国見町高齢者大学


もう数年前から国見町での「老人大学講演」をやりたかった。
私の母方の祖父は北有馬、祖母が南串山出身ということもあるが、
それよりも私が主宰する竹風会の重鎮である林さんの妹さんが
国見町に住んでおられ、私達の演奏会に遠くから足を運んでくれていたからだ。

それが「はしぐちチャリティーコンサート」に変わり、去年6月実現したが、
そのときまた新しい発見があった。「鍋島邸」である。
わが祖先は鍋島藩の藩工で「刀鍛冶の棟梁」であった。
後に祖父政重は国工となり、大日本刀剣展覧会において内閣総理大臣賞、
陸軍大臣賞を受賞する名士となり、そのこともあって、
橘神社のご神刀「平家の古烏丸写し」を作らせていただいた。
鍋島公にも刀を献上させていただいた。
そんな思いを胸に秘めて、国見町農村改善センターに向かった。

歌子は昨日から突然のぎっくり腰で動けない。本当に困ったが、
何回かやさしく抱きかかえ、腰を伸ばしてやったところ、
なんとか講座に行くことができた。それにしてもはらはらの講演でした。
講演のあとで小峯さん、鵜殿さん、中島さんらと「六三郎」で楽しい反省会、
ほっと安堵のひとときでした。
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講演する静風(左)、献香讃を吹く静風(中央)、琴と簫の合奏で竹田の子守唄(右)



胡弓の伴奏で刈干切唄を唄う(左)、演奏の後もみんなで体験タイム(中央)、小峯さんらと六三郎で(右)