難しい野鳥識別のポイント


野鳥の名前も殆ど知らなかった私、図鑑を眺めながらのアップですが、
図鑑だけではなかなか識別は難しいです。
鳴き声、飛び方、現場の状況など、相当な経験をつまなければ、同定は出来がたいと感じています。
指導をいただくベテランバーダー間でも「いやそうではない」と、意見が異なることもままあります。
私も素人なりに勉強中ですが、どうか温かくご指導を賜れれば、と思います。


識別その25 オオヨシキリとコヨシキリとセッカの識別、
オオヨシキリには側頭線がない、コヨシキリには側頭線がある。どちらも脚は黒い セッカは脚が肉色、尾羽に黒い横帯、
 


識別その24 マガンとカリガネとヒシクイの識別、
多くのマガンの中に眼が金色がカリガネ、嘴が黒いのがヒシクイ、としておけば大方の目安、
 


識別その23 オジロビタキとニシオジロビタキ、
近くで見られるオジロビタキはほとんどがニシオジロビタキと考えられます。
ニシオジロは嘴の下が肉色、胸の斑は広がっています。鳴き声は ビ、ジ、ジ、ジ、
オジロは嘴が黒、胸の橙斑は狭い、胸に灰色の帯があります。鳴き声は、ジ、ジ、ジ、またはジリ、ジリ、ジリ、、
橙斑が薄いのは♀、
 


識別その22 セグロセキレイとタイワンハクセキレイ
どちらも喉の下が黒い、でもセグロは背中が黒く、タイワンハクセキレイは背中がハイイロ、
 


識別その21 ケアシノスリとノスリ
ケアシノスリの特徴は脚の付け根まで脛毛に覆われており、尾先に太い黒帯がある。羽裏は白い。
ノスリの特徴は腹帯、羽裏はクリーム色、黄色の脚がむき出し、
  


識別その20 ハイイロチュウヒの♀と、♂の幼鳥の区別
茶色くて腰上の白いのは♀、とばかり思い、記載していたが、鳥くんから右のは♂の幼鳥と指摘され
改めて識別の大事さを認識した。
とりあえずの識別ポイントは、虹彩が黄色ければ♀、背中にハイイロが混じれば♂、
また翼の下面が白ければ♂、あたりを頭において、しっかり撮ってみたい。



識別その19 タシギとジシギ
タシギとジシギの違いは腹部や初列風切の先端の色、白ければタシギ、嘴が少し長いのがタシギ、
タシギの嘴はストロー型、ジシギの嘴はアイスピック型、ジシギは眼先線が眉斑より細い。
ハリオシギは額が出っ張っているように見える。
オオジシギは白っぽく、タシギに似ている。チュウジシギは暗色の頭側線が特徴、バフ色の斑はない。
オオジシギ、チュウジシギ、ハリオジシギなどの決定的識別ポイントは尾羽の数のようですので、
識別できるような写真を撮る必要がありそうです。
タシギとジシギ
 

識別その18 「ツバメ類」
「イワツバメ」―腰部、背中も下腹部も、白い、
「ハリオアマツバメ」、喉と腰腹が白い,翼は鎌切り型
「アマツバメ」―翼が長い、背中のみ腰が白い、尾先が切れ込んでいる。
「ヒメアマツバメ」―小さい、喉と背中の腰白い、尾先が切れ込んでいない。
「アカハラツバメ」ー腹が赤い、
「コシアカツバメ」ー腰が赤い、腹部に縦斑がある。頭はベレー帽タイプ。
「ショウドウツバメ」―小さい、胸に十字の斑がある。
 


識別その17 「イカル」と「コイカル」
コイカルの識別のポイントは、もちろん体長がイカルが23センチに対し19センチと小さいこと、
ほかに風切の紋が二つあること、嘴の先が黒、脇がオレンジ
手前のイカルは紋が二つあるので、コイカルの可能性が高い。体長も小さかった。


識別その16 「カワラヒワ」(左)と「オオカワラヒワ」(右)
識別のポイントは風切の白色斑の巾、、狭いのがカワラヒワ、広いのがオオカワラヒワ、
オオカワラヒワは冬に渡り鳥でやってくるとのことです。


識別その15 「アカウソ」(左)と「ウソ」(右)
識別のポイントは色の境界、腹部まで赤みが続くのがアカウソ、ウソは境界がはっきりしており、腹部が灰色、
翼帯に白斑があるのがアカウソ、ウソはグレー、尾羽に白縞があるのがアカウソ、ウソには無い。


識別その14 「ツルシギ」と「アカアシシギ」
識別のポイントは嘴の色、下だけ赤みのあるのがツルシギ、上下とも赤みのあるのがアカアシシギとされているが、
遠めでわかるのは白い眉斑、私は「あればツルシギ」としています。


