未熟故、言葉が足らず。未熟故、表現に不手際もあり。
時に、誤解を招く表現もあれど、本人に悪意はありませぬ。
店主:ten.の
日々雑感
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20171231
「いつの間にか大晦日になっている....」まだ年賀ハガキの宛名書きを行っている大晦日です。年末の慌しさも本日まで。もうすぐ新しい年が始まります。新年はカレンダーどおり1月4日から仕事となっております。さて恒例の「今年を振り返る日々雑感」のコーナーです。とりあえず1月は気持ちが落ち気味でしたがcube1350の6×30ファインダーの台座を工作しました。TOPリング近くには重量のあるものを取り付けたくないという考えから、純正の鋳物ファインダー脚を使わず、アルミ角パイプなど使って超軽量なファインダー脚を作りました。このファインダーは2月に開催された新年耐寒なべ会(19回目)において、コアなメンバーの皆さんに検証をいただき一定の評価をいただけました。耐寒なべ会では2016年末に入手しておいた「B6君」なるコンパクト焚き火台の初火入れも出来て、畳むと10mm程度と携帯にも便利で、年間を通して活躍した機材となりました。3月には見当たらなかった「スコヤ」を発見できたので、4月以降から工作しようとしていたcube1350専用三脚の着手ができました。また、cube1350接眼部も光路調整のために若干の部品変更を行い、所有する全ての接眼レンズが使用可能になった事で、スタパー「春の大観望会」も不具合の少ない状態で観望ができたのが幸いでした。ただ、ten.自身がスタパー春の大観望会以降、5月あたりからパタリと出撃できず、悶々とした状態で6月の梅雨入りを迎えました。この間、パッと出せる機材として「H型赤道儀+フィールドスコープ」の組み合わせはどうだろう?と思っているうちに機材を組み上げること無く7月29日にはスターパーティーin白木峰を迎えてしまいました。スタパーではcube1350の組み上げに興味を抱いていただく人がいて....これはお笑いネタとしてこれからも引っ張ります。アメリカでの皆既日食の話題が沸騰した8月ですが、ten.自身はスケジュールの調整が出来なかったので周囲の友人らを見送り(送り出し)して当地の天候が良くなるように祈る毎日でした。結果的には、こちらの友人らが行ったアメリカ横断皆既日食は良く晴れて素晴らしい光景を見られたようで良かったです。9月には佐賀県立宇宙科学館「ゆめぎんが」での「天文祭」や10月1日に佐賀市で開催された「全国天文愛好者交流会」への参加をして多くの方々との交流を図りました。ten.的には夏頃から工作を加速させたcube1350専用三脚が9月末に完成したのが大きな出来事です。超軽量でありながらcube1350を支えるに充分な強度になったのと、撤収時には鏡筒のトラスフレームを収納する場所として運搬を楽にする大切な機材として設計しただけに上手く収納できて嬉しさ100%です(汗)。この三脚をスタパー「秋の大観望会」でのお披露目を計画していたのですが、残念ながら悪天候に阻まれて組み立てる事ができませんでした。この他、cube1350関連の工作としては11月中旬に「接眼レンズトレイ」が完成(ニスは未塗装)しまして、更に12月にはTOPリングの遮光フードの作り直しやトラスフレームカバーも出来上がり、本体との接続確認も上々でした。このように2017年はcube1350(13cm F5反射経緯台)の工作関連ばかりで星空を堪能する機会は少なかったのですけど、本日、何とか無事に大晦日を迎えて、この日々雑感とともに2017年が終わります。今年一年、てきとーな拙HP「喫茶ten.」へのご来店、いつもありがとうございます。みなさま良い年をお迎えください。店主ten. (2017.12.31 177768)
20171229
本日でお仕事納まりました。というか、既に午前中には終わってしまったのでお昼前からお外で珈琲とお昼ご飯をして帰宅しました。ゆったりとイスに座って何もせず....とにかくぼぉーっと音楽を聴きながら眼を閉じて....お昼寝してしまいました。オーバーパンツとダウンジャケットと炭を熾したB6君のお陰で寒くはありませんでした。時間があればcube1350を組み上げて調整をしたかったのですが、こちらは叶わずでした。さてと....明日は年賀状を書かなきゃー!!(汗)
