ランタンフェスティバル2012
長崎ランタンフェスティバル2012は1月23日から2月5日までの2週間。
今年の我が会のランタンスケジュールは
1月23日(月)、19時〜 唐人屋敷 福建会館
1月28日(土)、13時半〜香港上海銀行記念館「ランタンおさらい会」
17時〜 同上、県外愛好家との「ランタン交流演奏会」
1月29日(日)、19時〜 唐人屋敷 福建会館
1月31日(火)、19時〜 中央公園総合出演(当会から5名選抜)
2月02日(木)、19時〜 鍛治町路上パーフォーマンス演奏
2月04日(土)、13時半〜 ココウォーク5階「静風&歌子二胡コンサート」
2月05日(日)、14時〜 西洋館(モリファーズ出演)
我が長崎胡弓愛好会は初日を飾り、1月23日、19時から
唐人屋敷内・福建会館での二胡演奏を担当しました。光栄なことです。
今回は妻が体調を崩し、出演できず、実に寂しいステージになりましたが
歯を食いしばって頑張りました。
演奏曲は
1)尾崎 豊の「アイラブユー」、私の二胡ソロ、苦労をかけた妻へ
2)中国で今一番人気の歌、ジャッキー・チェン主演の「神話」から「美麗的神話」
洋名は「エンドレスラブ」
3)グラシェラ・スサーナが雨上がりの長崎を歌った美しい歌「唐街雨情」
4)中国から長崎に伝わった「鳳陽調」、すなわち「鳳陽花鼓」
長崎では古民謡「あっかとばい」に曲調をとりいれて歌っています。
5)ドラマ「蝶々さん」を遺作と認識しながら最後まで頑張り、その公演を見届け
昨年末に他界した長崎出身の脚本家、市川森一さん
その葬儀で流れた「ある晴れた日に」の二胡の音が参列者の涙を誘いました。
6)福島への希望の祈りを込めてハウントドックの「フォルテッシモ」
おかげさまで会場は一杯でした。
私は2歳で被爆し、避難できずに10キロ少しの地で幼児、学生時代を過ごしました。
今の福島では入っていけない「死のゾーン」です。
被爆時、長崎市の人口24万人のうち、7万人が即死、その後に被爆で亡くなった方は
ついに15万人を越えました。60%以上の方が原爆で亡くなったのです。
原爆症の恐怖に怯えながらも、何も知らされずに、
近くの水源地の水を飲み、近海で取れた魚を食べ、野菜を食べ、山野であそび、、、、
でも幸いに、こうして私は今日まで生かされてまいりました。
どうか福島の皆さん、希望を捨てないで生き抜いてください。
祈りをこめながら「命、絆、希望」というタイトルで30分間のステージを務めました。
ラストの「フォルテッシモ」では会場の皆さんが揃って手拍子をしてくれ、盛り上がりました。
「感動しました」「良かった!」とそばに来て感想を述べてくれました。
いつもながらアンコールの要請がありましたが、時間オーバーをしないようにとの
事務局から事前に厳重に注意されていたので、辛かったけどお断りをいたしました。
「何でですか?遠くから来てるのに」と不満げな観客の顔を見るのが本当に辛かった。
演奏後、市職員の方が懸命に後片付けをされている姿を見ると、
こちらも理解でき、複雑な心境でした。
1月28日(土)は13時半からのおさらい会と17時からの「ランタン二胡交流演奏会」
10時には会場に行き、会場の準備、音響のセットなど、午前中一杯かけて準備作業でした。
室内での演奏だから野外に比べると少しは救われましたが、
会場は観光客のためにドアが解放されていましたので入り口付近は特に寒かったです。
風邪で欠席した方が何と5名も、かなり流行しているようでした。
途中で所用で帰った人もいて、いつもより記念写真は少なめな感じ、
17時からの「ランタン二胡交流演奏会」、県外からのゲストは7名、
特に福岡から参加の中村さんの「葡萄熟了」と「江河水」が印象に残りました。
また大牟田から参加のフルス普及会の井上会長の「牧歌」もすばらしかった。
