正倉院の尺八


正倉院の尺八の写真である。吉備真備が唐から持ち帰り、聖武天皇に献上したと
伝えられている。楊貴妃の時代である。
竹、玉、象牙、種類もいろいろ、長さもいろいろ、ほぼ1尺2寸から3寸。管径はほぼ25ミリ、
節と孔の位置もいろいろであるが、おおかた表5孔のうち、3孔が下節に、2孔と裏孔が上節に配されている。
歌口部は一節切と同じく、節部にはない。
 

下は法隆寺にある聖徳太師の洞簫(右)、日本最古の尺八である。左は横笛