ランタン祭り2010

長崎ランタンフェスティバル10は2月14日(日)に始まり、27日(日)までの15日間でした。
我が長崎胡弓愛好会は「イリス」、「ココウォーク」、「唐人屋敷・福建会館」、「香港上海銀行記念館」
ほか市内の中華料理店、湊公園、中央公園演奏に参加するなど、
9回の演奏会を忙しくこなしました。

初日の唐人屋敷・福建会館での演奏は今年も私達長崎胡弓愛好会が務めました。
18時30分からの30分間、初日は我が会のベテランメンバー4名でスタート
演奏曲はテレサテンの「小城故事」、平原綾香の「ジュピター」、
モンゴルの祈りの曲、チェンミンの「天上の風」、李白の「長相思」、
内モンゴル自治州独立記念の曲、「草原上昇起不落的太陽」
アンコールは「夜来香」、あいにくの雨でお客さんも堂内での演奏を楽しみたかったらしく
大幅に演奏時間が延び、最後までアンコールが続き、真剣に聞き入っていただきました。
お客様には喜んでいただきましたものの、後片付けをされる実行委員の皆さんには
申し訳なく、感じました。
カメラを持っていきながら撮影を頼むチャンスも失い、写真も1枚もありません。

初日は3ステージ、唐人屋敷演奏に先立ち、市内の「ココウォーク」会場で
14時から60分間のコンサート
こちらも来場者が多く、熱心に聞き入っていただきました。


小城故事で長簫を吹く私、ジュピターで二胡を弾く私、


月琴を弾きながらまつりかを歌う私、


同じく18時半から市内銅座町の「イリス」会場でも60分の二胡コンサート、
こちらはイベント時間が重なったので、歌子とモリファーズチームが担当しました。

翌15日(月)は湊公園での上級者選抜メンバーによる演奏、総勢30名、
我が会からは松尾、辻の両名に参加してもらいました。

17日(水)は2度目の福建会館演奏、
2年前後の新人のうち、特に熱心なメンバーに特別にチャンスを作りました。
ランタン初日の唐人屋敷演奏は雨ということもあり、お客様の熱気に応えて
演奏時間を大幅にオーバー、翌日には早速事務局から苦情のメールが届きましたので、
17日は時計を睨みながらの演奏、なんとか30分の演奏時間を守れました。
ところがお客さんは「もう終わるのですか、せっかく楽しみに遠方から来たのに」と不満げ、
済みませんと、済みません!、とお詫びをしながら終演。
こちら立てれば、あちら立たず、複雑な心境でした。

曲は巡礼の町、祈りの町・長崎を意識してチェロの名曲・カザルスの「鳥の歌」を
私の中胡ソロで始め、次いで「シューベルトのアベマリア」
次に中国を意識して中央アジア敦煌を表現した「シルクロードのテーマ」、
小川親子によるバイオリンと二胡との素敵なコラボ、次にタジク地方の「花儿紅変奏曲」、
そして最新二胡ヒットソング、ジャー・パン・ファンの「一個人」を軽快に
最後は龍馬伝にちなみ、お龍さんが月琴を弾きながら中国語で歌った「まつりか」
月琴も持参して弾き、また中国語の歌詞カードも配布して一緒に歌い、大好評!!
〆は中国の代表的民歌「茉莉花」、こちらも1番は私が中国語で歌いました。
今回も初日に引き続き、熱の入った演奏で終えることができました。
初めて参加したバイオリンの小川大河君(小6)とママも素敵でした!! 


中日の22日(月)は県内の愛好家が70名ほど集まり、中央公園での総合演奏会、
我が会からは久保会長代理以下選抜メンバー11名が参加しました。

私は別に九州乳児院の長崎大会、懇親会アトラクションの出演を依頼され、
市内の江山楼で廖明智さんと県外からのお客様のご接待を致しました。
歌子が体調を崩して参加できなくなったので、ソラチームに協力してもらい、
私も笛のほかに二胡や月琴も弾きました。
曲はまず映画「少林寺」の主題歌「牧羊曲」、
続いて龍馬伝にちなみ、お龍さんの「まつりか」を月琴で、そして中国の「茉莉花」、
廖明智さんのフールースーで「水辺の孔雀」、歌は「塞北の雪」、会場はおお喜び!
最後は「何日君再来」、アンコールで「夜来香」、とても好評でした。


2月27日(日)は我が会のランタン祭りメインイベント、
午後から県外の愛好家と一緒に、旧香港上海銀行記念館でのランタン交流二胡演奏会
23日からの風邪もなんとか直り、司会、トークも無事務められました。
開場が13時、10時までには会場に行き、音響機器、椅子の配置など
準備をしているところに心配してくれたメンバーが続々と集まってくれ、
順調に準備を終えることができました。演奏開始前にメンバーだけでの記念撮影


開演時間にあわせて中国領事館から李領事もお見えになり、ご挨拶をいただきました。


福岡県から友情出演してくれた瓢箪笛愛好チーム6名も早々に会場に到着
領事の来席には大感激、プログラムを急遽変更して瓢箪笛を演奏してもらい、
ほかに小川ファミリーがバイオリンと二胡のコラボで「おくりびと」を披露するなど


李領事も大感激、帰り際にはもう一度挨拶したいと言われ、「感動しました。嬉しかった!」と
感想を述べられ、次の行事のため会場を後にされました。
瓢箪笛グループのほか県内で活躍するバイオリニストと21弦筝愛好グループ、
「チャイナローズ」5名が友情出演してくれ、楽しい交流演奏会になりました。

チャイナローズの皆さんは「高山流水」、素敵でした。


ゲストの廖明智と「上白川フルス普及会」ほか交流タイムに残った皆さんで記念写真


会場は県内外の二胡仲間で一杯、ステージだけでなく、参加者も自席で一緒に熱心に演奏、
まさしく「ランタン二胡交流演奏会」でした。



最終日2月28日(日)の夜は「イリス」会場、初日に続き2度目の60分コンサート
歌子とモリファーズ・チームが頑張りました。
イリス会場で熱演するモリファーズのみなさん、後姿が音響を担当する歌子、


私も歌子も老体に鞭打ち、ぎりぎりの状態で、よく踏ん張りました。
寒いので限界です。来年からは徐々に若手に任せていきたいと思います。
ランタン祭り当初は私達だけで頑張ってきた二胡演奏も、その後多くの愛好家が育ち、
連日祭りを盛り上げられるようになった今を見て、感激一杯です。