タイピングR計画

Made by シゲボー

「なあ、マコト。」

ネルフの発令所で暇を持て余していたシゲルはマコトに話し掛けた。

マコトはというと、コンピュータのキーボードを必死にたたいてる。

「カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ・・・・・・・・・・」

返事は無い。気づいてないようだ。

「オイ、マコト!」

「カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ・・・・・・・・・・・・・・・・・」

大きい声で呼んでも気づかないシゲルに、マコトはキレた。

「マコト!!」

「わっ!・・・・・シゲルか。びっくりさせるなっ・・・・って!?ああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」

マコトを呼んだときより大きな声でシゲルは叫んだ。

「!?どうした。」

「30分の苦労が・・・・・・」

泣き出すマコト。精神汚染、始まりました。

「おい・・・どうしたって言うんだ。」

「シゲルのばか〜〜〜〜〜〜〜シゲルのばか〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

まるっきり子供に戻ったマコト。

「話してみろよ、俺が何をしたって言うんだ。」

「おぎゃ〜〜〜〜〜〜〜おぎゃ〜〜〜〜〜〜〜」

赤ん坊に戻ったマコト。精神汚染、最終段階、これ以上は危険です!

話を聞けないと判断したシゲルは、モニタを見る。

「ったく。何をしてたん・・・・だ・・・・・・・」

すると、蛇ににらまれた蛙のように固まった。

モニタにはこう書かれていた。

 

 

 

 

 

 

 

リツコ印

ワープロ検定初段  MAGIシステム専用問題  模擬試験

 

 

1分間で打つ文字数             250字以上

検定初段合格ライン             30分以内で7500字以上

 

 

日向 マコト

あなたの結果

 

 

1分間平均                    249字

30分で打てた文字数            7483字

 

 

総合評価                    不合格

 

もっと真面目にやんなさい!!

By 天才科学者  赤木 リツコ

 

 

 

 

 

 

 

「これって・・・・・・・俺のせい?」

「シゲルのばか〜〜〜〜〜〜〜〜シゲルのばか〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

そうです、あなたのせいです。精神汚染、おさまり始めましたね。

「ナレーション、うるさいぞ。」

「グスン、ばかーーーーーー!!」

失礼しました。

 

 

 

「やっと正気に戻ったか、マコト。」

「ふう〜。まったく、何のつもりだよ。」

「悪い悪い。知らなかったんだよ模試やってるなんて。でもどうしてそんなもんやってるんだ?」

「これに合格すれば、一尉に昇進できるんだとさ。赤木博士が持ってきたんだ。」

「こつこつこつこつ」

「へえ〜〜。それは知らなかった。」

「使徒もこなさそうだし、暇だったからやってたんだ。」

 

 

「こつこつこつこつ」

「赤木博士って、いろいろなことを手がけてるんだな。」

「ここだけの話だが、実は博士は碇指令とできてるってうわさだぜ。」

「こつこつこつこつ」

「ほんとかよ。」

「何を話してるの。」

「「ぎくっ」」

リツコの声・・・・・

「パターン青、使徒です!!」

「強羅絶対防衛線、突破されました!」

「使徒なんて来てないわ。」

「「・・・・・・・・・・・・・」」

恐る恐る振り返る二人。

その先には・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青髪の少女、レイがいた。

「「(ふぅ〜〜〜〜。脅かしやがって。)」」

 

「お母さんの悪口言ってたの?」

「えっ!?あっ、ああ。今の話?うん、違うよ。そうだな〜、レイちゃんがまだ知らなくてもいい話だよ。なあ、シゲル?」

「えっ?うん、そっ、そうだな。まだレイちゃんには早い話だな。」

「そう。ならば報告してくる。」

「「へっ!?」」

「オペレーター二人、ロンゲのにーちゃんとつんつん頭のメガネがお母さんの悪口言ってたこと。ロンゲとメガネは用済みね。」

「「まってー。レイちゃ〜ん!」」

すごい速さで走り去っていくレイ。

当然追いつけないのはお約束。

このあと、MADな科学者R,A(レイではない)の実験材料になったのは別の話。

 

