Winter Days
Made by 綾吉
またとある寒い冬の日のこと
木枯らしが吹きすさび、落ち葉が舞う歩道には
寒さのせいか誰もいません
そんな中を歩いている物好きが二人いました
「・・さむい・・・・寒いわ」
「そんな格好してるからだよ」
アスカちゃんは真冬だというのにかなりの薄着でした
アスカちゃんのプライドとファッションセンスが厚着を許さなかったようです
「うるさいわね〜あたしは負けられないのよ!」
「何にだよ・・?」
「全てによ!勿論私自身にもね! ハ・・ハックシュンっ!」
「はぁ、ほんとに風邪ひくよ?」
「・・・・しょうがないわね! ほらぼおっとしてないで早く上着脱ぎなさいよ!」
「え? 何で!?」
「しょうがないからあんたの上着を我慢して着てやるって言ってるのよ!」
本当はシンジ君の上着を着れて嬉しいくせに素直じゃないですね
「ハックシュン!」
今度はシンジ君が風邪をひきそうですね
「もう、しょうがないわね」
「え?」
シンジ君の腕にギュっとしがみつくアスカちゃん
「こうすれば暖かいでしょ!」
「あ、ありがとう」
「勘違いしないでよ!あんたに風邪ひかれたら家事やる人間がいないからよ!」
「はいはい」
そういいながら真っ赤になって汗をかくアスカちゃんでした
またまたとある寒い冬の日のこと
木枯らしが吹きすさび、落ち葉が舞う歩道には
寒さのせいか誰もいません
そんな中を歩いている物好きが二人いました
「寒いわね〜」
「・・・そりゃね」
マナちゃんはミニスカートでした
「シンジの為にミニスカートにしたのよ〜」
「僕のためって言われても・・・」
ちょっと赤くなって目のやり場に困るシンジ君
「それよりも寒いよーシンジぃ〜」
「・・・・・」
どうしようか悩むシンジ君
「あっそうだ! これよ!」
そう言うとマナちゃんは何処からともなく毛糸の固まりを取り出しました
「何それ?」
「マフラーよ」
「何か長くない?」
「いいの、これはこうやって使うものなんだから!」
マナちゃんは長い長いマフラーの端をシンジ君の首に巻きつけると
もう片方のマフラーの端を自分の首に巻きつけました
「これって・・・」
「これで二人とも暖かいでしょ?」
「・・うん」
「私霧島マナは、愛するシンジの為にこのマフラーを去年の秋から編んでました」
「・・・・マナ」
「シンジ」
マフラーで繋がっている二人は
自然とお互いの距離も短くなるのでした
シンジ君はちょっと赤くなってましたが
そして手をつないで歩くマナちゃんは満面の笑顔でした
番外
「ねえ、ペンペン寒くないの?」
「クワっ!」
温泉ペンギンといえどもペンギンはペンギン、寒いどころか
とっても元気にはしゃぐペンペンでした
綾吉さんからSSを頂きました(^▽^)ありがとうございます〜
ファッショに五月蝿いアスカちゃんは寒いのに薄着、風邪引きますね(^^;)風邪を引かないようにシンジ君の上着を奪い取ってしまい、そしてシンジ君に抱きつく!確信犯です(^^)
マナちゃんはセクシーにミニスカート、シンジ君羨ましいぞ。長いマフラーを二人で巻けば距離が縮まって恋人同士(^^)
ペンペンは冬でも元気ですね(笑)
アスカちゃんやマナちゃんの冬は寒くないねと感想を送りましょうね。
とっても素敵なSSをくださった綾吉さんへ感想を送りましょう。
綾吉さんのHPはこちら!「綾波天国」
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