注意

このSSは作者、神崎貴彦さんが記憶から消してしまいたいくらい出来が悪いと言いましたので
みなさん見ないでくださいね。

それでも見た方は励ましの感想を送りましょう


















































思い出

Made by神崎貴彦


ドン・ドン・ドン
!!

「あ〜、も〜っどこ狙ってるのよ!ぜんぜん当たんないじゃないの!」

「そ、そんなこと言ったって、エヴァに乗ってるわけじゃないんだから簡単にいくわけないだろ。」

「あんたの根性が曲がってるから弾もまっすぐ飛ばないのよっ!!

ばしっ!!

シンジの左頬にアスカの平手が舞う。

「いたたた…何するんだよ!アスカ!危ないじゃないか!」

頬を押さえながらシンジが抗議する。

「そうよ、アスカ。今シンジ君は拳銃を持ってるんだからね。おふざけは禁物よ。」

シンジ達の後方5mに腕組みをしたミサトが眉をしかめながら言い放つ。

「なによ。たかが拳銃じゃない。これよりミサトのカレ−の方がよっぽど「取り扱い注意」よ!」

「なんでっすって〜!!

すかさずミサトが傍のテ−ブルにあったバズ−カ−砲を抱える。

「ミ、ミサトさん!!

シンジがあわてて二人の間に入る。

「どきなさい!シンジ君!」

「シンジ、どいたら殺すわよ!」

「あああああっ…」

二人の間で右往左往するシンジをミサトのさらに後方にいたリツコがあきれた顔で見ている。

「ふ、相変わらず…ね。」

ふと、目の前にあった拳銃を一つ手に取る。

「あれからもう二ヶ月か…」

懐かしそうな顔で銃のスライドを指でなぞるリツコ。

「ねえ、リツコお母さん、止めなくてもいいの?」

青い制服に身を包んだチビレイがその澄んだ紅い瞳をくりくりとさせながらリツコの白衣のすそをひく。

「いいのよ。気が済めば落ち着くから。あの三人は。」

優しげな顔でレイを見、再びシンジ達に視線をずらす。

そこにはバズ−カ−の砲身でおもいっきりはたかれているシンジの姿が見える。



「あああ、それはそう使うものじゃないんですけど…」
「うるさい!ダメ−ジを与えられたらいいのよっ!!」



「レイね、シンジお兄ちゃんを助けてくるね。」

「行かなくてもいいのよ。レイはお母さんと一緒に帰りましょ。」

「だって、シンジお兄ちゃんはレイの「いのちのおんじん」だもん。」

そう言うと、チビレイはとてとてと三人の中に入っていった。

「こら〜!シンジお兄ちゃんをいじめるな〜!!レイアタ〜ック!」



げしっ!!
「レ・レイちゃん…僕だよ…」
「あ…シンジお兄ちゃんをよくも〜!!



「命の恩人か…」

空を見上げるリツコ。

「私達の命の恩人なのよね。シンジ君は。」

目の前で大騒ぎしている三人+0.5人をよそめにリツコは二ヶ月前の事を思い出していた。

そう。それは、ネルフにテロが入った最初で最後の日。







「目標テロ集団、第三防衛ラインを突破しました!!

「すぐに防護壁を張って!非戦闘員は退却の準備よっ!!

ミサトが激をとばす。

「よりによって碇司令が不在の時にこなくたっていいじゃない…」

怒りと困惑の入り混じった顔で愚痴をもらす。

「防護壁始動!………だめです。間に合いません!動きがはやすぎます!」

「あきらめちゃだめよ。各ブロックのシェルタ−閉鎖!急いで!」

マヤの目の前にあるモニタ−に「BLOCKED」という文字が浮かび上がる。

「ブロックの閉鎖には成功したようね。しかしこれで私達もここから動けないわよ。どうするの?ミサト。」

「後はネルフお抱えの防衛部隊に任せるしかないわね。」

「これはこれは。作戦部長とは思えない弱気な発言ね。」

「しょうがないでしょ!いきなりの侵入でおまけにめちゃんこ動きがはやいんだもの!あのくそテロ集団!」

メインコンソ−ルパネルにどん!と拳をたたきつけるミサト。

「こっちも武装してたほうがいいかもしれませんね。防護壁もいつまでもつかわかりませんし。」

「そうね、マヤ。何があるの?」

「大した物はありませんが、ナイツのカ−ビンライフルソ−コムピストル.44オ−トマグに、他には…」

「け、結構あるのね…それ、どうしたの?」

次々に机の引き出しから銃器を出すマヤに引き気味のミサト。

「だってぇ、わたしぃ、戦自出身だしぃ〜、好きなんです。これ。」

自慢(?)のソ−コムピストルに頬擦りしながらちょっと(?)ぶりっ子が入ったマヤ

「で・も・シンジ君のほうがもっとす・き・よ!いやん!私ったら。」

机一面に貼られたシンジの写真にウインクしながら別の世界に行きかけているマヤをミサトが止める。

「マ、マヤ、シンジ君はわかったから…弾丸はあるの?」

「ありますよ。もちろんホロ−ポイント!炸薬付き♪あ、50口径バレットもありました。」

「対戦車ライフルがなんでここにあるの?!

ミサトがとうとう切れた。

「ほら、司令も言ってたじゃないですか。え−と…」

「碇司令が何か言ってたっけ?」

「え-と、あ、思い出しました。ふっ、問題無い。って。」

「有りすぎよっ!!

ひげおやぢの様に手を組んでニヒルに片頬をあげてにやけたマヤにミサトが怒鳴る。

そんな騒動をよそ目に・・・





















「ねえ、僕達ここから生きて出られるのかな?」

「あの鋼鉄銃器バカ女がいれば大丈夫なんじゃない?」

エントリ−プラグの中でシンジとアスカがひそかに心配していた事をマヤ達は知らない。





「マヤさん・・・やるわね。でもまだ甘いわ・・・」

リツコの傍でチビレイが怪しげなことを企んでいたこともマヤ達は知らない。




どうも、神崎です。
今回は私のHP100HIT踏みとう言う事でエヴァのSSに挑戦したわけですが、
難しかったです。エヴァ。
当初の予定では長編になってしまうような雰囲気だったので
強引に短くしてしまいました。
ううっ…マヤファンの皆さん、ごめんなさい。


 神崎貴彦さんからSSを頂きました(^▽^)ありがとうございます〜
 神崎さんの後書きからわかるようにjun16が神崎さんのHPの100hitと踏んだので我侭言って頂きました。それも初めて書いたそうです(苦労したようですね)

 相変わらず五月蝿い三人組を見て呆れるリツコお母さん、そしてちょっとドジ?なチビレイちゃん。
 そしてマヤさん!かわいい顔して武器をたくさん所持(^^;)

 流石武器に詳しい神崎さんですね。武器がいっぱい。

 とっても素敵なSSをくださった神崎貴彦さんに皆さん感想を送りましょう。

 神崎貴彦さんのHPはこちら!「K`sDEPOTS

 皆さんの感想が作者の力になります!一言でもよいから感想を書きましょう!!


SSroom-3

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