無下(むげ)
この片隅で あなたを待つ
多分 わかっていると思うんだけれど
すれ違う人の波に あなたを見たとき
見間違いかな?なんて 思ったものでした
視線をはぐらかされてしまって
多分 わかっていると思うんだけれど
あなたの視線の向こうがわに そう その向こうに
誰かいるのかな?なんて 恐かったりしました
この片隅で あなたを待ち
多分 わかるように手を振って見せるんだけど
あなたは見なかったように 通りすぎたんで
僕は人間じゃないのかな? なんて 嫌悪しました
あなたの幸福を願うような そんなできた人間じゃない
愛を乞うと 愛を得ることができるんですか
それは憐れみです 愛じゃない
道化師になれと あなたは言うのですか
彼方に見える 明るい未来
それは幻想で 蜃気楼で 束の間の白昼夢で
あったことを そのことを
あなたから知らされるなんて
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