2002.12.26〜2002.1.5

何でだろう?
モノづくりの虫がうずきだしたのには
間違いないのだけれど…

どうして竿立てになったのかは定かではないのです。
おそらくは,魚釣りになかなか行けない反動?
最近はまっているオークションで見て,
これくらいなら作れるかも?
と思ったせいか。
とにかく作業は清々粛々として始まったのです。

材料の切り出し終了分です。
切り出し途中の写真は撮るのを
忘れていました。
さて,いきなり切り出した材料の写真でしたが,
材料は桐の集成材を使っています。
本当はもっと厚みのある材料を使おうと思っていたのですが,その分値段も張る。また,重くなりすぎるし,桐だったら加工も楽かなと決定しました。
加工の面では,大正解。ジグソーで自由自在に楽々とカットすることができました。
だいたいの設計図は作っていたものの,デッキほどは考えてなく,形だけのスケッチです。
後の寸法は,材料の板をできるだけ有効利用できるように,また,なるべく板をカットしなくてすむようにしました。
ですから,寸法取りも板に直接しています。
今回は,釣友の鉄川君の分も作っています。
切り出した部品を組み立てていきます。
強度的な面が一番の不安でしたので,
ほぞを入れて組み,さらに木工ボンドでとめ,その上から真鍮の釘を打っていきました。
相変わらず,一人での作業ですので,くぎを打つときに部品を支えるのに苦労しました。
(作業台が欲しくなってきます。)
ほんの数ミリ,切るのを間違えただけでも,わずかな隙間ができてしまいます。
今回は,木工ボンドを厚塗りし上から重しをしました。
なんと,みすぼらしい重し!
一応完成品です。
だいたいの寸法は,高さ90センチ横幅90センチ
奥行き30センチです。
ちなみにこのサイズの桐集成材は500円ほどでした。板の厚みは13ミリです。

竿は9本並べられます。
(そんなにもってない!)
リールも収納できます。
こんな具合です。
12ミリの丸棒を2本わたし,その間にリールの足をかけるようにしました。
安定性が良いとはいえないけれど,
取り付け取り外し共に楽チンです。
今回の大ヒットはルーターの存在でしょう!
職場の同僚が木工好きで持っていたのです。
使ってみたかっただけに,ラッキーでした。
一応,同僚からレクチャーを受けた後,使用。
どうですか?この仕上がり!
ただ切るだけでは,なんだか安っぽかったモノも,なんだか立派に見えてしまうのです。
あぁ,本当に欲しくなってしまいました。
竿じりを固定するために,厚さ5ミリほどの桐材に,円形の切り抜きを入れていきました。
木工ボンドで固定するつもりでしたが,まだ固定していません。
竿を洗った後に,立てかける場合が多いので,タオルで十分かなと思っています。
円形にジグソーで切るのは大変だっただけに,もったいないような気もするけど仕方ないのです。
竿を並べた感じです。
リールをかけている部分の上の板にはピンを打って,ウキを並べようかと思いましたが,スプールや小物を置くのにちょうどよく,まだ,ピンを打っていません。
チビがいるので,ピンは危険かなとも思ってます。
玄関に黙っておいていると,かみさんが
「なにこれ!」と言ってきたのですが,
「とりあえずやけん!」と言いつつ,ずっとそのままにしています。これで,うちの玄関も晴れやかになったと思うのですが…(わたしだけ?)
木工の楽しさを感じた竿立て作りでした。
総製作費用は3500円ほどでした。実用的ではあるのですが,デザインがいまいちなので,
またチャレンジしたいところです。でも,次のができたら,これはどうすれば…

竿立て作りの巻 これにて終了