20171228
今年も残りわずかになってまいりました。工作関係のやり残しがありますが年末のあれこれに忙殺されておりますので華麗にスルーしております(笑)。「SP赤道儀の赤緯上端にアリミゾを取り付けるプロジェクト」や「cube1350へ部品取り付けプロジェクト」とか「接眼レンズトレイのニス塗装」をスルー....なんとか先日「cube1350遮光フード作り直し」と「トラスフレームカバー」が出来たくらいで、微々たる進捗状況であります。あと....俺、何をしたいんだっけ?(自問)
20171227
BOX−DOB1580の焦点距離は1200mm。それ以外の望遠鏡は屈折も反射も比較的短焦点なので、組み合わせる接眼レンズの倍率が全く違います。短焦点の望遠鏡だと低倍率側はよりどりみどりに選べますが、高倍率側が苦手です。BOX−DOB1580の低倍率側は30mmの接眼レンズを使用して40倍なので、まあ我慢できるくらいの低倍率ですし、高倍率側は大体160倍をメインに、風が弱ければ200倍、240倍を使える接眼レンズも所有しています。BD1580はどの倍率でも使えるので良いのですが、問題は短焦点アポ屈折とcube1350の高倍率側が不足しています。来年は火星大接近の年なので、そのあたりを踏まえて高倍率側の運用を考えなきゃですね。現在のところ、短焦点アポ屈折に×2バローレンズを入れてOr9mmで150倍程度と言うのが現実的なのですが、出来ればもうちょっと倍率が欲しいところ....(と、妄想だけはボヤいておきます。笑)
20171226
帰宅してグッタリ。自家用車を自宅前の駐車場へ停車し、ふと見上げると雲の間から上弦の月が見えていました。「これを望遠鏡で見るといいんだけどなぁ....。」と思いつつも、そのままフラフラと自宅へ吸い込まれていきました。この時期はどうにもテンションが上がらないのは仕方の無いことなのかなぁ。(涙)
20171225
日々雑感20171221にて記載していた「トラスフレームカバー」をcube1350本体へ収納する仮置場としてミラーBOXとロッカーの隙間に挟み込んでいましたが、トラスフレームカバーのはみ出しをカットする事で良い雰囲気で収納できまして、無事に正式納場所として決定いたしました。今回のトラスフレームカバー完成でcube1350の工作はずいぶん進みまして....いや、思いつくままに装飾してしまいまして、全体的なイメージはTOPリングの赤と黄色の遮光フードとトラスフレームカバーにcube1350のステッカーが貼られて....さらに「カレーメシ」っぽい望遠鏡になりました....。(笑)
20171224
初めての双眼鏡へのハードル、その3は「アイレリーフ」です。眼鏡をかけている人であれば意識すべき項目ですが、光学機器に対して予備知識が全く無い人に「アイレリーフが....」と説明しても「???」となること必至です(苦笑)。アイレンズと眼の距離が適切かどうかは眼鏡をかけているか掛けていないか、の判断で良いと思います。最近は見口アイカップが回転スライド式になっているものが多く、「裸眼で見る人はアイカップを出して、眼鏡を使う人にはアイカップを下げてくださいねっ♪」とザックリとした説明をして、「微妙に調整すると僅かに良くなる場合もあるのでこれが最良と思わずに自分に合わせてくださいね。」と続けました。双眼鏡って、人それぞれの「感覚の機器」なので横に居る人が何も出来ないんですけど、少しでも良い状態で見られるアドバイス的なお話を出来るのは私たち双眼鏡を使ってきた人たちだと思います。せっかく購入した双眼鏡が使いこなせなくてお蔵入りにならないように頑張らなきゃですねー。(頑張りすぎてウザくならないようにも注意です。苦笑)
20171223
初めての双眼鏡を持ったとき、若干のハードル....その2は「眼幅」です。一般的に双眼鏡は中心軸を折り曲げるようにして眼幅を変える事ができます。眼幅も人それぞれなので、教えようとする人が外から見ても眼幅が合っているかどうか分かりません。その上、昨日話題にしたように「つまむように恐々と」持つのですから眼と双眼鏡の位置が揺れて正しい眼幅にしにくいのだと思います。しっかり握って接眼見口に「眼をピッタリと付けて」両目とも視野に光が広がるように見えるように眼幅を見つけることができれば良いのですが....こればかりは使っている本人さんしか分からないのがツラいっす!
