工作室


 
 

1.今までに製作したエレキー



    (1) Accuキーヤー

    電信級(現第3級)アマチュア無線技士の資格を取った後は、HFでのQSOの半分くらいはCWになりました。そのころはまだ縦振れ電鍵一筋でしたが、エレキーの存在を知り、次第に欲しくなりました。
    そこで、クラブの仲間と一緒に作ったのが「Accuキーヤー」でした。
    このAccuキーヤーは、WB4VVFさんが1973年に考案したものですが、符号補完、長短点メモリ、スクイズ機能等を備えており、7個の標準ロジックICと2個のトランジスタ+CRで作ることが出来ます。今までにも多くの方の製作記事がCQ誌等の無線関係雑誌に掲載されました。
    エレキーを使用するようになって、またCWが好きになりました。
    個性が無くなるからとエレキーを使用しない方も多くおられますが、私の下手な符号を聴き取らなくても良くなった方もおられるわけで、その方は幸せだと思いますHI。
    この記念すべき私の第1号キーヤーは所属していたクラブ局に寄贈しました(押しつけた)ので、現在は手元にありません。写真くらい撮っておけば良かったなぁ。

    Accuキーヤー回路図


    (2) Z80キーヤー

    昭和56年頃、HAM Journal誌にCPU(Z80)を使ったキーヤーの製作記事が載りました。記事を読んだ時「これだ!」と思いました。これを真似して作ったのが2代目の「Z80キーヤー」です。製作は昭和57〜8年頃です。16ビットのCPUが登場し一世を風靡していた頃です。まだまだ8ビットCPUも現役バリバリでした。
    製作記事オリジナルの主な機能としては、
      a)パドルより入力した符号を判別して、登録されたキーワードを送信するとリグのスタンバイを即座にOFFにする。
      b)8チャンネルのメッセージキーヤ
      c)メッセージの間欠読み出し
      d)001形式のコンテストナンバーを自動生成
    等です。
    製作記事にはプログラムリストが掲載されていませんでしたので、作者の方にお願いしてリストを送って頂きました。
    これに、
      e)メッセージ中に定型文字列挿入
      f)各種の設定をパドルからの入力で行う
    等の機能を私の方で追加しました。
    特にa)のスタンバイ機能が気に入って、以来ずっとこのキーヤーを使い続けていました。

    ハードウェアは、手元にZ80のマイコンボード(北斗電子製SBZ80)が有りましたので、これに

      a)メモリ(ROM及びRAM)容量の拡大
      b)電池によるメモリバックアップ機能の追加
      c)I/Oのメモリマップ化 等
    の改造をして利用しました。仕様は
      メモリ:ROM 2または4kB(2716または2732使用)
          RAM 3kB(内バックアップメモリ2kB)
      I/O:入出力24点(8255A使用)
      クロック:2MHz


    I/O基板は自作しました。
    当時の記録は最終版のプログラムリストと、殴り書きの回路図位しか残っておらず、元記事の作者の方も判らなくなってしまいました。


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