識別その13 「メスと幼鳥の識別」
メスと幼鳥の識別は難しい、何でもかんでもキビタキのメスといいたくなるくらいだが、



識別その12 「カモメ類」
カモメは嘴が黄色、途中にぼんやりと黒い斑、脚は黄色、
ウミネコは嘴が黄色、先に黒と赤、脚は黄色、眼が金色、
セグロカモメは黄色の嘴に赤斑、脚がピンク、オオセグロは背の色が濃い、脚はピンク、
セグロカモメには亜種が多く、識別はとても難しいので、まとめてみました。
カナダカモメ、アメリカセグロ、キアシセグロ、モンゴルカモメ、
ホイグリン、タイミルセグロなど、
http://www1.cncm.ne.jp/~seifu/seguro-matome19.htm

ユリカモメは脚と嘴がオレンジ色、眼の後ろに斑がある。冬羽は複雑、
「カモメ」、「ウミネコ」、「セグロカモメ」、「セグロカモメ若鳥」、
   
「オオセグロカモメ」、「オオセグロカモメの若鳥」、「モンゴルカモメ?」
  
「ズグロカモメ」、「ユリカモメ」
 

識別その11 「カラシラサギ」と「コサギ」
ポイントは眼先の色、カラシラサギの眼先は、夏は青緑、冬が黄緑、コサギの眼先は黄色
嘴は夏はカラシラサギが黄色く、コサギが黒いと、わかりやすいが、
カラシラサギの幼鳥は嘴が黒いし、コサギの冬は嘴が黄色で、紛らわしい。
この写真、残念ながら眼先に緑色が見当たらないので、コサギの幼鳥かな、、
右のは眼先が青い、だが嘴は黒い、冬だからカラシラサギの幼鳥という可能性もありかな、、
 

識別その10 「コチョウゲンボウ」と「ハイタカ」
体が小さいだけではコチョウゲンボウではないので要注意、頭が鼠色、背中にも青みがある。
♀は風切に横縞があるように感じるが、、下の写真はハイタカかな?


識別その9 「オオジュリン」と「シベリアジュリン」
シベリアジュリンは頭が鼠色、白い過眼線がない。嘴が特徴、丸みが少なく、直線的、下嘴に赤みが混じる。


識別その8 「ヒバリ」と「セッカ」と「オオヨシキリ」
ただ今編集中です、

識別その7 「エゾビタキ」と「コサメビタキ」と「サメビタキ」、
一番の特徴は胸脇の縦縞、強ければエゾ、なければコサメ、曖昧なのがサメ、
ただコサメの幼鳥には縦縞があるので要注意、
眼のアイリングがはっきりしてればコサメ、ともいわれているがここいらは曖昧、
アイリングはエゾが茶系でぼやけており、サメは黄色、コサメが白くはっきりしている。
エゾビタキは図鑑を見る限り細身のようだ。翼が長い。(15cm)、サメ(14cm)、コサメ(13cm)、
サメは初列風切が長く、コサメは短い。
羽縁はエゾが白、サメが薄茶で広く、コサメが白で狭い。
嘴の形はエゾが尖っており、サメは短く、コサメは長い、順に膨らみが感じられる。
嘴の色はエゾは付け根だけ黄、サメは中ほどまで黄、コサメはかなり先まで黄、といわれていますが、
ヒタキは特に難しく、まだよく識別はできません。


識別その6 「ウグイス」と「ムシクイ類」
ウグイスが一番大きい、尾も長い。ホーホケキョ
「センダイムシクイ」ー低山域、一番の特徴は頭央線、あればセンダイ、下嘴が橙黄色、焼酎一杯グィー
「エゾムシクイ」−中山域、体色が茶系、脚がピンク色、翼帯が2本あればエゾというが、センダイにも2本あるので
下嘴に褐色が混じればエゾとしておくほうがいい。ツキヒー
「メボソムシクイ」―1500m以上の高山域だからなかなか出会えない、水平姿勢が特徴、、
脇腹に黄色味が混じればメボソ、ジュリジュリ

ウグイスとヤブサメ


識別その5 「マダラチュウヒ」と「ハイイロチュウヒ」、
 

識別その4 「チュウヒ♀」と「ハイイロチュウヒ♀」、
一般的に腰の白いのがハイイロチュウヒ♀としています。ハイイロはチュウヒより少し小さいし、ずんぐりめといいます。
ハイイロチュウヒの♀は顔に白い縁取りがあり、お面を覆っているように見えるとのこと。
腹部に縦斑あり、風切上下面に黒い横縞がある。


識別その3 「ツメナガセキレイ」
一般的にはツメナガは体色は黄色、でなくても、ツメナガの場合もあるので要注意、
体色が黄色ではない場合、脚が長く、ツメが長いのをどう見分けるか?
右は体色は黄色、ツメも長そうに見えましたが、脚が肌色で駄目、ツメナガの脚は黒、 


識別その2 「ホオアカ」と「ホオジロ幼鳥」、「オオジュリン」
ホオジロの幼鳥は頬に赤斑があるので要注意、右はオオジュリンと間違えましたがホオアカでした。 


識別その1 「アトリ」にしては背中の斑模様が細かい。何だ!