学習指導要領〔第2学年〕

知識及び技能

(1) 言葉の特徴や使い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
言葉には,相手の行動を促す働きがあることに気付くこと。
話し言葉と書き言葉の特徴について理解すること。
第1学年までに学習した常用漢字に加え,その他の常用漢字のうち350 字程度から450 字程度までの漢字を読むこと。また,学年別漢字配当表に示されている漢字を書き,文や文章の中で使うこと。
抽象的な概念を表す語句の量を増すとともに,類義語と対義語,同音異義語や多義的な意味を表す語句などについて理解し,話や文章の中で使うことを通して,語感を磨き語彙を豊かにすること。
単語の活用,助詞や助動詞などの働き,文の成分の順序や照応など文の構成について理解するとともに,話や文章の構成や展開について理解を深めること。 
敬語の働きについて理解し,話や文章の中で使うこと。
(2) 話や文章に含まれている情報の扱い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。 
意見と根拠,具体と抽象など情報と情報との関係について理解すること。
情報と情報との関係の様々な表し方を理解し使うこと。 
(3) 我が国の言語文化に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
作品の特徴を生かして朗読するなどして,古典の世界に親しむこと。
現代語訳や語注などを手掛かりに作品を読むことを通して,古典に表れたものの見方や考え方を知ること。
書写に関する次の事項を理解し使うこと。
(ア) 漢字の行書とそれに調和した仮名の書き方を理解して,読みやすく速く書くこと。
(イ) 目的や必要に応じて,楷書又は行書を選んで書くこと。
本や文章などには,様々な立場や考え方が書かれていることを知り,自分の考えを広げたり深めたりする読書に生かすこと。