家族みんなが何でも自由に書いて楽しめるような黒板を作りました。以前は市販の小さなホワイトボードを使っていましたが,マーカーペンの匂いが気になったのと,少し大きめのボードが欲しくなったからです。黒板はチョークの粉が気になるところですが,まめに後始末をするのはたいして苦になりませんでした。チョークで書いたときの感触はなんとも良いもので,子供たちもたいへん気に入っています。
材 料
作製手順
片面があらかじめ塗装されているベニヤ板の塗装面を#180くらいのサンドペーパーでならします。下地がツルツルだと後で塗る黒板用塗料の食いつきがわるくなるので,表面に細かいキズが残るようにします。塗装していないナマのベニヤ板は下地塗料を塗ったあとでサンドペーパーをかけます。(下地作りについては黒板用塗料の説明書に方法が書いてあります)
下地ができたら黒板用塗料をスプレーします。軽く全体にまんべんなく吹きつけて1ないし2時間乾燥させます。この作業を3回くりかえします。極端な塗りムラやゴミがついたときは慌てず,乾燥した後にサンドペーパーを軽くかけて再度スプレーをかけると解決します。黒板用塗料の乾燥硬化には時間がかかるため,チョークで書けるようになるのは塗装して3日めです。それより前にチョークで書くと黒板面にキズがついてしまいます。もしキズがついたときは,スプレーをかけるときれいになります。タテが60センチ,ヨコが90センチの面積だと3回塗っても塗料はじゅうぶん余ります。残りの塗料は補修用にも使えますので大事にとっておきます。
黒板の下面には,チョークで書いたときに出る粉を受ける板(チョーク受け)を取りつけましょう。ニスなどを塗っておくと良いです。乾燥後に木工用ボンドとクギを使って黒板面の下に取りつけます。
手順は以上です。簡単ですから1日かけて自宅で何かの作業をやるついでに,合間をみて作るとできてしまいます。スプレー塗装や厚さ1センチのベニヤ板の端にクギを打つのは技術の見せ所でもありますが,多少いびつでも手作りですからいつまでも大事に使いたくなります。最後に,スプレー塗装については健康と環境に注意して使いましょうね。