今回も駆けつけてくれた廖明智さんも最後に「牧羊曲」を歌ってくれ、
華を添えていただきました。
写真は福岡から中村さん、佐賀からの堀さん「良宵」、フルス普及会「神話」「牧歌」ほか
交流会参加者で記念撮影
19時に演奏会を終了し、近くのレストランで懇親、
中身の濃い交流ができました。
1月29日は19時から我が会の選抜チームの2回目の演奏が唐人屋敷でありました。
曲は妖怪漫画の「百鬼夜行抄」、李白の「長相思」、グラシェラ・スサーナが歌った「唐街雨情」、
市川森一さんの遺作になった「蝶々さん」のドラマで歌われた「ある晴れた日に」
最後は東日本被災者の応援歌「フォルテッシモ」で〆ました。
会場は満席、みんなで心を一つにしてすごい熱気でした。
喜んでいただけたと思います。
出演者で記念撮影
2月2日は19時から鍛治町路上パーフォーマンス演奏、
朝から自宅前の坂道は雪が積もって車はチェーンを装着しないと動かせない状況。
早速大村のメンバーからメール、出演予定の子供達は学校から帰ってから長崎に向かうが
長崎バイパスが通行止めなので矢上経由だと渋滞で演奏に間に合わないかもと、
心配していた事態になった。
大人チームも鍛冶町出演者は全員、市外メンバー、
長崎バイパスの通行止めが致命的でした。
最悪の場合は一人ででもやろうと思っていたら、何と! 午後雪がやみました。
早速池崎ママから「雪が止みましたね、頑張りましょう」との力強いメール、
本当に有難い、結局大村・長崎のメンバーは悪天候の中、全員参加してくれました。
会場の鍛治町路上は演奏中の降雪が予想され、降雪の中での路上演奏は二胡を傷めるので
事務局にお願いし、会場を急遽アーケード内に変更して頂き、無事演奏を済ますことができました。
さすがに観客は少なかったけれど、外人さんが非常に喜んでくれ、感激でした。
参加者で記念撮影
大寒波の中を遠くは大村から親子チームが参加してくれ
またいつも協力してくれるダイヤランドの親子3代チーム、
寒い中を一心不乱に演奏するちびっ子の姿に胸が熱くなりました。
2月4日(土)、13時半からココウォークでの春節胡弓演奏会、
2日の参加者に加えて、我が会の上級ベテランが参加し、ランタン2012、有終の美を飾ることができました。
長崎が誇る脚本家、故市川森一さんを偲んで遺作になった「蝶々さん」の「ある晴れた日に」、
今中国で長人気のジャッキーチェンの「美麗的神話」(別名 エンドpレスラブ)
韓流ドラマ「イサン」の「約束」、グラシェラ・スサーナが雨の長崎を歌った「唐街雨情」
テレサテンの「小城故事」など、美しい歌唱曲を中心にお届けしました。
ほかにスマップの「世界に一つだけの花」、東日本大震災被災者の応援歌「フォルテッシモ」など
75分間に渉るロング演奏になりました。みんなありがとう!! 良かったよ!!
演奏終了後、出演者で記念撮影
ちびっ子チームの演奏
大人チームの演奏
ランタン2012の最後を飾ったのは5日の14時から、妻が指導する「モリファーズ・チーム」の
長崎西洋館ジョイフルコンサート、
去年より観客が多く、一安心でした。
静風チームからも歌子ファンが何人か聴きに来てくれていた。
本当にありがとう!嬉しかった。
モリファーズ・チームはよく練習ができており、まずまずの出来でした。
スタートはいつも通り、メンバーだけでの演奏、
二胡だけの静かな曲がワンパターンで4曲続いたので、「またか!」と心配したが
5曲目にやっと歌子が登場、「唐街雨情」をソロで演奏してくれた。
贔屓目ながらやっぱりいい! 歌子の二胡は最高だ。
記念に写真を撮ってすぐ帰宅し、このサイトに投稿してから、
ランタンの疲れを取りに、唐比温泉へ、これでランタンの疲れを取ろう。
熱演する歌子、風邪でずっと寝込んでいたので心配したが素晴らしかった。
「モリファーズ」メンバーの演奏、長崎で一番のセレブチームらしい優雅な演奏でした。
記念撮影