五福・閻魔像(2011.3.13)

東日本大震災が、3月11日に発生した。
津波の映像、原発事故の影響拡大・・・
テレビを見るのも辛いので、不謹慎だが出かけることにした。

本来であれば、熊本県は九州新幹線全線開業で盛り上がるはずだったが・・・
土日のイベントは、全て自粛。
未曾有の大参事の直後だから、仕方ない。

熊本に来て以来、何かあったら参拝している健軍神社。
祈っても仕方ないが、これ以上の被害が出ないことを祈願した。
同じような気持ちの人が多いのか、たくさんの人が来ていた。

健軍神社の参道に、西南戦争の熊本隊出陣の碑が立っていた。

池辺吉十郎が率いた熊本隊。
後に、濟々黌高校を創設する佐々友房も熊本隊一番小隊長として従軍した。

電車に乗って、熊本駅へ。
新幹線開業で賑わってはいたが、津波警報により在来線が運休。
人出は少なかった。

この後、どうなるのだろうか・・・
消費活動を自粛したら、日本全体が沈没してしまう。
新幹線開業を起爆剤としなければならない。

落ち着かない気持ちのまま、駅周辺を散策。
事前に、五福まちづくり交流センターに閻魔像があるという情報を得ていた。
それを見に行くことにした。

閻魔像。
活人形師として有名な松本喜三郎の作である。

この地域は、まちづくりに熱心なようだ。

顔がリアルで怖い。
この地区では8月16日に閻魔祭りをやっているそうだ。

おてもやんの作詞作曲をしたといわれる永田イネの像。
米屋町出身の熊本を代表する女芸人とのこと。

新町古町地区は、本当に奥が深い。
JRの線路はあるが、妙永寺なども含めて、まちあるきが出来れば幅が広がる。
熊本駅から中心部をつなぐ部分なので、ここを活性化することが必須であろう。

大震災による気持ちの落ち込みは否めないが、いつまでもそうは言っていられない。
振興の仕事に就いているのだから、自分が出来ることを頑張ろう。
閻魔様の顔を見ると、そう言われているような気がした。

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