20171222
星を見る道具として双眼鏡をお奨めいたしますが、初めて双眼鏡を使う人は最初から使えるか?というとほんの少しだけ使い方のレクチャーが必要ので要注意なのです。若干のハードルを越えると大丈夫なのですが、その若干のハードルというのが「持ち方・眼幅・アイレリーフ・ピント(視度調整)」の4点です。双眼鏡を所有して普段から使っている人なら無意識のうちに(?)そのハードルを越えて使っているのでしょうけど、それが故に4点のハードルの高さを意識する事は少ないのだと思います。昨日、ten.を介して双眼鏡を購入なさった方へ到着した双眼鏡を納品に行きました。もちろん小一時間かけて使い方のレクチャーもいたしました。先の4点はその時の気付きです。初めて双眼鏡を持った人の特徴として握るというよりも「恐々とつまむように」保持する事があります。がっつりと握って良いのですよと促しても恐々とつまむように見ているので眼幅も合わず、視野がブラックアウトしている事が多いように思います。特にダハプリズムの双眼鏡は細身で持ちやすいイメージがありますが、恐々と持つ人はチョイとつまむように持つ傾向があるのが新たな発見でした。(明日もこの話題を続けます。)
20171221
TOPリング遮光フードとトラスフレームカバーを作ったので、早速cube1350を組み上げて取り付けてみました。TOPリング遮光フードは前作の物から寸法取りをしているので大きな不具合はなく、無事に装着確認ができました。ヨレヨレシワシワになってしまった初代フードとは違って「パリッ!」とした雰囲気で....(初代フードも最初はこうだったのに...)と手に残る初代フードをマジマジと見つめてしまいました。とりあえず初代フード、お疲れ様。このフード、「何だか別なイメージが湧くなぁ....」と思っていたところ、思い浮かびました!日清の「カレーメシ」なるインスタントフードの色づかいに似ています。早速、フードをカレーメシのカップに巻きつけてみたところ....「そのまんまやん....もう、フードがカレーメシにしか見えない....」状態になってしまいました(笑)。まあ、フードはそんな感じで良いとして、もう一つ作ったトラフフレームカバーもcube1350に装着してみました。こちらの方は採寸を少し勘違いしていたのか僅かに(2mmほど)考えていた雰囲気とは違う大きさになっていました。実際に取り付けてみても大きな問題はなかったので暫くはこのまま使ってみようと思っています。トラスフレームカバーについては、装着方法や装着時の不具合確認と収納場所の確保が今後の課題です。当面の収納場所についてはcube1350のミラーBOXとロッカーの隙間に挟み込んでいます。若干のはみ出しがありますので、それに合わせて小さく切り取るか、別な場所への収納を考えることになります。その前に、今回工作したTOPリング遮光フードとトラスフレームカバーが有効に作用しているかの実地検証(観望時検証)が必要なんですけど....ほんと、星を見に行きたいわ....。(泣)
20171220
懸案のカッティングシートを入手していたので、やっとのことcube1350TOPリングの遮光フードを作りました。今回は、やっつけ仕事ではなく、可能な限り用意周到な工作(笑)をいたしました。予め、TOPリングの光路径とほぼ同じ円筒を準備し、黒画用紙を軽く貼り付けてからカッティングシートを貼付。更にcube1350ステッカーを貼付して、その上から透明シートを貼付という4行程をこなしました。薄いシートを重ねて貼りましたが、使用する直径で貼り重ねていく事で形良いフードになりました。これから使ううちにだんだんとヘタレていくのでしょうけど前作のようなヘタリ方にはならないのではと考えています。その他、トラスフレーム部分の覆いになるような形でカッティングシート工作も行いました。これはまだ実際に望遠鏡へ取り付けていない未検証状態です。一度、取り付けてから不具合も見つけなきゃですわ。
