最後の渚

〜ある愛のカタチ〜

Made by メタトロン弟



 シンジ「アスカ!加持さんはもういないんだ!死んじゃったんだよッ!」
 
 アスカ「・・・・・・・・・・・・・・・。」

 廃墟をうろつくアスカ。壊れたバスタブにつかり、独り言を言う。

 アスカ「シンクロ率0%・・・。セカンドチルドレンたる資格なし・・・。」

 
 もはや彼女の目には何もうつっていない・・・・・・。


 一人で湖にやってきたシンジの目にうつった銀髪の美少年は身長約40メートル。

 汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンとほぼ同じサイズである。

 巨人、渚カヲルは「第九」を口ずさんでいた。
 
 カヲル「歌はいいね。



 監督「カアーット!どうなってんだこれ!」

 アシスタント「ああ、指示があったんですよ。」

 監督「誰からだッ!ドラマも何も滅茶苦茶じゃないか!」

 アシスタント「しるかボケ。」


 
 カヲル「嗚呼、シンジ君!ここから見た君はまるで小人!そして僕はガリバー!ガリバーは小人に縛られるものなんだ!さあ、僕を縛っておくれ!シンジ君!

 シンジ「カヲル君・・・そんなセリフ台本にないよ・・・。」


 そして夜が明けた・・・・・・。


 ミサト「渚カヲル・・・。委員会が直に送ってきた子供よ。必ず何かあるわ。」


 あるに決まってんだろ。
 

 新たなセカンドチルドレン、渚カヲルの弐号機とのシンクロ率は100%だった。

 弐号機は勝手に動きだし、巨大カヲルとの二人ばおり、さらには夫婦漫才までやってのけたのである。
 
 マヤ「すごい・・・。コアの変換も無しに・・・・・・。」
 

 関係ないジャン。


 ゼーレ01「タブリスを他の使徒と同じサイズにしたのはまずったな。」
 
 ゼーレ09「そもそも、なんであやつだけ人間の格好なのだ?」
 
 ゼーレ06「キール議長の趣味だ。奴はショタ、もとい美少年好きだ。」
 
 ゼーレ08「奴は『あの大きさじゃ抱擁もできない!』と言っていたぞ。」
 
 ゼーレ03「キールは、カプセルに入ったタブリスをにやにやしながら見ていた。」
 
 ゼーレ一同「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 そのころ、巨大カヲルは弐号機を暴走させ、セントラルドグマを目指していた。

 追撃するシンジ。
 
 シンジ「ウソだウソだウソだ!カヲル君が使徒だったなんて!(ホントはわかってたけど、台本には逆らえないんだ!)」
  

 やっぱバレバレ。


 そして、シンジは弐号機を撃退し、カヲルの目の前に立った。     
 
 シンジ「(えーと、台本によれば・・・握り潰す?!)できっこないよ!そんなこと!40メートルだよ!監督!監督!僕を助けてよ!」
 
 カヲル「さあ、シンジ君、僕を消してくれ!・・・おや、そこにいるのはミュ◯ツー?!ミュ◯ツー、君と僕は同じだね。
 
 ミュ◯ツー「私はなぜここにいるノダ・・・。」

 シンジ「カヲル君!君が何を言っているのか分からないよ!そんなセリフ、台本に載ってないよ!」
 
 カヲル「フッ、僕にとってアドリブと台本は等価値なのさ、シンジ君。好意に値するね。


 なにが・・・・・・・・・・・・?















襲撃(しゅうげき) 






 メタトロン弟さんからSSを頂きました(^▽^)ありがとうございます〜

 颯爽と現れたカヲル君、でも身長が・・・大きすぎ!監督や台詞を無視して演技するとは大物ですね(笑)

 真面目なシンジ君はちゃんと?演技をこなしているのにカヲル君はアドリブ一直線、流石使徒は違います。

シンジ君アカデミー賞ものだねと感想を送りましょうね。

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