3年ぶりの磯釣り
〜畝刈沖 能瀬〜


畝刈方面からみた能瀬
〜プロローグ1〜
仕事のストレスも最高潮!(というほど仕事をしているわけではないが)
五島から長崎へ転勤して以来,磯釣りにはとんとご無沙汰。
今までは,仕事になれるのと二人目が生まれたばかりだったので,趣味の時間を取るなどできなかった。まあ,それでもちょっとの時間を見付けてバス釣りにいったり,友達と深夜に河口や港湾でシーバスを狙っていたのだが,ルアーをぶん投げてもぶん投げても,ノーフィシュ。
密かな楽しみであるseabass fisingは,寂しい30男2人の深夜のドライブとなっていたのである。

〜プロローグ2〜
久しぶりの釣行に備えて,ボーナスから10万円(久しく見たことがない!)を捻出!早速,時津のポイントへ走る。う〜ん,千円や二千円なら使い道を知っているが,10万円となると......。なんて思っていると,使えない。 しかし,久しく使っていなかった故に,道糸やハリス,その他小物を買っていると結構な金額に。う〜ん,釣りには金がかかるなあ。でも,久しぶりの釣行が近づきつつあることを実感する私なのであった。 

すでに潮が引いた後の
瀬づけ場所
〜さあ!いざ鎌倉ではなく畝刈〜
 
本当は,友人の鉄川くんと一緒にいく予定であったが,彼が休みを取った日があいにくの時化。しかし,高ぶった心は治まるはずもなく,翌日に一人での釣行を企てたのだった。鉄川くんゴメン。
 さて,当日の起床から磯にあがるまでの行動記録です。
am4:15 起床(やっぱり釣りの時にはいい目覚めである)
     寝る前に書いたメモを見ながら,準備。
am5:10 あわてて自宅出発
     途中ローソンにておにぎりなどの食料を調達
     (あっ カップラーメン買い忘れた!と思いながらも車を畝刈港へ)
     今回の釣行は先日買ったガスバーナーのテストでもあるのだ。
am5:55 釣り具の丸正を発見。ヒップガードを購入。
     (残り1個だった。しかも安かった。よかった。)
     その他買い忘れがないか,店内を物色。
am6:10 いわれた出港地へ到着
     しかし,どの船だ?他の釣り人もいない。
     少々,不安であるが,最後の荷物チェック。
am6:25 5分前になり不安度100%
     船長へ電話を入れる。
     (あちゃー,間違えていた。)
     あわてて移動。
am6:30 出港地へ無事到着。安堵の間もなく,船へ詰め込み。
     他の釣り人へ挨拶。
am6:45 ノー瀬着。3人の釣り客が瀬上がり。
     船長から,あんたも降りてみらんね。と言われ,あわてて上礁。

お話ししたおじさん
う〜んいいポイント
〜さて,実釣開始 ですぞ!〜
磯にあがったのはいいけれど,うむむ,磯の先端はすでに先にあがった二人が陣取っている。そこで,どこにしようかと考えつつ,一人でいるおじさんに話しかける。そこで,どうも上げ潮は沖に向かって右流れなので隣でさせてもらうことにする。久しぶりではやる気持ちをおさえつつ,撒き餌を準備する。今回の撒き餌は,オキアミ2角にマルキューのV9,パン粉2袋である。
(五島時代から全く同じ,代わりばえも工夫もない私)
そして,撒き餌を足下に入れながら,道具の準備する。
(この瞬間がじつに好きな私)
さて,第1投目。高ぶる期待感。そして,数投するが.......。でも,デモである。隣のおじさんがじゃまになり,沖まで流せないである。(おじさんに罪はない。罪はないのである。が,しかし......。)

バラシてしまった場所です
なさけない!
明るくなってきたし,満潮まであと1時間,どれくらい潮がかぶるのか不安だったけど,一番左の場所に移動する。(写真左)
おっ,足下から,左へいい流れがあるじゃありませんか。そこで,足下に撒き餌を静かに入れながら流していく。何投目だったか,他の場所をボーっと眺めていると,不意に竿引きのあたり,やった!もう,絶対あげてやる!といつもより気合いが入りまくっていたので,十分魚をあしらっていないのに焦ってしまい,たもに手を伸ばしてしまった。その隙に瀬につっこまれ,あちゃーと思ったけど,まだ魚の感触がある。よし!と思ったその瞬間,2度目のしめこみ。今度は,反応なし。The End!         根に入られてしまった!
悔しいが,時合を逃すのももったいないので,泣く泣くラインを引っ張る。こんな時に限ってラインは切れない。(なんだか マーフィーの法則のようだ)
あー,道糸が切れた。グレックスのウキが............!でも,時合いだとウキへの思いを振り切り,仕掛けのセット。集中して,瀬際から沖へと流すも,もう次は永遠にこなかった ような気がした。

向こうに見えるのは
樫山の地磯
結果論だけど,この日の同船客は誰もよくなかったらしいので,この1尾は貴重だったはず。クロだったらのはなしではあるけれど。
結局,am9:30までの上げはよく流れたけれど,大潮なのに,下げは全くだめ。太陽の照りつけ,浮きも見にくいので,潮は流れないのを覚悟して,地磯(樫山)側を向いて釣る。30センチほどのイスズミ君2匹と普段なら見向きもしない割り箸サイズのクロ2匹,あと餌取りというかスレバリでかかってしまう鰯。しかし,寒に入ったこの時期では,撒き餌によるクロが全く見えなかった。おそらくは深いところで撒き餌を食べてはいると思うのだが,タナも全然わからなかった。2ヒロ半〜竿2本まで入れてみるけど,わからない。ほんのちょっと沖目に投げると,竿2本でも,つけ餌がついてくる。最近,流行のGTRでもつかっての全層釣りにチャレンジしようかとも思うけれど,やっぱりウキはズボッと沈んでくれるほうがいいしなあ...。とにかく,課題を多く残した3年ぶりの釣行だった。

世界最軽量だった!
Snowpeakの
ガスバーナー”地”
〜いいぞ!ガスバーナーくん〜
今回はガスバーナーをもっての初めての釣行でもあるので,カップラーメンを食することにした。また,パーコレーターは持っていたので,優雅にコーヒータイムも行うことにする。(その間を惜しんで,釣りをしないところが,私のいいところであり,欠点でもある)
さて,”地”のレビューであるが,さすがに小さく軽い。服のポケットにも軽々入る大きさ。いろいろ荷物が多い魚釣りにはぴったりである。また,火の勢いもすごい。500ccの水も直ぐに沸く。しかし,今回はよかったが,水平な場所を探すのには苦労しそうだ。それに,風防がついていないので,風には弱いのが欠点だろう。(Snowpeakのホームページに風防があるようなのでチェックしてみよう!)
つりもいいけど,磯の上で一息つくのも,また格別なのだ。
しかし,ちっちゃすぎて,写真ではわかりませんね。