NHK長崎児童合唱団は2004年12月にできた合唱団で,いま(2019年)も,いろいろなイベントの出演や福祉施設の訪問,合唱祭やコンクールに参加するなどの活動をつづけています.
NHK長崎児童合唱団公式サイト
2019年7月,合唱団を指導されている松川暢男先生(合唱指揮者・全日本合唱連盟名誉会員)にお話をうかがってきましたので,それをもとに合唱団ができたいきさつやその後のようすをまとめました.
2004年,NHK長崎放送局の放送部長さんから松川先生に “NHKに親しみをもってもらうために,児童合唱団をつくりたい” という相談があったのがはじめのきっかけです.そのころ長崎には “長崎少年少女合唱団” と “長崎児童合唱団” があったので,松川先生は “あたらしい合唱団をつくるにあたっては断りをされてから,すすめてください” と返事をされたそうです.
長崎児童合唱団を指導されていた中澤伸元先生は独自の道を歩まれるので “NHK児童合唱団をつくるのに異議はない” ということでした.また,長崎少年少女合唱団は指導者のあとつぎの不安があったようでNHKの合唱団と合併したい意向をしめしましたが,直前になって,以前指導をされていた先生が転勤(?)でもどってこられて,そのまま現在まで活動をつづけています.
合唱団の指導は松川先生のほか,小・中・高の先生ひとりずつとピアニスト2人でおこなってきました.いまは,谷崎万里子先生(小学校教諭)が指導を,樋口梨絵先生がピアニストを,松川先生が合唱指揮者・音楽監督をされています.指導者については,できるだけおたがいにみがきをかけるため,2人以上で指導する形ですすめたいそうです.
あたらしい団員が入るにあたってはオーディションをおこないますが,よほどのことがないかぎり合格するということです.団員はいちばん多いときで40人ぐらいで,いまは20人より少なくなっています.そのうち男子が2-3人ぐらいいて,変声期になったらファルセット(うら声)でアルトをやっています.
定期演奏会はおこなっていませんが,10周年記念演奏会をおこないました.2020年度に15周年記念演奏会をおこなう予定です.ミュージカルにはまだとりくんでいません.