20171219
ビンボーなten.は良く100円均一SHOPを利用しますが、偶に「え?これがこの店に?」と思うような商品に出会います。昨日、100均SHOP「DAISO」へ行ったのですが、お金が無いのに1080円も使ってしまいました。購入したのは取っ手が畳めるステンレスのフォールディングマグカップやキーボードを照らすちょっとした灯りフレキシブルLEDライトにfam付録のミニ焚き火台入れに丁度良さそうな小物入れなど普段から見ているものばかりでしたが、1点で300円と500円というちょっと高額な商品も購入してしまいました。双方ともウェブで評判のものでして、「どれどれ、このビンボーな私が人柱になってやろうか。」と思った物です。まず300円の商品は「3W×2USBスピーカー」です。これがまたten.のようなヘタレた耳であれば充分な音量と音質でした。PC用のUSBスピーカーは大きめでもうちょっと高価(600円くらい?)だし、60mm立方ほどの大きさなので邪魔にもなりません(音質とスピーカーの大きさは密接な関係があるようですが....気にしません。笑)。そしてもう1点の500円商品は「モバイルバッテリー(3000mAh)」です。ちょうどスマートフォンとほぼ変わらない大きさで、厚さも10mm弱と薄いので携帯にも便利です。実はちょっと前から使っていたモバイルバッテリーを失くしてしまい、買うか買わないか悩んでいたのです。買わなければ不便だし、買うなら容量の大きなものは高いし、コンビで販売している物も2〜3000円するものばかりだし....。と思っていたところへ「DAISO=500円モバイルバッテリー」の噂を入手していたのであります。「本当に3000mAhの容量って本当か?」「過熱して発火しないのか?」といった心配もあります。充電や放電中は机の上で行うなど、なるべくポケットなどに入れず目の届くところで使用していこうと考えていますが、ま、緊急時の充電用ですから性能を求めない等、そこが安価ゆえの割り切りになるのかなぁ....。今回のDAISOでのお買い物で、野外で音楽を聞きながら(USBスピーカー)、珈琲を淹れる時の灯り(フレキシブルLEDライト)を使えて、充電が必要な時には(必要最小限でも)給電できる。そういった商品が1000円程度で揃う時代って凄いなぁ。
20171218
帰宅前にホームセンターへ立ち寄りまして、懸案の「カッティングシート」を購入しました。もちろんcube1350TOPリングの遮光フードを作る材料になります。完成して2年が経過し、TOPリングのフードがくたびれてしまっているのを作り直すだけの事ですが、単に作るだけだとおそらくまた2年後には作り直しになります。前回のフードは所謂「やっつけ仕事」で作ったのと収納場所も定まっていなかった事から、収納時の折り曲げや作り方で「曲がりを生じやすい」状態になっていたのが2年という短命になった原因だと考えています。よって、今回の工作では作り方や収納場所を若干変えていこうと思っております。さらに....久し振りに....「せっかくカッティングシートを購入するのだから....」予定の倍の面積を購入しまして、こちらは(既に採寸は済み)ミラーBOX上のトラスフレーム部分にもシートを設置しようと考えています。こちらはどちらかと言うと遮光のためというよりはミラーへの埃や夜露を少しでも避けたいというカバーの意味合いが大きいです。このフレームカバーが装着されると少しだけ雰囲気が変わるかなぁ。(汗)
20171217
