奉仕の理想探求語録     第45号

        長崎東ロータリークラブ 雑誌委員会        

悩める人の救世主

新富士ロータリークラブ おきがる無料相談 取材記   (友、地区委員 佐野義幸)

 

 2001年9月29日午後1時30分に、相談所が開設される富士市文化会館

ローゼシアターが慌しく働いていた。法律や登記などの相談は既に行われており、

その方面の関心の深さを象徴していた。

 回を重ねて今回で6回目、市民の信望を集め、すっかり定着した観がある。

当日の相談来訪者は63人(うち同伴者12人)相談件数55件、わずか2時間半で

これだけの相談に応じたことに驚きを隠せない。内容は

 

    医療  1件、歯科  1件、税務 12件、

    登記 14件、不動産 8件、法律 19件

 上記の相談内容の内訳を見ての通り、法律、登記、税務に相談が集中していた。

日頃は、弁護士に相談すると相談料がかかるが、無料で相談に乗ってもらえるばかりで

なく、場合によっては、そこから派生した税務の問題、あるいは登記の相談まで同時に

出きることが、なんといっても魅力である。

相談員も年々充実、新富士RCの会員は多士済済で自分達だけでも充分に相談に応じ

られる実力を擁しているが、近隣ロータリークラブの会員や会員の子息、友人などで

自分の執務時間を割いて快く応援してくれているのが特徴である。

 クラブ内の相談員は、医療3人、歯科4人、法律1人、登記2人、不動産3人を

はじめ、会員全員が相談員のつもりで、臨機応変に事に当たっている。このほかに

外部から、法律2人、登記1人、税務2人、医療2人の計7人が携わった。

 なんといっても、この相談所の開設に会員が結束し、職業奉仕をクラブ単位で行う

ときのお手本を見るような気がした。比較的新しいクラブであるので、とかく不協和音

など聞こえがちだが、このクラブにあっては、発会当初から協調しあい,若さをこのように

市民のためにぶつける姿勢が頼もしい。

 自分の職業を充分生かし、キメ細かい相談に応じている会員を見ていると実にすがすがしく、

まさに「悩める人の救世主」にふさわしかった。

   (これは語録ではない、活動事例であるが、職業奉仕のお手本であると感じ、収録した)