奉仕の理想探求語録     第42号

        長崎東ロータリークラブ 雑誌委員会        

大学が例会場      (友2001−12 四日市北RC  生川博也)

 

 私たちが子供の頃、21世紀はまさに夢の時代でした。月刊の少年雑誌が子供達の

一番の楽しみだった1960年代、ページをめくると、夢の21世紀がそこにありました。

そして今、その21世紀に私たちは何の感慨もなく、昨日の続きとして暮らしています。

前世紀からの不況はますます深刻化し、わがロータリークラブも世界的に会員が激減して

いると聞きます。 

そんなご時世の中、私たち四日市北RCでは、今年度から例会場と事務局を四日市大学

構内に移しました。全国的に見ても、他に例がないらしく、いろいろな方面から注目して

いただいているようですが、半分は自分たちの意志で、半分は成り行き上、大学内に居を

構えることになったわけです。

2年前、30年以上に渉って使用させていただいた地元の東海銀行に別れを告げ、新設

なったばかりのポートビルへ移転しました。海沿いの地区にそびえ立つポートビルは、

たぶん四日市市内でも最も高いビルディングではないかと思います。

市内のあらゆるところから目にする事のできる四日市のランドマークタワーは、私たちの

プライドを少しくすぐる存在でした。

 しかし、会員諸兄の献身的な努力にも関わらず、会員数は減り続け、家賃が活動経費を

圧迫、赤字決算という事実を突きつけられるにいたって、ポートビルを出なくてはならなく

なりました。(中略)

 大学構内に例会場を持つロータリークラブとして有名になりつつある我がクラブですが、

多分皆さんが普段見聞きしておられる従来のパターンとは少しだけ違った面があると

思います。

まず事務局ですが、教授の研究室にあたる部屋を一つ専用に貸していただきました。

例会は、教室の机を並び替えて使用します。ロビーや校舎の前に案内板を設置します。

ロータリー旗や国旗も当日用意します。SAAは大忙しです。食事は学食です。

よってビジターフィーは無料。メークアップにお越しいただき、学食で現役の大学生と

食事をしていただくと、皆さん数十年前の学生時代を思い出されるようです。

 ハード面は、あくまでシンプルで質素です。原点回帰という人もありますが、偶然で

あれ、必然であれ、せっかくの新しい環境をポジティブに生かすため、何かしたいと考えます。

 さて、私たちは新しい時代の新しいロータリークラブになれるでしょうか? 今までと全く

違った環境に身を置くにあたり、会員から今までになく活発な意見がたくさん出ました。

大学に居を構える事実を有効に生かすべく、特色ある事業が何か出来ないかと模索しました。

 四日市大学で学ぶ留学生への奨学金援助は家賃代わりに受け取っていただいています。

また四日市地域政策研究所との連携で、より地域に根ざしたロータリークラブとして何が

できるか、今、最初の一歩を踏み出そうとしています。

四日市北RCの21世紀は始まったばかりです。