今度こそは!
〜中ノ島〜


〜近郊磯釣り場ガイドマップを眺めて〜
家の台所の換気扇のところには,近郊磯釣り場ガイドマップ(長崎県南部版)が常備されている。というのも,蛍族ならぬ換気扇族の私はタバコをすいながら,次への戦略を練るのを常にしているからなのだ。この本は,ポイント図のほかに,月ごとの釣りモノ表や瀬渡し業者の電話番号,出港場所をのせているので非常に便利なのだ。
さて,次は南部に挑戦だと眺めていると,興味のあった軍艦島(端島)の隣にある中ノ島に目がとまった。釣り座も多く,なかなか良さそうじゃないか。三ツ瀬にも興味があるのはあるのだけれど,釣り人が多いと聞いているので,二の足を踏んでいた。よしここだ!ということで,早速,釣友の鉄川君にメールで中ノ島に行く旨を伝えると,「あんたにまかせる。」いつものごとく,手配は私に任せる鉄川君だった。そんなことじゃダメだよ。もっと積極的に釣りに関わろうよ。とぶつぶつ言いながら,瀬渡しのえびす丸に予約の電話を入れるのだった。

〜いいじゃないの!〜
えびす丸に電話を入れると,中ノ島は3番地磯しか空いていないとのことだった。しかし,船長さんの話によるとなかなか好調なのだそうである。いいじゃない,いいじゃない。でも,まてよ,なんでそんなところが空いているのだ?聞いてみると,足下が浅くて,根があり,かけても取るのが難しいそうだ。なんのかかってさえくれれば,素人の強引さで何とかなるさ。大バラシがあったとしても,魚の感触とHPのネタになりさえすればとお願いすることにした。まってろよ!大グロちゃん

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〜迫力満点 軍艦島!〜
気があるだけあり,瀬渡し船には満員御礼の釣り客。うねりの残る中を船はしぶきを上げながら走り,先に軍艦島に船をつけた。初めて間近に見る軍艦島は迫力満点で感動した。しかし,どこにおろすの?と見ていると,高い堤防にはしごで登っている。船は大揺れなのに!それに,今回は西側に瀬付けができないため,トンネルを通って移動するらしい。足をのせるスペースなんてほとんどないのに,壁にへばりつきながら道具をバケツリレーのごとく渡しながら移動している。ひぇ〜,おそろしか。軍艦島には凪の時にしか来んぞ!と固く心に誓ったのだった。

左から中ノ島3番2番1番
〜中ノ島 上陸!〜中ノ島の瀬渡しは,地形とうねりがあったせいもあるだろうけど,今までで一番ひやひやしながらの瀬上がりとなった。1番から渡していくのだが,うねりがひどいので瀬上がりの場所も限られているようで,徒歩にて移動しなければならないようである。久しぶりに瀬上がりに緊張が走る。3番裏には3名が降りることになり,ホースヘッドから,磯にジャンプ。荷物は投げる。しかし,買ったばかりのクーラーだけは,先に瀬上がりした同礁者に丁寧にわたした。(だって新品だもん)
3番裏は,目の前にある瀬(3番)を右手に見ながらの場所で,いいロケーションだと思ったのだけど,うねりがその瀬をかぶり,さらしが強く,やりにくそうである。さて,どのように攻めたもんかいなと悩みつつ,一番左に立つことにした

中ノ島3番ハナレ
ヘダイ釣れていたようだ
しかし,目の前のハナレ瀬(満潮時水没3番のハナレとは違います)に潮が当たり,大きなサラシが私の目の前を通過していき,左手の小さなワンドの奥へと仕掛けを運んでいくばかり。こまめなライン操作などできない私は為すすべもなく,沖に仕掛けをほおりこもうとも限界があり,KO負け。
そんなら,ワンドから払い出す潮を狙おうと,登山して,場所を移動したけれど,今度は潮が全く動かず,またもやKO!

いつも釣れない私です。
なんか写真に違和感が!
と思っていると,
バッカンがありません!でした。
実は片づけ前に
えさもつけずに糸を垂らす
姿を鉄川君に
撮ってもらったのでした。
〜釣果報告〜
手のひらのクサブ(べら)…1匹
〜他人の釣果報告〜
端島(軍艦島)の便所下というポイントでは2キロと1.3キロの地グロが上がっていた。

鉄川君とは,長崎はいかん。五島にいかんばねえ。
波止のほうがいいんじゃないか。
といいつつも,
やっぱ,へたかけんたいね。
とうなだれる中ノ島釣行でした。