せっかくの日曜日だったのに外の気温は6℃だったとか。最近、寒さに弱くて外にお出かけしたくない状態です。本来ならカッティングシートとか薄め液とかニスとかを買いにホームセンターへ行きたかったんですけど....寒いっすね(汗)。今の時期は望遠鏡の工作予定や調整も無く、天候も気温が低いのでニス塗装には不向きな時期であります。よくよく思い出してみると工作関係は「SP赤道儀の赤緯上端にアリミゾを取り付けるプロジェクト」や「cube1350へ部品取り付けプロジェクト」とか「接眼レンズトレイのニス塗装」とか「cube1350遮光フード作り直し」とか....あぁー、色々と思い出してみるとやらなきゃならない事がまだたくさんあるんだなぁ....。(大汗)
20171216
この時期、ネタが少なくなるのは仕方がありません。ここ数日の話題は「ふたご座流星群」でしたね。ten.自身は仕事からの帰宅後に寝落ちする毎日だったので見る事は出来ませんでしたが、ウェブ上のいろいろな所から「安定のふたご座流星群」「今年も出現数が多く、明るいものも多かった」とお聞きして、寒い中でも見に行く価値がある流星群だなぁと感じました(しかし私は寝落ち....苦笑)。では、次の大きな天文現象は何か?というと1月4日の「しぶんぎ座流星群」ですが....こちらは安定の寒さ....に加えて月齢の条件も良くないようです。やはり流星群の観望は寒くない夏のペルセがいいなぁ。
20171213
日々雑感の話題が屈折望遠鏡、ドブソニアン、双眼鏡と続きました。せっかくなのでもう一つ。んー、ザックリ言うと「単眼鏡」ですね。昨日話題にした双眼鏡にもいろいろあって、ストラップで首から下げて手持ちとして使う双眼鏡と重量があるのでカメラ三脚などに取り付けて使用する大き目の双眼鏡があります。双眼鏡は正立像ですし、三脚に取り付けた双眼鏡は見ている対象が固定されるので複数の人達で観望することができ便利です。これが大人ばかりの観望会だと良いのですが、大人も子供も入り混じっての観望会になると困った点が一つあります。それは眼幅です。特に子供さんたちは見えたのか見えていなかったのかが判りづらく、大人だと眼福が微妙に合っていないだけでも「良く見えない」と言われます。そういう事が続いたので、三脚に取り付ける機材を使う時には、思い切って双眼鏡ではなく「単眼」にするのも一つの割り切りだと考えまして、50mm〜80mm程度の正立単眼鏡を使う事が多くなりました。ten.の場合、クローズアップレンズを流用した塩ビパイプ望遠鏡に45度正立プリズムを取り付けて口径50mmの軽量な正立単眼鏡を使ったり、25倍のフィールドスコープを使ったりします。見口の高ささえ合わせれば眼幅の事を気にする事もなく、正立像なので感覚的にも「見たまま」の宇宙を楽しむことができます。正立単眼望遠鏡は口径80mm屈折望遠鏡のカテゴリーと被りそうな雰囲気もありますが、広視界・低倍率で軽量・短い鏡筒になる場合が多く、架台の選択肢が増え(カメラ三脚、軽量経緯台など)るので屈折望遠鏡とは別なカテゴリーの機材だと思いますが如何でしょうか?(苦笑)
20171212
一昨日は80mm屈折望遠鏡、昨日はドブソニアンの話題でした。そうなると今夜の話題は....双眼鏡の話を展開しなきゃでしょうねぇ(笑)。双眼鏡があるだけで星空観望はより楽しくなります。望遠鏡は無くとも双眼鏡があるだけで良い夜もありますし、望遠鏡がある夜でもファインディングの確認など双眼鏡は必要な事が多いです。「星空観望に使用する双眼鏡ってどの機種が良いの?」と聞かれると....一般的には手に持って疲れないくらいの「重量」で手ブレをしにくい「倍率」で、光を多く集めるための必要最小限の「口径」があることだと思います。その最大公約数的なスペックを購入できる予算の範囲で製品を選択していく訳ですが....これがまた多岐にわたるメーカーと機種があるものですから....凄く悩ましいんです。