奉仕の理想探求語録    第24号

        長崎東ロータリークラブ 雑誌委員会        

 

心許しあえる仲間    (友1998−8号  佐伯MARINE 亀井倫明)

 

当時の尊敬するクラブ会長に誘われ、勧められてロータリアンの仲間となって

3年目のこと、女子大に在学中の娘が入院を余儀なくされる病気にかかり、例会欠席が

予想されたため(入会後は皆出席)、同期入会の現幹事に退会の相談をした。

事情が事情でなければ、せっかく出会った50人あまりの、異業種の仲間との心からの

つきあいを私としても無にしたくはなかった。

退会依頼は幹事の特別の配慮により却下され、出席免除の特例を受けて、娘の世話に

専念することとなった。その後、娘も快方に向かい、おかげさまで昨年末に退院、

小生もクラブに復帰することが出来た。

 

あのときの幹事の言葉が今もよみがえる。

「辞めるのはいつでも辞められる。“一期一会”せっかくの出会い、活動を反故に

することはない。休会にしてまた一緒に活動しようや」

幹事とは同期の入会、今も心を許しあう無二の親友として公私共々お世話になっている。

一国一城の良識ある主の集団、そのグループの中で心許し合える仲間がいたことが

今の私をあらしめている。

赤心を持って接すれば全員と仲間としての付き合いも出来るはず。

この気持ちを忘れなければ、1人から2人、2人から3人・・と真の仲間が増える

ような気がする。

ロータリアンとしての誇りをもって生活をしている今日この頃である。