戸馳島(2011.5.4)

ゴールデンウィークで、晴天。
どこか人が少ないところに行こうと思い、昔から行きたかった戸馳島へ。
橋は架かっているものの、立派な「島」。
いつも渡ってみたいと思っていたが、用事もないので行かなかった。
今なら、フラワーフェスタが開催中。

まずは、戸馳島に行く前に、「にらめんこ」を買いに御船町へ。
以前、食べた味を忘れきれず、買ってから行くことにした。

しかし、「にらめんこ」は御船町ではなく、甲佐町だった・・・
結局、場所が分からず、そのまま戸馳島へ行くことにした。


ここは、御船町にある熊本県庁跡。
西南戦争の際に、2日だけ引っ越ししたそうだ。

国道266号を天草方面へ走ると、三角港の手前で橋が見えてくる。

戸馳大橋だ。

2車線あるが、ちょっと狭い。
いよいよ上陸!?

橋を渡り案内板に従って、「戸馳花の学校」へ向かう。
島の東側にある。

島内の道は車線がないところもあるが、比較的広い。

10分ほどで、到着。
みすみフラワーアイランド。
フラワーフェスティバルの開催地だ。

入場券を買って、入場。
300円も取られてしまった。

公園というよりも花の栽培をしている畑のようだ。

ゴールデンウィークだというのに、人が少ない・・・

この建物内では、ランの販売をしていた。
市場よりも安価でランを購入できるようだ。
ここには、多くの人が訪れていた。

併設された温室では、熱帯の植物が栽培されている。
バナナなどがあった。

ランが綺麗。

園内には、ビニールハウスが、たくさん並んでいる。
その中では、ランが栽培されていた。

これだけ多く並ぶと、圧巻だ。
売り物を栽培しているところなので、ゆっくり見る雰囲気ではなかった。

お金を払った割には、残念なことに職員さんの愛想が悪かった。
観光地のことを尋ねても、分からないし・・・
ちょっと待ってくれと言われて待てば、結局、そのまま放ったらかし。
島だからとはいえ、これで良いのだろうか・・・??
無料であれば、仕方ないと思うが・・・
今のままでは、入場料を取る価値があるとは言えない。

辛口となったが、島の目玉施設なのだから、もっと自覚が欲しいところ。
これだけのランを見られる場所は貴重なのだから、もったいない。

みすみフラワーアイランドを後にして、戸馳島を観光することに。

近くにある戸馳神社。

戸馳神社の境内。

この島は、周囲16.5km、人口は1220人とのこと。

戸馳神社の仁王像。

戸馳島では、洋ランの他、オンシジューム・シンビジューム、カスミ草などの花卉栽培が盛ん。
プリティーレディーミスミというオリジナル品種の開発にも取り組んでいる。
また、デコポンも栽培している。

魚介類では、このしろやアサリ、コウイカが獲れるとのこと。

戸馳神社のすぐ傍にある若宮海水浴場。

砂浜の長さは、300m。
シャワー棟などの施設も整っている。

ここだけ見ると、ちょっとしたリゾート地のようだ。
見える建物は、東海大学不知火センター。

若宮キャンプ場。
綺麗に整備されたところで、多くの人がバーベキューをしていた。

島の中央部にある耕作地。
ここは、江戸時代の干拓地であるとのこと。
昔は、2つの島だったが、干拓により1つの島になったそうだ。

漁港と神社。

この先に行くと、戸馳島灯台がある。
しかし、車を停めて、歩いて行かなければならない。
それも干潮時しか行けない。
今回は、断念した。

明治31年に三角港の開港とともに点灯を開始したとのこと。

戸馳稲荷神社。

最初に見た戸馳神社より大きな神社だ。
戸馳神社の近くに、本村菅原神社もあったそうだが、気付かなかった。
二つに割れた大きな石がご神体だったとのこと。
行けば良かった・・・

戸馳稲荷神社は車窓から見ただけ。
お腹が空いているので、先を急いだ。

戸馳島を後にして、天草へ。

以前、出張で寄った食堂で昼食をとることにした。

大矢野島にある「大空食堂」。

ゴールデンウィークだったが、閉まってなくて良かった。
県内外から、お客さんがたくさん食べに来ていた。

ちゃんぽん専門店。

これが普通のちゃんぽん。
海老が数えきれないくらい入っている。
野菜もたっぷり。
スープはあっさりだが、とっても美味。

「ちゃんぽん」の本場長崎市出身の者が言うのだから、間違いなし。

店の前にあった恵比須さん。

再び、三角方面へ戻る。
みすみフィッシャーマンズワーフ「ラ・ガール」。

甲イカだ。
美味しそうだ。

海のピラミッド。
以前は、船のターミナルだったが、今は何も使われていない。
たまに、ライブハウスになるようだが・・・
よく分からない。

海のピラミッドを登った。

ここは、JR三角駅。

右に見える灯台のある島は、寺島。
戸馳島の灯台が「白灯台」と呼ばれるのに対し、寺島灯台は「黒灯台」と呼ばれている。

奥にある島は、大矢野島と維和島。

寺島。

黒灯台だが、白い。
戦前までは、黒く塗られていたそうだ。

無人島であるとのこと。

戸馳島の端。
この辺りに、三角港とを結ぶ定期船があると聞いたが、どこだろうか・・・

ちょうど定期船を発見!?

戸馳の渡しのある風景は、麦焼酎「二階堂」のCMに使われたそうだ。

砂地のところに着き、数人が船から降りた。
船好きとしては、乗っておきたいところだ。
かなり、レアな体験になるのではなかろうか。

戸馳島とは橋が架かっているものの、まだ、船が就航している。
利用する人が多いのだろう。不思議だ。

三角港を発着する船は年々減り、今は少ししかない。
本渡港と棚底港、そして、この戸馳島くらいか。
昔は、島原〜三角航路もあったのだが、2006年に廃止となっている。

しかし、平成23年秋に「大人の乗客」をターゲットにして、観光特急列車を走らせるとのこと。
その名も「A列車で行こう」。
「A」には、「アダルト」「天草」の意味があるそうだ。
寂しくなった三角駅周辺も少しは賑わいを取り戻せるのではなかろうか。
どう観光客を留めるかは、地元の頑張り次第。
観光列車には乗ったことがないので、楽しみだ。

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