「具体的なお奨め製品ってどれですか?」なんて聞かれるともう大変!【倍率・口径・ダハ/ポロ・重量・好み】を事細かにお聞きして具体的な機種を絞っていきます。さらに困るのは「感覚」です。性能的には問題なくとも持った心地とか覗いた瞬間のファーストインプレッションも人それぞれ違うものですからさぁ大変!「この双眼鏡、凄く良い品物なんだけど....握った雰囲気が何か合わなくて....。」結局のところ、どの機種が良いとかは使う人の感覚に訴える物になるだけに、機種選定が非常に難しいのが双眼鏡なのだろうと思います。ん?ten.個人的にはどれが良いの?って?んんー、欲しいスペックや重量感とか言い出すと....そのような双眼鏡は発売されていませんってば。(大笑)
20171211
80mmクラスの屈折望遠鏡にドブソニアンと双眼鏡があれば大抵の事はできそうだと良く言われます。ten.自身もそう思います。その、大口径側にあたるドブソニアンを代表とする望遠鏡って、どのくらいの口径なら良いのでしょうね。友人のNinja320を触らせてもらって思うのは「この口径があれば大抵のものが見える」と思いますし、スタパーなどでそびえ立つNinja400を覗かせてもらうと系外銀河も良く見えますし、大口径の素晴らしさを堪能できると思います。では、ten.自身がそのクラスのドブソニアンを購入できるか?と聞かれれば....残念ながら「No」です。保管するスペースも無ければ購入する経済力もありませんです(汗)。今後、もしもBOX−DOB1580より大きいドブソニアンを所有するならば....20cm〜25cmあたりでコンパクトに収納できる物なら何とか出来そうなのですけどね。もちろん、購入など出来ませんから....(作るのか?いや、それも無理っぽい。汗)....夢だけにしておきます。(笑)
20171210
初心者向けの望遠鏡として「口径80mmクラスの屈折望遠鏡+経緯台」を推す事が多いと思います。代表的な機種を....と言われれば真っ先にビクセンの「ポルタ2−A80Mf」やスコープテックの「アトラス80」などが推し望遠鏡として出てきます。対物レンズはアクロマートでも80mmの口径であれば口径比を10前後にでき、鏡筒の長さも1m前後になるので扱いやすいものになります(口径120mmで口径比12とかだと長いし重くなって架台も選ばなきゃならなくなりますね)。ポルタA80Mfの焦点距離は910mm、アトラス80の焦点距離は1000mmですからアクロマートレンズと言えども無理の無い設計で良く見えるという定評もうなずけます。その口径80mm屈折経緯台のカテゴリーにまた新たな選択肢が見つかりました。先ずはそのお値段ですが、税別45,000円です。接眼レンズはOr14mmとOr6mmが付属し、倍率はそれぞれ57倍と133倍です。これならちょっとした天体も惑星も存分に楽しめると思います。気になる架台はウォームギヤによる全周微動とクランプによる粗動が出来ます。ファインダーはスコープテックのアトラス80と同様に覗き穴方式で感覚的に分かり易いと思います。光学式ファインダーが欲しくなった時にはオプションで6倍×30mmファインダーが6,000円で準備されています。肝心の鏡筒は口径80mm、焦点距離800mm(口径比10)なのでアトラス80とA80Mfよりも僅かに短く、口径比も性能を犠牲にしない範囲で短いので取り回しもし易いのでは?と考えます。「安心の日本製、岩手県花巻市にて熟練工により手作りで生産されています。」の文字が心を打ちます。タカハシ製品ではありませんが、スターベースオリジナルで販売開始だとの事。「STARBASE 80」という望遠鏡がひとつの選択肢になりますでしょうか?(鏡筒先端のフードデザインに食指が....笑)もうずいぶん前になりますが、某望遠鏡メーカーの人から「ten.君、初心者向けの望遠鏡ってどんなのがあれば薦め易い?口径とか値段とかちょっと聞いていいかな?」と言っていたのを思い出しました。この望遠鏡でやりたい事が出来たのかなぁ。
