朝の読書連絡会
第14回 総会・研究交流会


2016/06/25(土)諫早市立図書館視聴覚ホールで「朝の読書連絡会」総会・研究交流会が行われました。今年の参加者はおよそ30名。今までとは少しやり方をかえて,総会のあとに,井手良平さんの講演会がありました。開始から終了までの5時間はとても充実したものになりました。
 会長である久間先生の「朝の読書」の実施状況を取り巻く学校教育の問題や,事務局長の中島先生が語られた,新しい教育観の中での読書の意義や価値を再認識する必要性など,「朝の読書連絡会」の会員でありながら,考えさせられることがたくさんありました。
 総会の後は,本のソムリエ・井手良平さんの講演でした。長崎市の浜の町にある老舗の本屋には,「本のソムリエ 井手良平氏のおすすめ本」コーナーがあり,“普段,自分では手に取らない本でも,井手さんにすすめられると読みたくなってしまう”という魅力的な魔法が使えるお方です。今回紹介していただいた本も,全部読みたくなりました。
 午後からは,学校図書館を生業としている私たちも,「児童・生徒に是非本を読んで元気になってもらいたい」そんな思いで,はぼ参加者全員が井出さんに質問をしました(名司会者のおかげでもありますが)井出さんの答えはとても深く,30代前半とは思えないほどしっかりされています。やはり,たくさん本を読んでいる方は違います。私が大好きな児童文学の岡田淳さんの『ようこそ,おまけの時間に』や,森絵都さんの『カラフル』は,こんな風に紹介すれば読みたくなるよね〜と感心することしきりでした。今回学んだことを熱が冷めないうちに実践したいと思います。