宇土桜・舞鴫・松合・船場橋(2011.4.6)

職場の人から、熊本の花見スポットを教えてもらった。
すごく良かったという話だったので、わざわざ年休をとって行くことにした。

その場所は、熊本県宇土市の「立岡自然公園」。

ゴルフ場の近くだと聞いていたが、道に迷ってしまった。

ここは、当尾小学校?
国道3号を南下しすぎて、誤って国道218号に入ってしまった。

道を間違えたが、ここも溜池などがあって、景色の良い場所であった。

国道218号を国道3号には戻らず、東へ向かい県道313号線へ。
その後、国道266号を西へ戻ると「立岡自然公園」の看板が見えてくる。

指示のとおりに細い道を進むと、文化財を発見。

三日の六地蔵。
地蔵菩薩は、六道に迷う人々を導く存在。
道に迷った人を導く導租神としての役割を持つようになり、当時の交差点や集落の出入口に建てられた。
これは、1482年に建てられたものだとのこと。

しばらく車を走らせると、目的地である立岡自然公園に到着。

平日にも関わらず、多くの人が来ていた。
駐車場は、満車状態!
年休を取って良かった。

2つの大きな池があり、その縁に沿って桜が植えられている。

立岡池と花園池。

立岡池は、加藤清正が陣頭指揮をして築造した灌漑池という。

花園池は、庄屋久保桂助が築造した灌漑池。

雲仙普賢岳が見える。

桜並木が果てしなく続いている。

ここは、熊本のみならず、九州を代表する桜の名所だと思う。

丘の上に住宅団地がある。

桜と池を眺めることが出来るので、羨ましいなと思った。
しかし、春は良いが、他の季節はどうなのだろうか・・・
夜も暗そうだし・・・

桜が満開。
一番、良い日かもしれない。

釣り人がたくさん。

桜の道。

桜のカーテン。

老人ホームからも多くの人が花見に訪れていた。

我々も、この桜の近くで、おにぎりを食べた。

国道3号が見えた。

どうやら、かなり遠回りしたようだ。
後で確認したら、国道3号からも公園が見えた。
案内表示もあったのだが、見づらい場所にあり、気付かなかった・・・

熊本での桜もこれが最後かな・・・

最後に、こういう素晴らしい場所に来ることが出来て良かった。

名残惜しいが、満開の花見を終えて、次の場所へ行くことにしよう。

立岡自然公園の近くにある楢崎古墳。
鬱蒼としていたので、ここには寄らなかった。

さて、次の目的地は、舞鴫文殊堂。

その前に、アグリパーク豊野で休憩。
道の駅のような物産直売所だが、裏手に広い公園があった。

アグリパーク豊野から見た誉ヶ丘公園。
ここにも溜池があり、桜がたくさん咲いていた。

アグリパーク豊野。
平日なので、お客さんは少なかった。

舞鴫文殊堂に行くために、国道218号から県道32号を南下。
すると、竹崎季長の墓の案内を発見!

墓があることは知っていたが、辺鄙な場所だと思い、調べてなかった。
せっかく近くまで来ているので、行ってみることにした。

細い道を進み、ようやく到着。
車を脇に停めて、いざ竹崎季長の墓へ向かう。

竹崎季長の墓。
意外と、普通の墓だった。

言わずと知れた元寇で活躍した九州の武将。
自らの武功を証明するために蒙古襲来絵詞を描かせて、恩賞を受けた。
蒙古襲来絵詞は、当時の元軍の様子を描いた歴史的にも貴重な資料である。

墓がある海東平原公園。
東郷平八郎の書による碑があるというが、この碑がそうだろうか・・・
疲れていたので、階段は上らなかった。

塔福寺にも行きたかったが、場所が分からず・・・
当初の目的地であった舞鴫文殊堂へ行くことにした。

県道32号線から県道105号線へ入ると、文殊堂の幟や灯籠などが見えてきた。
かなり信仰を集めているようだ。
どんなところなのか、期待が高まる。

道の脇に車を停めて、舞鴫文殊堂への坂道を上る。
澤田常八翁の碑。
地元で活躍した政治家のようだ。

坂道沿いには、石垣が積まれている。

坂を上から見下ろす。
地元の人により参道は綺麗に保たれている。

文殊堂に着いた。
ここの桜も美しく見事。

舞鴫文殊堂。
見た感じは、普通の神社だ。

神社の裏手には、昔の田園風景が残っている。

加藤清正公の朝鮮出兵に従軍した舞鴫の郷士が、朝鮮京畿道の文殊菩薩を勧請して祀ったとのこと。

夕方の地元ニュースで、ここが放送されたのを見て、行ってみたいと思っていた。
そのときは、文殊堂のお祭りがあっており、地元の人がたくさん集まっていた。
分かりづらい場所にあるが、受験の前などには、合格祈願で多くの人が参拝するそうだ。

舞鴫文殊堂を後にして、松合の白壁土蔵群に向かう。

途中、海東神社があった。
「生姜の神様」という表示があったので、寄ってみることにした。

寄ってみたものの、生姜の神様を示すものは、何もなかった。

結局のところ、普通の神社だった。

しばらく車を走らせて、国道266号を三角方面へ進む。
立派な水門施設があるところが、松合地区だ。

松合地区は、江戸時代から明治時代にかけて、交易港として栄えた。

火事が頻発したため、明治30年代に土蔵や白壁の家を建造したそうだ。

ここには、ビジターセンターと郷土資料館がある。
郷土資料館には、かつて栄えたころの松合地区の資料が展示されており、興味深かった。

白壁土蔵は、かなり広い範囲に分布している。
松合地区は、味噌や醤油の醸造で栄えたそうだ。

毎月第3日曜日には、朝市が開かれている。

映画「リング」に出てくる貞子のモデルになった、御船千鶴子は、ここの出身。
墓が近くにあるそうだ。
荒尾の万田坑を発見するなど、透視能力で話題になるも、新聞などで非難され、自殺した。
郷土資料館でも新聞記事などが展示されている。

古い石橋。

平成11年9月24日、松合地区は高潮の被害を受けた。
台風18号による高潮で、12名の死者を出した。

郷土資料館の人によると、高潮は、東日本大震災での津波のようだったとのこと。

海水の勢いはすごく、あっと言う間に、天井まで達したそうだ。

東日本大震災から1ヶ月経っていなかったので、高潮の話が非常にリアルなものに感じた。

帰りに、宇土市内の「船場橋」に寄った。

宇土市の中心商店街にあるのだが、ちょっと奥まっていて分かりづらい場所にある。

橋には、地元でとれる馬門石が使われている。

ここには、以前、職場の上司と一緒に来たことがあった。
その際、雰囲気が良かったので、ぜひ嫁に見せておきたかった。

この橋の周りだけ、江戸時代にタイムスリップしたようだ。
橋の近くには、駐車場がないので、近くのスーパーに停めてから散策した。
宇土の商店街は、郊外にできた大型複合店舗の影響を受けているものの、まだまだ元気。
ケーキ屋さんも本屋さんもスーパーもある。
大型資本に負けず、頑張って欲しいものだ。

今日は、花見から墓参、文殊堂に土蔵群、宇土の商店街など、忙しい一日だった。
年休をとったのは、少し申し訳ない気もしたが、観光地を見て回るのも立派な仕事だ。

立岡自然公園は、長崎に帰ってからも訪れたいと思う。
それほど、素晴らしい花見スポットだった。

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