20171208
冒頭から....明日の日々雑感は職場の忘年会ですのでお休みします。まぁ、そういう時期ですわねぇ。ten.自身は自宅でお酒を飲むのは年に数度(片手で足りる)ほどしかありません。飲み会、特に職場の飲み会はどちらかというと苦手な方です。全く逆の事になりますが、友人や星空関係の人達と過ごす飲み会は大好きです。なので、お酒が好きというよりも、同好の人が好きなのでしょうね。そういう話はいいとして、「飲み会の夜は何故か晴れる」というジンクスもあります。晴れた夜に外出をするならば星を見に外出したいほうです。月が大きい夜でも、ジンクス通り飲み会の夜は晴れていた事が多く、「あー、良い月だなぁ。飲み会よりも望遠鏡で見たかった....」と思ってしまうので、もういっそのこと雨の方が気持ちは晴れるという天邪鬼っぷりです(笑)。さて、明日夜の天候はどうなるのでしょうか?こんなことを考えてテンションを上げている忘年会前夜でありました。
20171207
星空を見に行っていない中でcube1350の関連工作に没頭したのは良いんですけど、自分の機材(望遠鏡)を使っていないのは凄くもったいない....というか悔しいです。望遠鏡だけに限って言えば、cube1350だけでなく短焦点屈折も所有しているし、BOX−DOB1580もあるのに使っていないという事です。BOX−DOB1580に関してはおそらく丸3年以上組み上げられていないような気がします(日々雑感を遡ると2014年スタパー秋の大観望会以来、組み上げられていないようです)。来年の事を考えると、「2018年こそはBOX−DOB1580を組み上げて観望しよう」と考えている事もあります。そう、来年は火星の大接近の年になるからです。火星大接近をBD1580で見るのは来年の目標にしますね。
20171206
あ....やば....。2年ほど前のちょうどこの時期に「寝床に入ったten.の頭の中に「ふと」湧いたイメージが....。」というのがcube1350工作の発端でした。降って湧いたイメージが頭の中で少しずつ成長して望遠鏡として形になってしまいました。文頭の「あ....やば....。」と言うのは、ちょうど2年前と似たような感覚で(何かが)降ってきました。い、いかんですバイ、このままでは頭の中でイメージが進んでいきそうな悪寒(予感)がしたので....いっそのこと封印しておきましょう。(激汗)
20171205
今年の出撃回数を考えると、実際にガッツリと星を見て満足したという夜は2月24日の琴の尾岳と春スタパー、夏スタパーくらいかなぁと記憶を思い起こしています。昨日の日々雑感に「工作関係はずいぶんと進めた」旨の記述をしましたが、今年は例年に無く工作していたような気がします。「6×30ファインダー台座」「cube1350専用三脚」「接眼レンズトレイ(未塗装)」と、2015年末にcube1350本体が完成してからというもの、本体周辺のオプション(?)機材を充実させる1年だったように思います。ひょっとすると「出撃できないストレスを工作でストレス発散させていた」のかもしれません(笑)。工作と言っても部材をトンテンカン☆と釘を打ったりする派手な工作ではなく、シャリシャリとヤスリを掛ける作業がめっちゃ多くてですね....もぅ....「シャリシャリと」文字を打つだけでもあのつらい作業を思い出してしまい....あー、ヤスリ掛け=修行とは我ながら良く言ったものだと今でも思い出して冷や汗をかいてしまいそうです。
20171204