 

 

 

 

「これからひどい目にあいそうだな、シゲル。」

「そうだな、マコト。」

「ここは協力してがんばろう。」

「ああ。」

ガッシリと抱き合った二人の周りには、ATフィールドが出来上がっていた。

 

 

 

 

 

 

「ところでシゲル。さっき俺を呼んでいたけど、なんだい?」

「えっ、あっああ。ええ〜と何だっけな・・・・・・・・・・・・そうそう、マヤちゃんの事どう思う?」

「・・・・・・・なんだ、そんな事か。アタックするならもう一つ階級が上がったらにしろよ。」

「いやいや、お前はどう思ってるかって聞いてるんだよ。」

「う〜〜ん。やっぱりかわいいとは思うよ。でも俺はミサ・・・・・・・・・」

「やっぱりそう思うか!よし、決めたぞ。明日のオペレーター訓練が終わったら・・・・・・(ムフフ)」

シゲル君、妄想ワールドに突入。ナニを考えてるかは、ご想像にお任せします。

 

 

 

10分後・・・・・・・・・・

「おーい。シゲル!もう良いだろ。」

「・・・・・・・・・・・」

「おい!シゲルってば!。」

「・・・・・・・・・・・」

「すぅ〜〜〜〜〜。シゲルいい加減にしろ〜〜〜〜〜」

「はぅ〜〜〜。うるさいなマコトは。せっかくいいところだったのに〜。」

「・・・・・・・・お前ってやつは・・・・・」

「なんだよ、まったく。」

「マヤちゃんにアタックする前に、この試験を受けてみれば良いんじゃないか?」

「?何でだよ。」

「階級がマヤちゃんよりも上ならばかっこいいだろう。」

「おっ、なるほど。」

「じゃあ、早速やろうか。」

「こっちもはじめるわよ。レイ、用意はいい?」

今度こそリツコの声・・・・・

「「・・・・・(やばい。死んでしまう。)・・・・」」

あたりを見回す二人。だが逃げ道はなくなっていた。

「お母さん、問題ないわ。」

「レイ・・・・・・私はお姉さんよ。」

「わかりました・・・・・・お姉さん。」

「それでは、せ〜〜の。」

巨大な虫取り網を持った二人はいとも簡単にシゲルとマコトを捕まえた。

「「わ〜〜〜〜〜〜ん!!助けて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」」

誰にも聞こえるはずも無く二人はリツコの部屋に連れて行かれたとさ。

そして三日間、この四名は行方不明になっていたとさ。

 

 

 

 

「・・・・碇・・・・いいのかこれで。」

「博士にはずいぶん感謝している。このくらいの報酬は合っても良いだろう。すべてシナリオ通りだ。」

「・・・・・わしは知らんぞ。」

 

 

 

めでたしめでたし?

 

 

 

<終わり>

 

またまたシゲボーです。

何が書きたいかまとまってませんね(^^;)で、ギャグになればいいかな〜ぐらいで書きました。

次回予告では3人となってましたが、出番がなくなってしまって2人になってしまいました。シゲルとマコトを出したかっただけなんです。

マヤちゃんも出したかったな〜。今度いつになるかわかりませんが、また書く予定です。

でわ。

 

でわ、また会う日まで。


 シゲボーさんからSSを頂きました(^▽^)ありがとうございます〜

 今回の主役は、あの!影が薄い2人、名前は・・・・?そうそうシゲルとマコト。

 リツコ印のワープロ検定、あったらやってみたいですね(合格しても不合格でも何か恐ろしい事が起きそう^^;)

 レイちゃんはリツコお母さ(ゲシッ)・・・リツコお姉さんのお手伝い、偉いなあ(笑)このあと行方不明になった三日間に一体何が起こったのでしょうか?まさか?(みなさんの想像にお任せ)

 とっても素敵なSSをくださったシゲボーさんに皆さん感想を送りましょう。

 皆さんの感想が作者の力になります!一言でもよいから感想を書きましょう!!


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投稿:タイピングR計画