ゲンドウ君の秘密
Made by シゲボー
ここはネルフ本部の執務室。
ネルフ指令の碇ゲンドウと、副指令の冬月コウゾウがいる。
ゲンドウは、お決まりのポーズでなにやら考え事をしている。
冬月はゲンドウの傍らで詰め将棋を楽しんでいる。
「なあ、碇。聞きたいことがあるんだが。」
「何ですか、冬月先生。」
「どうしてひげをはやしているのだ。」
「そんなことですか。それはひげをそるのが面倒だからですよ。」
「そのわりには、そろっているではないか。」
「ふっ・・・・・問題ない・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「碇、もうひとついいか?」
「何ですか。」
「なぜ色付きのめがねをかけているんだ。」
「それは、シンジに父親の威厳とやらを見せるためだ。」
「理由になってるのか?」
「ふっ・・・・・問題ない・・・・・」
「・・・・・・・・ふぅ・・・」
「碇。」
「何でしょう、冬月先生。」
「そのポーズ、疲れんのか?」
「慣れましたから。自分の部屋にはマッサージチェアもありますし。」
「つまりは疲れるってことだな?」
「・・・・・・・・問題ない・・・・」
「・・・はぁ・・・(この男はこれしかしゃべれんのか)・・・」
「そういえば、冬月先生。」
「なんだ、碇。」
「冬月先生は、結婚なさってましたか?」
「男の子だったらシンジと名づけよう。女の子だったら・・・・・・」
「先生、答えになってませんよ。」
「ふっ・・・・問題ない・・・・」
「・・・・・・(・・・私の言葉・・・)・・・・・・」
「なあ。」
「何ですか。」
「お前はいつもそうやって何を考えてるんだ。」
「・・・・・・・・・ユイのことですよ・・・どうしてそんなことを?」
「お前のアホづらが気になってしょうがないからだ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・問題ない・・・(このジジイが。)・・・・・」
「・・・・・・そうか・・・・(ふっ、勝ったな)・・」
「もうひとついいか。」
「なんだ。」
「この部屋、もっと明るくできんのか。」
「この明るさがちょうどいいと思うが。」
「この本の字が、暗くて読みにくいんだが。」
「・・・・・・・・そろそろ眼科にでも行ったほうがよろしいのでは?」
「・・・・・・・おととい行って来たばかりだ。両目とも2.4だったが。」
「そうか・・・・・・ならば問題ない・・・・・」
「・・・・(このひげのメガネオヤジが)・・・・・」
「なあ、碇。」
「何です。」
「どうしてひげをはやしているんだ。」
「・・・・・・・・さっきも聞かれたと思ったが・・」
「・・・・・・・そうだったな。私もボケ始めたかな・・・」
「まったくだ。」
「・・・・・・・・・ハッキリ言うな・・・碇・・・・」
とある日の、ネルフ本部執務室だった。
あとがき
初めまして。私はシゲボーといいます。SSを書くのは初めてでへたくそですが感想をいただけたら幸いです。
jun16の手軽な掲示板の方に、この話の裏話を載せて置きます。暇でしたら、覗きに来てください。
次は、3アホトリオ(?)について書きたいと思います。
でわ、また会う日まで。
シゲボーさんからSSを頂きました(^▽^)ありがとうございます〜
SSは初めてだというシゲボーさん、初投稿を「jun16 Factory」に頂けるなんて感激です(^▽^)
広い広〜〜〜〜いネルフの執務室で交された怪しい?会話、2人とも暇なんですねえ(笑)
ただ何気にジッとしているゲンドウ君、しかし色々と努力?があるんですねえ〜(髭揃えていたり、眼鏡の色を考えていたり)それと疲れるならお決まりのポーズやめれば良いのに(お気に入りなんでしょうね^^)
冬月先生も暇ですね、それならもう一度教鞭をとったら良いのに(ゲンドウ君に授業しましょう)
使徒が来ない日はどうしようもなく暇ですね。
とっても素敵なSSをくださったシゲボーさんに皆さん感想を送りましょう。
皆さんの感想が作者の力になります!一言でもよいから感想を書きましょう!!
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