学習指導要領〔第3学年及び第4学年〕

知識及び技能

(1) 言葉の特徴や使い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
言葉には、考えたことや思ったことを表す働きがあることに気付くこと。
相手を見て話したり聞いたりするとともに、言葉の抑揚や強弱、間の取り方などに注意して話すこと。
漢字と仮名を用いた表記、送り仮名の付け方、改行の仕方を理解して文や文章の中で使うとともに、句読点を適切に打つこと。また、第3学年においては、日常使われている簡単な単語について、ローマ字で表記されたものを読み、ローマ字で書くこと。
第3学年及び第4学年の各学年においては、学年別漢字配当表の当該学年までに配当されている漢字を読むこと。また、当該学年の前の学年までに配当されている漢字を書き、文や文章の中で使うとともに、当該学年に配当されている漢字を漸次書き、文や文章の中で使うこと。
様子や行動、気持ちや性格を表す語句の量を増し、話や文章の中で使うとともに、言葉には性質や役割による語句のまとまりがあることを理解し、語彙を豊かにすること。
主語と述語との関係、修飾と被修飾との関係、指示する語句と接続する語句の役割、段落の役割について理解すること。
丁寧な言葉を使うとともに、敬体と常体との違いに注意しながら書くこと。
文章全体の構成や内容の大体を意識しながら音読すること。
(2) 話や文章に含まれている情報の扱い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
考えとそれを支える理由や事例、全体と中心など情報と情報との関係について理解すること。
比較や分類の仕方、必要な語句などの書き留め方、引用の仕方や出典の示し方、辞書や事典の使い方を理解し使うこと。
(3) 我が国の言語文化に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
易しい文語調の短歌や俳句を音読したり暗唱したりするなどして、言葉の響きやリズムに親しむこと。
長い間使われてきたことわざや慣用句、故事成語などの意味を知り、使うこと。
漢字が、へんやつくりなどから構成されていることについて理解すること。
幅広く読書に親しみ、読書が、必要な知識や情報を得ることに役立つことに気付くこと。