「スローライフ」人間に認定されました!!


退職を間近に控えた平成15年頃、静かなブームを呼んでいた「スローライフ」
NCCテレビの「どっきんセニョーラ」という番組で
スローライフを楽しんでいる人物をシリーズで紹介していました。

そしてその年の12月、私達夫婦にも白羽の矢があたりました。
サラリーマンで「スローライフ」に選ばれるなんて、滑稽な話です。
よほど当時、のんびり、ゆったりと働いている男と思われていたのでしょうか?
その私の役職は、取締役営業部長でした。

午前中、職場にテレビ局が来られ、勤務中の私を取材しました。
社長にも逢い、インタビュー、「松林さんはちゃんと仕事をしてますか?」と
社長は笑いながら「ハイ、24時間営業をしています」と答えてくれたそうです?

午後は自宅での取材と老人ホームでの慰問の様子を取材することになり、
急遽、休暇を頂いて対応しました。
急な施設訪問取材の要請に、少し慌てましたが、
幸いに友人が施設長をしているホームがあったので特別取材をお願いできました。
にも関わらず、心のこもった対応をしてくれ、
また集まった入所者も涙を流しながら、私達夫婦のトークと演奏に聞き入ってくれました。
夕刻には遠藤周作記念館のある外海の「夕陽が丘」まで足を延ばして、
野外での録画が行われました。
すてきな生き方と言われるほどでもありませんが、
これを機会にもっと素敵になれればこの上ない喜びです、、
それにしても外海の夕陽は紅く燃えて、美しかった。



子供はみんな親孝行をしたい
お父さん、お母さん私を生んでくれてありがとう!
そんな親子の別れがしたいために長崎に帰りました、と話す私
思えば最後の親を失った平成7年から3年後
初めて老人ホームを訪ねたのが平成10年のこと
前回「ナーシングケア横尾」を訪れたのも
平成10年の7月のことでした。



日本では「南の花嫁さん」で知られる「彩雲追月」
私の簫と中国21弦琴の合奏
初めて聞く中国21弦琴の響き、
「天女の音」にしばし忘我のとき
後ろでテレビが収録中です。





尺八と胡弓で賛美歌「神ともにいまして」を演奏




美しかった!
私達夫婦を祝福するかのように
真っ赤に燃えていました。
そして神に感謝して
賛美歌「いつくしみ深き」と
「驚くばかりの」を演奏しました。





これからも夫婦仲良く、すてきな晩年にしようね!

今日の夕陽のように真っ赤に燃えながら、
静かに美しく、崇高に、人生を終えようね!






この放送は人気番組に選ばれ、特集で再放送されました。
あれから早いもので、10年を迎えようとしています。
現在は会社を退職して8年目、本物の「スローライフ」人生を目指します。