Swing Boat


番外編 PART1

「ローカルネタ」です。当時を懐かしんで頂けたら幸いです。
私の性格や特徴が明らかになる!?


黒練りの会発足

入部当時の3年生K村氏(トロンボーン)の提案で発足した会である。「黒いパイ」を練って遊ぶ。それは、4人集まらなければ成立しないもので、大学生必須の修得科目「麻雀」を愛する会のことである。当時は、K村氏はじめ、4年生のI田氏(トランペット)、2年生のH山氏(ベース)、そして1年生のMヤジ氏(トロンボーン)が中心メンバーであった。

Mヤジ氏は当時、諌早から通っていたのだが、黒練りの会の会合に参加するためにK村邸に泊まり込み、1週間も自宅に帰らなかったらしい。当然授業はそっちのけだ。風呂も入らず、下着は前後ろ、最後は裏返して(前後ろ)着用したらしい。

Mヤジ氏は、マナーが良く(?)
先輩思い(?)の後輩にやさしい(?)同期生で、私が今でも頼りにしている大好きな同級生だ。(後に彼と私は「怪物コンビ」と称せられる:理由は分からない)

なお、私は凝り性なので麻雀を覚えたら大変なことになると恐れていた。とりあえず1年間は、見学者としてオブザーバー出席するのだが、2年の頃ついに黒練りの会に入会するのである。


長大祭

5月末から6月にかけて実施される年に1度の学園祭だ。長大祭では演奏の他に、出店もある。「おでん」「焼き鳥」などの準備は、もちろん1年生の仕事だ。色々先輩に教わりながら皆で準備をし、1年生部員相互の連帯感も深まってきた。
ところが、
その学園祭の日に、S村部長(トロンボーン)から、引越しの手伝いを言い渡される。FAN FAN(ジャズ喫茶)のマスターが引越しするとのことである。1年生だから仕方がない。その手伝いをするのは私の他、Mヤジ氏だ。私達二人が選ばれた理由、もちろん体が大きく引越しに向いているからだ。

家具、洗濯機、テレビなど重いものを担いで階段を登るのはさすがに骨が折れた。お昼にご馳走になった「ちゃんぽん」の味が忘れられない。
いい汗をかいて戻ってきた頃には、とっくに日が暮れていた。つまみのネタはほぼ完売。部員達は、ビールを飲みながらすでに「できあがって」いる。出遅れた私達二人の思いは同じである。「でかい体でなければ良かった」。


黒髪祭

九州ビッグバンドフェスティバル(演奏編参照)の演奏会が終了した後、熊本大の学園祭を覗いた。私は同じ1年生のSケン氏、B氏(ギター)と3名で学内を散策していた。男3人で飲むのも面白くないと言うことになり・・・。下手な鉄砲も数を打てば当たるものだ(当てたのはB氏)、いつの間にか女性3人と飲んでいた。

しかし、どうもなじまない。年齢を聞くと3人とも高校生だった。これはいかんと思い、1時間も経たないうちに、再度鉄砲を撃つことにした。ところが今度はなかなか当らない。30回くらい空砲を撃ってしまった。しだいに的を大きくし(レベルを下げて?)やっと当った。しかしこれもまたイマイチだ。(先方も思ったかもしれないが)

そろそろ帰ろうと思っていたら、高校生3人組みが突然現れた。その中の1人は、すでに酩酊しており、私達に絡んできた。これはまずいぞ・・・。もちろん、ここは逃げるが勝ちだ。

その後、長崎に戻り1週間くらいして、部室に1通の手紙が到着した。中を開けると、2番目に当った彼女達からだ。文章の内容は詳しく述べないが・・・。知る人ぞ知る「星の王子様事件」である。


初めての合宿

合宿は、部員間の信頼関係を保つためにも重要なものである。「寝食を共にする」ことで、一層連帯感が強まった。
さて、初めての合宿に向う途中、昼食をとった。場所は諫早市の「浜勝」だ。この店のうたい文句は「ご飯のお代わりは自由」である。当時、オランダカツ定食を頼んだのだが、何杯お代わりできるか挑戦することになった。挑戦者は、Mイジヤ氏(サックス)、Sケン氏、Mヤジ氏と私の4人だったと思う。

その前にルールを決めた。それは、「お茶でご飯を流し込むべからず」である。店員も最初はニコニコしていたが、お代わりの追加とともに顔が引きつるのが分かる。さすがに5杯目にはきつくなった。しかし、「6個のオランダカツには、6杯のご飯」という、訳の分からない目標を立てて頑張った結果、遂に6杯完食! 「暴飲暴食友の会」の起源となる事件である。

その後、全員腹の調子がおかしくなり、その日の夕食は手につかない。訳を知ったK村氏(黒練りの会会長)から散々どやされたことを記憶している。


ソフトボール


合宿で楽しかったのはソフトボール大会である。ブラスセクションVSリズムセクションで戦うのだが、この時(2年生だったか?)は我々ブラスセクションが勝利した。やはり、私は演奏より遊びの方が本領を発揮したようだ

なお、写真は勝利チームの面々である。右からOサム氏、Sケン氏、Mヤジ氏、眼鏡が壊れたためフェイスガードを着用しているI井氏(サックス)、私、Mイジヤ氏、銀(サックス)氏、K木氏、そして、K沢氏(トランペット)である。

  後方の1名(白のトレーナー)は、負けチームで頑張ったH山氏である。
この他、合宿の想い出は沢山ある。別の機会で紹介したい。もちろん、私にとって危ない話は掲載しない・・・。


