ＭＳ外伝12
-ケンスケ オデッサ散る？-
Made by 暗黒騎士ソード
「おほほほほほ、遂に完成したわ。１年戦争における、陸戦型最強のＭＳが」
と、本日も元気にイッチャッテいるリツコ。
「博士、今度はいったい何を作ったのですか」
「おほほほほほ、今回はジオンの陸戦ＭＳの最終形態ともいえるものよ。認識コードは、ＭＳ-０９ドムよ」
「はあ、ですがなんで３機もあるのですか」
「ふふふふふふ、それはこれからわかるわよ」
そう言って、無気味な笑みを浮かべるリツコであった。
「いだだだだだだだだだだだ、またあの金髪マッドババアのせいで死にかけた。こ、今度こそこの街から出ていくぞ俺は」
本日も、非常にネガティブなケンスケ。けど、いつぞやの脱出は失敗しただろう。
「ふははははは、確かに前回は失敗した。だが、それは人間が逃げようとする場所を選んだからさ。しかし、今回はネルフ諜報部の裏をかいて一般の電車を利用したのだ。どうだ、すごいだろう」
へえ、でもなんかお前の周りに人がいるぞ。
「へっ、人ってまさか……」
「ふふふふふふ、その通りだ相田ケンスケ君。さあ、我々と一緒にきてもらおうか」
と、本日も恒例の黒服さん。
「うげえ！？なぜ、お前らが……」
「甘いな相田君。我々はいつも、君を監視している」
「ふ、不毛な事を……っていうか、国民の血税を使ってこんな事をするなあああああああああ！」
「君にはそんな事は関係ない。さあ、我々と共にきてもらおうか」
「ち、ちくしょううううううううう。このまま、むざむざやられてたまるかあああああ。ジオン公国に栄光あれエエエエエエエエエエエエエエエエエエ！」
「むっ、目標が抵抗した。プランをＢに移行。それ、かかれ〜」
「あんぎゃあああああああああああああああああああ！？」
こうして、本日もボコボコにされるケンスケであった。
「うおおおおおおおおお、こ、ここはどこだああああああ！？」
と、目をさますケンスケ。
「おほほほほほほほほほ、お目覚めかしら相田ケンスケ君」
「うぎゃああああああああああああああああ！で、でえたあああああ金髪マッドバ……ぶベら？」
いきなり、リツコに１００００００ｔハンマーで殴られるケンスケ。
「おほほほほほほほほほ、何かいったかしら……」
「な、何ももうしあげておりませしぇん……」
涙を流しながらそう言うケンスケ。毎度の事だが、首がやっぱりまがってはいけない方向にまがっているのはきっと気のせいである。
「さて、今回はネルフが開発した高機動型ＭＳドムの試験に参加してもらうわ」
「嫌じゃああああああああああああああああ！また、俺はやられ役に決まっている」
「あら、そこまで分かっているなら話が早いわね。それじゃあ、さっそく準備にかかりましょう」
「は、はなせええええええええええええ。人権擁護団体に訴えてやるうううううう！」
しかし、ケンスケの抵抗も空しくそのままつれていかれた。でもって、ドムに乗せられるケンスケ。
「ううっ、不幸だ俺は……って、なぜにドムが三体もあるんだ」
「おほほほほほほほ、あなたの戦闘データを組込んだダミープラグ入っているのよ。安心しなさい、優先的にあなたをガードするようにプログラムされているわ」
「そ、そうか……で、目標は？」
「目の前にあるホワイトベースよ。私もそこに乗っているから」
「なにっ、それは本当か？」
「ええ、そうよ。今回は、ドムがどれだけ艦艇にダメージを与えられるかを調べるのが重要よ」
「そ、そうなのか……。（くくくく、これはチャンスだ。あの金髪マッドを公然と消すことができるぞ）」
邪悪な考えを浮かべるケンスケ。
「じゃあ、テスト開始よ」
「うおっしゃああああああああ！今度こそ、木馬を沈めてやるぜえエエエエエエ」
妙にやる気のケンスケ。そして、三機のドムがホワイトベースに向けて進撃を開始した。
「先輩、ドムが接近してきます」
「いいわよ。じゃあ、ミデアを前面に展開」
「了解！ミデア機長の青葉さん出撃して下さい」
「おう、任せてくれマヤちゃん。いくぜ、突撃のロックサウンドを！」
ギターをかき鳴らしながらドムに突っ込む青葉。だが……。
「邪魔だ。落ちろ！」
ジャイアントバスで打ち抜くケンスケ。
『チュドーン』
「ほげげげげげげ！？なぜにいいいいいいいいい？」
あっさりと撃破される青葉。
「さあ、次はお前だホワイトベース。覚悟〜！」
ヒートサーベルで切り掛かるケンスケ。
「そうはいかないわ。ミデア輸送隊の仇！」
と、横からガンダムがビームサーベルで切り掛かってきた。ガンダムには、レイが乗っていた。
「ほげっ、どうしてそこからガンダムが。って、このシーンは確かドムがやられるシーンじゃ。わあああああ、ドム隊俺を守って……」
しかし、他のドムはいつの間にかやられていた。
「うっそおおおおおお！？」
「もらったわドム」
ドムを上下に切り裂くガンダム。
「こ、こんな……すまん、マッシュ、オルテガ。って、そんな事をいうかあああああああああああ！お、おのれＭＡＤ ＳＣＩＥＮＴＩＳＴ〜〜〜〜〜〜〜〜！」
あっさり爆死するケンスケであった。
「おほほほほほ、黒い三連星のシーンも再現できたわ。これで、本当にＦＧの再現は完成したわ。次こそ、いよいよスターダストメモリーね。おほほほほほほほほほほほほほほ」
やっぱりリツコこそ、人類にとって危険な存在かもしれない。
（おひまい）
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あとがき
ども、暗黒騎士ソードです。
今回で本当にＦＧネタが終わったと思います。しかし、黒い三連星は僕にとってはあんまし好きじゃないんですよね。なぜなら……マチルダさんの仇ですからね。
まさしく、彼女が死んだ時はマチルダさーんって叫びました。まだ、その時は小学生だったけど俺。
では、また会う日まで。
暗黒騎士ソードさんからSSを頂きました（^▽^）ありがとうございます〜
黒い３連星のドムに乗るケンスケ、三人になっても弱いですね(^^;)これはジオングに乗っても弱いでしょう。
やっと出番が貰えた影が薄いロンゲの名前は・・・さようなら〜〜〜
FGをやっと再現し終えたリツコさん、次は００８３ですね。
とっても素敵なSSをくださった暗黒騎士ソードさんに皆さん感想を送りましょう。
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