System of Music





月は いつも 我々に、いろんな表情を見せてくれる、 太陽のエネルギー 光 によって 明暗の違いを届けてくれるのである、 が しかし 同じ面を地球に向けている。  地球は 自転しながら軌道をまわっているがゆえ 昼と夜の明暗が 一日の サイクルになっている、  太陽の光を受けている面、エネルギーを受けている面は、当然 我々の昼間である その3ポイントはエネルギーを蓄えている状態で、現代 我々が明るいと感じて、そう呼んでいる 3和音の(メージャーコード)の位置に在る。 (メージャー スケールで言うと1.3.5.のド、ミ、ソ、になる)

太陽に背を向けている面は、我々の夜、暗い世界で、3ポイントの位置も 真ん中の2ポイント目の位置がエネルギーがない分マイナスの状態に在る。 (メージャースケールで言うと 1.b3.5.の ド、bミ、ソ、になる。 b=フラット、マイナス1のこと) このことを 現代では (マイナーコード)と呼んでいる。 人類は まず この地球上に登場して、太陽の光 明るさ、光の届かない闇、暗さ、を経験し 対する2つの違いを 楽しむ事になるのである。






明、暗、対する2つの違い  人もまた 白人、黒人、と..  奴隷として アフリカ からアメリカへ、連れてこられた黒人は 1日の半分、12時間労働を強いられ、 会話 話す事も禁じられたのである。 後、自らの言語を作り上げる事になる 英語でも、白人には解らない英語 ブラック用語である。 音楽も同じく 白人が作り上げた クラシック 3和音の世界にも入る事を禁じられる、、 そこで 3和音の世界が使えないのであれば、白人には聴き取りきれない4和音の世界を見つけあてる事になる セブンス コードである それも、明るい3番目の音を持ちながら、4和音目は暗い音の7番目になる メージャースケールで言うと 1,3,5、b7 ド、ミ、ソ、bシ (ドミナント7th コード)である 明るい世界と暗い世界が1つであり 地球そのものの、人類のハーモニーである。


黒人が創り上げた 4和音の世界 ブルースの誕生である  日々12時間労働の叫びを 表す12小節の ブルース 朝が来て 昼が来て 夜 の3つの世界 3コードを媒体とする 1日のサイクルの表現となる。 音階(スケール)も然り 1,3,5,7 すべて暗い音を持つ 1、b3、b5、b7 のスケールを創り上げている ブルーススケールである 音階は6つの音で、 4度と完全5度が加わる。



ブルース 4和音の登場であるが、3和音(母親)のシステムから考えて観ると 全音で進むホールトーン これを半分に割ると ハーフトーン(半音)の存在が浮かび挙がる 12の符割の中で、第3番目のバリエーション 全音、半音、全音、半音と進むパターンが現れる、 (第1番目は、半音で進むパターン 2番目は、全音で進むパターン) これも宇宙のリズム 無限大の響きである、 音階で言うと 8つの音を持つスケールと成る これをハーモニーで捉えてみると 暗い音の3番目 の重なりになる 12の符割をこの短3度で進むと 4つのポイントが浮かび挙がる 4和音の登場である この存在を父親としたい 現代では ディミニッシュと呼んでいる

12を3等分してできた 4ポイントの存在である(父親) 地球全体が、太陽の光 エネルギーを受けている状態を言うと  4つの短3度が連なる幅は、光があたる部分だけ 長3度(明るい3度の音)になる  そうすると、隣の短3度の幅は短くなり、長2度の全音の位置になる 音階で言うと ド、ミ、ソ、bシ、 長3度、短3度、短3度、全音となる  ここで、父親が太陽のエネルギーによって産み出す 4つ子の(息子) ドミナント7thコード の誕生である。   4ポイント それぞれの どのポイントにも、太陽の光があたる時には、長男、次男、三男、四男、と ドミナント7thシステムの 姿を現すことに鳴る。




12時間を媒体とする 12小節のブルース 小節を辿ると、朝から4時間 通して、始めの仕事 気持ちを新たに2つ目の仕事を 2時間 最初の仕事に戻って 2時間 2つ目の仕事の後かたずけに 1時間 最初の仕事のかたずけに 1時間 総点検に 1時間 明日の準備に 1時間 4,2,2,1,1,1,1小節 と振り分けてある この数字をみると、 順に偶数の2等分割されたバリエーションであり 朝、昼、夜、と12時間を3つに分けてできた 1日のサイクルとなる。  これからも、このシステムは引き継がれ 進化し 膨張の道を辿って行くのである。

進化 膨張 変化 違い 流動 動き つながり を表すと 点と線から始まり 日本人が持つ高度な表現 書道 (有 静 中 動、動きの中に静けさ有り。日本の駒の様子) 能 雅楽 他... これらを数字に置き換えると 1で始まる”奇数” 日本で云う 七、五、三、節目 わび、さび、のポイント (五、七、五、七、七、!! ) のように奇数(ポイント)で広がる世界へと向かっている。 西洋音楽も然り 1,3,5,7、 ド、ミ、ソ、シ と コード・ハーモニーに起用している。 クラシックでは3番目の音で 明るい(メジャー)、暗い(マイナー)の明暗で表現され、ブルースでは3番目も然り 5番目の音も 明るい5番目と 暗い5番目を起用され、ハーモニーの世界も広がり、膨張して行くのである。

       



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