五島の花火事件

危ない話と言えば、五島の花火事件だろう。高校ブラスバンド部で同期だった奇人K氏(チューバ)が福岡の大学に入学していたこともあり、彼の元へ遊びに行くことになった。時同じくして、K村氏、H山氏、Oサム氏、Mイジヤ氏、Sケン氏、Mヤジ氏などいつものメンバーと某女性部員が五島へ遊びに行くこととなった。
私にも誘いがあったのだが、「プロフィール」にもあるように、私は船酔いがひどい。そして、泳ぎも得意でない。そうした理由で、誘いを断り福岡に行ってしまった。当然、皆は部員よりも高校の同期が大切なのかと腹を立てたらしい。

彼らは、美しい自然に囲まれた浜辺で花火をしながら、「五島のヤビヤ、福岡のロケット花火」など意味不明な言葉を発し、盛り上ったらしい。そして、その時作られた歌。

「飛魚が空を飛ぶ、鳥も空を飛ぶ、チャコチャコチャコリン、チャコチャコチャコリン、チャコチャコチャコチャコチャコリン・・・」。後世に残る名曲だ。

PS.言うまでもなく、彼らが私に腹を立てたのは別の理由である・・・。皆さん、失礼しました!


ハワイアンバンド

危ない話は止めようと思ったが、このハワイアンバンドの話題は避けては通れない。当時の部員が大変お世話になっているからだ。

我々長大生の憧れの的「活水女子短大」のハワイアンバンドで、部員はみな美人揃いである。理由は良く知らないが、以前からSwing Boatとの関わりが深いらしい。我々の演奏会前には差し入れしてくれたり、演奏会当日のメンバー紹介では「義理花束」を持ってきてくれる。私達にとってはありがたい存在である。聞くところによると、彼女らと交際しゴールインした先輩方も多くいるそうだ。私はというと失礼なことの数々・・・。

1年の時の「二兎を追うもの一兎も得ず事件」で玉砕した私は、性懲りもなく2年で引き続き玉砕する。そして、3年の時、「飲み屋のオネーさんと勘違いするなよ事件」で失態を演じ、最後は、「あのバンドは関係ないですよ事件」で、先輩からこっぴどく絞られた。


合コン

演奏以外で部員共通の楽しみ(?)は、合コンであろう。私も1年生の時初めて参加した。相手は純心短大だったと思う。参加する前に4年生のH名子氏(サックス)やI居氏から合コンの極意を伝授される。私は、4年生のK穂氏の秘伝「ナンバー2を狙え」を実行することにした。
さて、相手方を見ると・・・。ゲッ、ナンバー1さえいないではないか。ましてやナンバー2なんて・・・。少し盛り上ってきたと思いきや、「私達門限があるので帰りま〜す」の一言。えっ、まだ9時ですよ!

その後、先輩方に報告すると、「合コンは当りはずれのあるとさね〜。これに懲りずに次回に懸けることだよ」と諭されてしまった。それ以来、私は合コンが苦手になった。あの、集団お見合いのような場がなんともいやなのだ。結局、卒業するまでに2〜3回程度、それも数合わせのために参加しただけである。

懲りずに頑張った部員もいる。
同期部員で構成される「合コン友の会」のメンバーである。会長は話術を得意とする同期のY田氏(ドラム)。主力メンバーは、これも話術を得意とするI井氏、話術は得意ではないが金を持っているK木氏、恥ずかしい県の出身者O坪氏、そして、口下手だが毎回参加してしまうO野氏(ベース)である。
 彼らの根性は見上げたものだ。踏まれても踏まれても這い上がり、武勇伝(?)の数々。中でも、明美事件は後世まで残る傑作だ。


紹介されても・・・

集団見合いのような合コンは苦手だが、紹介されるのも苦手である。私は真面目な性格(?)なので、断ることができないのだ。どうしても紹介者の立場を考えてしまう。とりあえず、その時は当たり障りの無い話をするのだが、結局やんわりと断ってもらった。1人は学部の同期生の、もう1人は大先輩I田氏(トランペット)の紹介だったと思う。

同じ玉砕するにも、人の紹介より自分が選択した方が諦めがつく。こんな私は変なのかもしれない・・・。


看板娘

長大裏門に「定食屋」があった。長大生の溜まり場「D力」である。私も先輩に連れられて食事に行ったのだが、流行っている理由がすぐに分かった。そこには「看板娘」がいたのだ。年上の女性もなかなか魅力的である。特に、S村部長、Y野氏は良く通っていたようだ。もしかしたら、その看板娘が目当てだったのかもしれない・・・。

さて、2年の時だったか、看板娘の妹が高校を卒業して、そのまま店を手伝うことになった。当然、私達同期生にとっては、
年下の妹の方がターゲットである。そうは言ってもそこには多数の長大生がいる。競争率は高い。

ある日、S村部長はじめ数名で居酒屋(鳥勝だったと思う)に行ったのだが、そこには二枚ストッパーならぬ「二枚看板娘」がいた。その席で、S村部長から妹の横に座るよう命じられた。素直に従ったのだが、その後、私と彼女とを「くっつけよう」と目論んでいることに気付いた。私は別に構わないが、相手が迷惑だろう。これまで、店で少し話をする程度で特に恋愛感情はない。そうして、その場は終わったのである。
ところが、この後果敢にチャレンジした人物がいたのである。前述した「合コン友の会」のメンバーだ。確かドライブに誘ったのではなかったか・・・。その後、どうなったのかは私には分からない。

女性の話はこのへんで終了?
次回番外編は、何にしようかな・・・。


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