このウェブページに出てくる語句の説明です。
電信(CW:Continous Wave)
アマチュア無線をご存じなくても「モールス」或いは「モールス符号」という言葉を聞いたことのある方は多いと思います。電信(CW)とはこの「モールス符号」を用いて行う通信のことです。「モールス」はこの符号を考案した人の名前で、1830年代に考案されました。尚、現在のモールス符号は、その後改良され、最初に「モールス」が考えたものとは異なっています。
モールス符号は、短点と長点の2つの符号の組み合わせで文字を構成しています。
短点の長さを基本とし、CWは最も簡単な通信方式です。信号が有るか無いか、つまり0か1かで情報を伝えるわけですから、最も古くから有るデータ通信ということになります。
長点は3短点分、
各点の間隔は1短点分、
文字間隔は3短点分、
語と語の間隔は7短点分
と決められています。
ただ、プロの通信の世界ではCWは姿を消してしまい、アマチュア無線でのみ使われている通信方式になってしまいました。
エレキー(エレクトリックキーヤー)
CWは短点と長点の符号から構成されており、これらを正確に送信するためにはかなりの熟練が必要です。そこで、この符号を電気的に作り出す装置が考えられました。これがエレキーです。
古くは真空管を使用したものも有りましたが、ICやトランジスタ等の個別部品で作られた物が主流でした。最近はワンチップ(IC1個の中にキーヤーの機能が入っているもの)化されたり、リグの中に内蔵されるようになりました。
リグ
アマチュア無線で使用する無線機のことをリグと呼びます。
無線機の電源を入れることを「リグに火を入れる」などと言います。
パイルアップ
珍しいアマチュア局に対し、多くの局が一斉に呼びかけを行っている状態。