きみは大島大橋をみたか!
〜崎戸大島を巡る〜
2001.3.11(日)大潮
〜 プ ロ ロ ー グ 〜 | |
「どうしようか?」 「風が強そう!」 「う〜ん,瀬渡しのところまで行ってから乗れんかったらむなしいしねぇ。」 「地磯もいいっちゃない。」 「でも,せっかくいいシーズンなのに…」 という電話を前日の夕方にしていたのだ。 すでに,餌などは購入済み。マンスリーアングラーであるが故に,期待に胸は高ぶるばかり。 できれば,磯にのりたいんだけどなぁ… 結局,大島釣行へ決定。まあ,一度は行ってみたいところではあったのだ。 いつものごとく,鉄川君宅へ車を走らせる。 と言っても,前日からかみさんの友達のところへ泊まりに来ているので, 鉄川君の家までの所要時間は,たったの3分。 しかも,子どもたちは友人宅で遊べるので大はしゃぎ,私も夕方までゆっくりできる。 言うこと無しなのである。 今回は,大島の地磯を回る予定となったので,なんだか準備も余裕なのだ。 「なにが?」というと,魚釣りの準備で一番気にかけているのはもちろん道具や餌などなのだが, それ以外で言うと,やっぱり食料なのだ。あと,ヘビースモーカーなので煙草も。 一度,瀬にあがってしまうと「ちょっとコンビニに」なんて事は絶対にできない。 だから,ちゃんと食料や飲料を準備しておくのは生死に関わりはしないが,重要なことなのだ。 しかーし,本日は地磯巡り,しかも,山越えなんてこともしないし,車でルンルンと移動するのだ。 近郊釣り場ガイドを見ても,大島の波止や地磯は道のすぐ脇だし… これ以上楽なことはないと,いつも寄っている鉄川邸の近くにあるローソンで 目覚めのコーヒーのみを購入する。 しかし,これが後にとんでもない事態を招くことになろうとは,今はまだ知る由もない。 アホな私たちだった。 |
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夜明けに浮かぶ大島大橋 |
やってきました 大島大橋 君はとっても美しい 車を走らせ,大橋大橋まで。結構な距離がある。車で気軽に行ける地磯だけに, 早めに着かなければという焦りもあり,大瀬戸周辺のコンビニも当然のごとくパス。 やっと着いたぞ!大島大橋。いやあ,大変上等の橋なのだ。五島にいた頃に,毎日のように若松大橋という橋を通って,その景観の良さに感動していたが,大島大橋はさらに美しい橋だった。料金所でストップすると,前に軽トラック君がいた。彼も,釣りらしい。 「ううむ,大島の朝は早いな。」と感心しながら,橋を通過。すると,橋に風速情報があるではないか。しかも,風力なんと1メートル。なに,今日は風が強いはずなのに…。 だから,磯あがりをあきらめて,地磯巡りにしたのに… すっかり,目が点になってしまった鉄川君と私だった。 |
黒瀬漁港のハナレ |
どこもかしこも 釣り人だらけ さて,大島に上陸だ! さて,最初の目的地は大島北東部の黒瀬漁港にうかぶハナレに決定。鉄川君が,愛用の近郊釣り場ガイドマップを見ながらナビをする。 「どんくらいかかるやろか?」なんて話していると, 「むむ…」「うむむむむ…」 「わからん?!」「ここでいいのか?」 鉄川君,普段から改造車でマンホールの蓋をよけながらかっとんでいるし,このマップは縮尺率なんてついてないもんだから,ぜんぜん距離感がつかめてないのでありました。 |
同じく黒瀬漁港の写真です |
しかし,わたしもよくわからず,後戻りして確認。「う〜ん,ここでいいよね…」 なんて感じで,到着したのだけれど,すでに先客がおりOUT 「海は広いよ,まだまだいいとこあるって!」 な〜んも,わかっていないわたしたち2人はとりあえず写真だけ撮り, 次の場所へと移動することにした。 まあ,でも,夜明けの海の景色は最高ですね。 最高です。 魂が洗われる。心がいやされる。やっぱり海は大きいのです。 そして,だれがなんといおうと海は偉いのです。 |