MS外伝10

-ケンスケア・バオア・クーに死す!-

Made by 暗黒騎士ソード

おほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ、遂に完成したわ私の夢が」
と、のっけからトリップしているのはリツコである。
「博士、またネルフの予算で変なものをつくりましたね」
遂に、止める事もしなくなったレイ。
「あら失礼ね。でも、遂にファーストガンダム最後の名場面を作り上げるのに相応しい機体を完成させたわ。見なさいレイ、これこそあのジオンが開発した最強のMAよ。認識コードは、MSN-02ジオングよ」
「へえ、これがあの伝説のMSですか。足がつくとパーフェクトジオングですね」
「おほほほほほほほ、レイ、どうやらあなたにもMSのすばらしさが分かってきたようね」
「いえ、ちょっと違うのですが」
「さて、いつものようにこれを動かす運用テストをしないとね」
そう言って、無気味な笑みを浮かべるリツコであった。

 

「我が忠勇なるジオン軍兵士諸君!」
と、かわってこちらはいつもながらイッチャッテいるケンスケ。
「既に地球連邦軍の半数が我がソーラ・レイによって宇宙の藻くずと消えた。この光こそが、我等ジオンの正義の証しであるうううううううううううううううううう!
拳を振り上げ、意味なく叫ぶケンスケ。
だが、いつもながらケンスケの楽しい妄想時間は終わりを告げようとしていた。っていうか、セリフせんぶ書くと著作権法に引っ掛かる。(笑)毎度の事だが、黒服さん達がケンスケの部屋に押し掛けてきた。
「相田ケンスケだな」
「違う!私は、ジオンの総統ケンスケ・ザビだ!」
「はあ?」
唖然とする黒服一同。
「ともかく我々と共に来てもらう」
「断る!軟弱な地球連邦に屈するつもりはない。立てよ国民!ジーク・ジオン!」
「むっ、ターゲットが暴れ出した。プランをBに移行。それかかれ〜!」
こうして、またまた黒服によってタコ殴りにされるケンスケであった。

 

再びかわって。
「まったくリツコさんは一体なんのようで僕を呼んだんだ?」
と、ぼやいているシンジ。
「おほほほほほほ、来たわねシンジ君」
「わあああああ!?い、いきなりあらわれないで下さいリツコさん」
心底驚くシンジ。
「さて、早速だけどあなたにはMSのパイロットとして任務についてもらうわ」
「あの、心底嫌なんですけど」
「今回あなたが乗るのはRX-78-2ガンダムよ」
「き、聞いて下さいリツコさん」
「それじゃ、ケイジに行きましょうね」
うわあああああああああ、嫌だあああああああああこの人!
でもって、シンジの抵抗も空しくRX-78-2ガンダムに乗せられた。
「で、僕は何をすえばいいんですか!」
珍しく語気が荒いシンジ。
「おほほほほほほほほ、まもなく敵があらわれるわ」
「それより、この岩だらけのセットはどこかで見たような……」
「さあ、敵が来たわよシンジ君」
「敵!?あ、あれは……」
敵を見るシンジ。
ふははははははははははははは、見つけたぞガンダム!」
あらわれたのは、ジオングにのっているケンスケあった。
「ケンスケ!?そうか、またリツコさんに改造されたな」
「ガンダムのパイロット、今回は碇か!?ラフレシアやグランドマスターガンダムの時はよくもやってくれたな。俺とお前の友情は惣流の前では意味がないのかああああああ」
「アスカの悪口は言うなケンスケ。それにケンスケの敵はリツコさんじゃないのか」
「俺にとっては違うな。覚悟、ガンダム!」
ビーム砲を撃つケンスケ。
「くそっ、そんな攻撃が当たるか」
「甘いわ。そいつは囮だ」
有線制御式ビーム砲を放つケンスケ。
「し、しまった……背後を!」
「遅い!もらったぞガンダム」
「くっ!」
回避行動をとるシンジ。しかし、かわしきれず左肩を打ち抜かれた。
「まだまだ!そこ!」
ビームライフルを撃つシンジ。狙いは違わず、有線制御式ビーム砲を貫いた。
「くそっ、だがまだだ」
腹部に装備されているメガ粒子砲を放つケンスケ。しかし、それもあっさりとかわされ逆にビームを喰らった。
「し、しまったあああああ!ちい、ここは脱出だ」
頭部だけになり、脱出を計るケンスケ。
「逃がすかケンスケ。アスカへの悪口を謝るまで僕は許さないぞ」
「くそ〜、これならどうだ」
ビーム砲を放つケンスケ。狙いは違わず、ガンダムの頭部に命中した。
「まだだ!たかがメインカメラをやられただけだ」
そのまま、シンジとケンスケは要塞ア・バオア・クーの内部に潜入した。
「どこだ、どこにいるケンスケ」
ケンスケを探すシンジ。
「くそ〜、今度こそ俺は生きて帰るんだ。さあ、こい碇。ここに来た時がお前の最後だ」
頭部に装備されているビーム砲を構えるケンスケ。そして、モニターにガンダムが見えてきた。
「今だ〜!」
渾身の一撃を見舞うケンスケ。しかし……。
「甘いぞケンスケ。僕もこのシーンは知っているんだ」
あっさり回避されるケンスケの攻撃。
「なっ、こ、ここではガンダムがやられるはず……し、しまった非常にピンチだ」
うろたえるケンスケ。
「ケンスケ、もらったああああああああ!
唯一のこった右腕でビームサーベルを構え切り掛かるシンジ。
「うわああああああああああああああああああ、なぜ俺はいつもこんな目に遭うのだ〜!お、おのれAD CIENTIST〜〜〜〜〜〜〜〜!
あっさりと、ケンスケが乗っているジオングヘッドは切られケンスケは爆死した。

 

おほほほほほほほほほほほほほほほほ、遂に一年戦争の名場面は完結したわ」
と、完全にイッチャッタ目をしているリツコ。
「けど、私が目指すGはまだまだね。次は、あのスターダストメモリーかしら。それとも思いきって、Zがいいかしらね」
こうして、リツコによるリツコのためのG計画はようやくその第1段階を終えたのであった。
(おしまい)

 

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あとがき
ども、暗黒騎士ソードです。
今回は1年戦争最後の名シーン、ガンダムVSジオングでした。もっとも、ケンスケの最後はいつも通りですが。
次は、あのスターダストメモリーでケンスケの活躍(?)が見れます。
では、また会う日まで。


 暗黒騎士ソードさんからSSを頂きました(^▽^)ありがとうございます〜

 リツコさんの欲望によるG計画の第1段階が終了しました。

 ガンダムVSジオングの戦い、本当なら相打ちで生身の体で戦うのですがシンジ君は知っていましたのでケンスケ敗北。

 これで満足かとおもいきや・・・次は0083スターダストメモリーを視野に入れています。

 今度はどんな名場面を再現するのでしょうね(ガンダム強奪とかかな)そして主役はケンスケ(やられ役^^;)

 とっても素敵なSSをくださった暗黒騎士ソードさんに皆さん感想を送りましょう。

 暗黒騎士ソードさんのHPはこちら!「反乱軍総司令部『イルナーダ』

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