妙さんからの便り


虚空先生の一年忌に吹禅会を催したが、その御礼状が妙さんから届いた。

松林さま、奥様、政之様

先日はお忙しい中、遠いところからおいでくださいまして誠にありがとうございました。
ご当地の果物までお供えいただき厚く御礼申し上げます。
皆様のお声、竹の音、宇宙のどこかで聞いて嬉しく思ったことでしょう。
なかでも政之様の笛の音、どんなにか嬉しかったことか。
生前何回か聞かせていただき、そのたびに「美しか音色ね、あんな純粋な音は吹く人の
心が美しくなかと出てこんとよ。政之さんは素晴らしい心の持ち主ね」と何度も
繰り返したことを思い出し、感無量でした。
それから龍の写真が増えて嬉しい限りです。
自刻像の目線から外れないように置かせていただいています。
私も最近は空、雲を注意してみるようになりました。
旅が好きな人でしたから今は銀河鉄道に乗って終わりのない旅を続けていることと
星の見える夜空を仰ぐとき必ずそう思って眺めています。(後略)




生前に政之が取った龍雲の写真を 大事に自刻像の目線に飾っておられた。
そして今回は政之が撮った龍の眼の写真が
新たに仏前に飾られていた。
政之は虚空先生に心底可愛がられた。
われわれ家族は幸せ者だ。