中島川水害20周年追悼、石橋・灯・点灯式典で献奏

 

長崎大水害から明日で丸20年、299人の尊い人命を失った歴史的な

大水害だった。

中島川周辺の住民でつくる「出会いの会」(安達征治会長)や「長崎市民

ネットワークの会」(村木章一郎会長)ほか多くのボランティアの方々の

お世話で、昨日、2800個のキャンドルや灯篭が中島川周辺に灯され、

犠牲者の追悼式典がとり行われた。

浅田五郎県会議員ほか来賓の挨拶、興福寺の松尾法道住職による眼鏡橋上

での法要、諏訪小学校の子供達による校歌の斉唱などのあと、私の尺八献曲、

久しぶりに法衣を着、袈裟を着け、松壽軒伝の「鹿の遠音」を吹いた。

このような追悼の式典で追悼曲を吹かせていただくのは虚無僧冥利に尽きる。

まわりのキャンドルの灯や静かに聞いてくれる子どもたちのおかげで、昔、

この地で黒澤琴古に伝授された「鹿の遠音」を、追悼の心をこめて演奏する

ことができた。

そう言えば松壽軒の前身、「玖崎寺」も1721年の大水害で大被害を受け、

休寺状態になり、庵(正寿軒)として残ったことなどを思い、感慨深かった。

 

    

眼鏡橋上での献奏      子どもたちを前に「鹿の遠音」を献奏