甘えたい
Made by チェリオ
場所はリツコ私設研究所。
ここに訪れた1人の少女が、今回の問題を引き起こす。
「赤木博士」
「用は一体何?レイ。私は忙しいのよ?」
パソコンを弄り、資料を漁る。
その様はデスクワークを連想させるが、残念ながら画面上に表示されている文字が全てを否定した。
「折り入って話があります」
いつもより押しが強いレイ。
「あら?ついに実験体・・・・・・・協力してくれるの?」
少し間が空いた。
幸運なのは、レイ自身に聞こえなかったと言うことだろう。
「こういうことです・・・・・」
リツコに耳打ち。
「成る程・・・ギブアンドテイクね。分かったわ」
ここに、熱き契りを交わした。
「出来たわ・・・どこから見てもこれは完璧な代物ね」
「・・・ありがとうございます」
一体何をされたのか不明だが、レイには少し疲労の色が見える。
「効果は6時間ってとこだけど・・・本当にそれだけで良いの?なんなら一生・・・」
「結構です」
そう言ってレイは出ていった。
それを見送るリツコ。
しばらくした後に、パソコンを弄くる。
どうやらギブの方は体を差し出すと言うことだったらしい。
「レイの身体・・・ずいぶん良くなっているわね」
普段のリツコから考えられないほど、表情が優しかった。
葛城宅のリビングで、シンジは久しぶりの休息を味わっていた。
ミサトは仕事、アスカはヒカリとショッピング。
つまり、今現在シンジ1人しか居ないと言うことである。
のんびりとテレビを見ていたとこへチャイム。
「アスカかな?でもそれにしては早いし・・・」
時計を見たら午後の1時。
「まぁ、出ないわけにも行かないな」
そう呟いて、玄関へ急ぐシンジ。
着実と魔の手が忍び寄っていた。
「はーい」
「・・・碇君」
「綾波じゃないか。珍しいね」
「会いたかったから・・・」
「ふーん。まぁ、上がって」
その言葉に疑問を感じたが、それはきっと自分の気のせいだろうと自己完結。
「お邪魔します・・・」
対するレイはもう心臓ドキドキ。
シンジの後ろに着いていった。
「ああ、何か飲み物でも・・・って綾波!その頭から突出しているのは何!?」
「碇君が喜ぶだろうと思って・・・」
レイに新たに付け加えられた物。
それはネコ耳だった。
「碇君・・・ネコは寂しいと感じると死んでしまうの・・・」
「綾波・・・それはウサギだと思うんだけど・・・」
「ネコは1人では生きていけないの・・・」
お構いなし。
「ネコはワガママなの・・・」
段々とシンジに近づいてくるレイ。
「碇君と一緒に居たいの・・・」
シンジは追いつめられて、逃げ場を失う。
「だから・・・」
この後、シンジがどうなったかは知らない。
ただ、「ははっ・・・ネコ・・・ネコ・・・」と意味不明なことをのたまっていた。
〜おまけ〜
リツコ私設研究所。
またしてもここに用がある少女が訪れた。
「あら?一体何の用かしら?」
「実はリツコに折り入って相談があるの・・・」
そう言って少女はリツコに小声で話す。
「・・・ってことなんだけど、出来る?」
「任せなさい。ほんの1〜2時間で出来るわ」
「さっすがリツコ!」
「で、お試しとして6時間ってとこだけど、それだけで良い?今ならサービスで永遠に・・・」
「それは結構よ」
冷たく言い放った。
後書き・・・
思想がレベルアップして妄想になっちゃいました。
本当に、本当に申し訳ありません。
チェリオさんからSSを頂きました(^▽^)ありがとうございます〜
レイちゃんとリツコさんの怪しい会合は・・・なんとネコ耳をつけることでした。ネコ耳のお陰で少し積極的になりましたね。
その後もう一人の少女がリツコさんを訪ねましたね、これでシンジ君をゲットですね。
今回の発明は大成功でした。
レイちゃん、アスカちゃん、ネコ耳いいねと感想を送りましょうね。
とっても素敵なSSをくださったチェリオさんへ感想を送りましょう。
皆さんの感想が作者の力になります!一言でもよいから感想を書きましょう!!
SSroom_4
投稿:甘えたい