レイちゃんの主張

Made by チェリオ





 「全く・・・あのバカシンジと来たら・・・」

 「そ、そうなの・・・」

アスカとヒカリは教室で話し込んでいた。

じ〜〜〜。

 「でも、碇君も悪気があってやったわけじゃないと思うわ」

 「だとしてもレディの部屋に入る?しかも無断で!」

それは貴女が起きてこないからなんじゃないの?

心の中で呟いた。

じ〜〜〜〜〜〜〜。

さっきから視線を感じる。

 「な、なによ?」

冷たい目でこちらを見ていたのはレイだった。

 「・・・ずるい」

 「何が?」

無表情なレイに少し戸惑うアスカ。

 「どうしてそうなの!ねぇ!」

 「だから何が!」

言ってる意味が分からない。

遠回しな言われ方は嫌いである。

まどろっこしいレイに少し苛立った。

 「その胸!反則じゃん!!」

レイはさっきからアスカの胸だけを見ている。

 「はぁ?・・・・・って、羨ましいのね。この胸が」

言いたいことが分かったので、レイの前に大きく自己主張をさせる。

 「!?・・・・・アスカ・・・今どれぐらい?・・・」

恐る恐る聞いてみる。

 「前に測ったときは確か・・・・・・」

レイの耳元で囁いて、その答えにレイ吃驚。

ゆっくりとアスカから離れるが、足元がふらふらだし、目の焦点もあっていない。

 「アダムとリリスの融合で、みんな1つになっちゃえば良いんだ・・・・」

半ば彷徨っているレイの呟きが妙に響いた。

 「ま、諦めなさいよ。アンタじゃ無理だから」

澄まし顔で言ってるが、どう見てもレイをからかっている。

この態度にレイぷっつん。

 「胸が小さいのってそんなに駄目なの!?

  みんなそれぞれの大きさがあるじゃない!!

  Aカップじゃいけないって言うの!?」

 「はっ。所詮は負け犬の遠吠えね」

 「良いじゃん!Aカップで良いじゃん!!」

涙目で抗議しても、アスカには効き目がなかった。

しかし、何度も言っておくがここは教室である。

周りで聞いていた男子生徒は暴走一歩手前。

純な男の子は、鼻を押さえて教室を出ていったりもしている。

 「そう言う話は公衆の面前でするもんじゃないわよ・・・・・」

注意する気も失せたヒカリであった。







後書き・・・

女の子の会話って偶に吃驚させられます。
かなり怖いですね〜。
対処に困ったチェリオでした。

 チェリオさんからSSを頂きました(^▽^)ありがとうございます〜

 このレイちゃんは通称リナレイちゃんですね。アスカちゃんとヒカリちゃんの会話にまったく関係無く、アスカちゃんの胸を見るレイちゃん(話は聞きましょう^^;)

 乙女のお年頃は胸の大きさが気になりますね。アスカちゃんの胸が羨ましい、シンジ君と住んでいるから尚更羨ましいでしょうね。

 自分の胸のサイズをクラス中に主張(笑)したレイちゃん、へっぽこですね。

 シンジ君もレイちゃんの主張を聞いていたの?と感想を送りましょうね。

 とっても素敵なSSをくださったチェリオさんへ感想を送りましょう。

 皆さんの感想が作者の力になります!一言でもよいから感想を書きましょう!!


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