ここのところ....というか今年は星見への出撃が少なくて「何回出撃したっけ?」と記憶を遡っても両手で充分に足りるほどの回数のようです。今年は新年耐寒なべ会で観望、2月24日琴の尾岳へ出撃、春スタパーに夏スタパー、天文祭にJAAA「佐賀のほしさがし」....おや?星見に出撃したのは6回だっけ?....うーん、少ない!ホント、星を見に行っていないんだなぁ。(それでも今年は工作関係はずいぶんと進めた気がします。苦笑)
20171203
「SP赤道儀の赤緯上端にアリミゾを付けるプロジェクト」の期限は設けておりませんが、一体誰が使う事になるのでしょう....。決まっているのは「既に鏡筒を所有していて、赤道儀を使いたい人」かつ「赤道儀が欲しいけど購入できない」等、どちらかというと大人ではなく小中高生になるのかなぁ....もちろん大人でも良いんですよ....。スタパーとか天文祭とかで「赤道儀が欲しいですか?」って聞いて回る訳にはいかないので、ここから先はten.の周りにいる人達にも相談しなきゃですね。おっと、一番大事なのは「アリミゾを付けるプロジェクト」を達成する事ですな(苦笑)。とりあえず、来年のスタパー「春の大観望会」までに工作期限を設けるとしますかね。(汗)
20171202
しばらく前(確か去年の年末だったっけ?)に、ひょんな事からten.のところへやってきた赤道儀があります。もう30年以上前に販売されていたミザール社の「SP赤道儀」です。「誰か使う人がいたら差し上げていいよ」と言われ、その誰かが見つかるまでten.が保護しているのですが、赤緯軸上端が10cm反射鏡筒バンド専用のオリジナルの状態ですから汎用性が無いのですが、鏡筒バンドを外して分解してみるとちょっとした加工でアリミゾが取り付けられそうな気配がありました。ちょっと前に(軽い気持ちで)SHOPの社長に「ジャンクなアリミゾがあったら紹介してくださいね」と言っていたのですが、そのアリミゾが....「これ、使って良いよー」と....ten.のところへ来てしまいました(汗)。アリミゾを取り付ける加工もしていなければ、SP赤道儀を使ってくれる人も見つかっていないんですけど....さて、とりあえず時間を見つけてアリミゾを赤緯上端に取り付ける工作プロジェクトを立ち上げなければです。(汗)
20171201
現在、業務多忙につき帰宅も遅ければ、晩御飯を食べた後に即寝落ちの日々を過ごしてしまい、日々雑感を更新できておりません(汗)。この間、お月様もずいぶんと大きくなって、明後日の12月4日(月)には満月になります。星見に行くどころか何も出来ていないんですけど世の中はいつもどおり動いていますね。ここのところの話題としては、ビクセンから新型赤道儀「AXJ赤道儀」の発売が発表されました。これはフラッグシップモデルであるAXD2赤道儀とハイエンドモデルであるSXP赤道儀の間を埋める位置づけのようです。この赤道儀の発売により、ビクセンはAXD2(フラッグシップ)−AXJ−SXP(ハイエンド)−SXシリーズ(汎用)−AP(コンパクト)−ポラリエ(ポータブル)までの繋がりが出来ました。デザインや配色も一目見てビクセンとイメージできるものばかりで好感が持てます。ten.的にはAP赤道儀のシステマティックな部品構成が好きで、AP関連のパーツを全て揃えるとコンパクト赤道儀からポータブル赤道儀、経緯台に赤道儀と、搭載重量は少ないものの変幻自在なギミックフル(?)な機材として購入できる人が羨ましいくらいです。そのようなAP赤道儀がある中で今回のAXJ赤道儀は搭載重量と追尾精度に余裕がある機材と位置づけしての製品のようで、今後の応用情報(搭載鏡筒セット販売・自動導入システム・自動追尾システム)の展開を期待しています。
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