MS外伝
ガンダム外伝
ケンスケ・コロニーの落ちた地に散る!
Made by 暗黒騎士ソード
「おほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ、またまたすばらしいMSを開発してしまったわ!」
「このアスタロスさえキシリア様のところにとどけば、連邦軍なんぞものの数ではないわ」
と、何故かオカマ口調のケンスケ。
「そして、ジオンが地球連邦軍を下すのよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
どうやら、毎度のことながらリツコによって改造された影響が出ているようである。しかし、いつものことながらケンスケの楽しいインスピレーションタイムは終幕を迎えようとしていた。
『ドタドタドタ!バタン!』
ケンスケの部屋に数人の黒服がなだれ込んできたのである。
「な、何者なの」
と、やっぱりオカマ口調のケンスケ
。
「相田ケンスケだな」
と、黒服の一人がそう尋ねた。
「くっ、まさかもう連邦軍がここまで来ているとは。けど、このままでは終わらないわ。ジオンは連邦に勝つのよ!」
いきなり、黒服に飛びかかるケンスケ。
「むっ、ターゲットが暴れだした。プランをBに移行。それ、かかれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
今日もまた、黒服によってボコボコにされるケンスケであった。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお、こ、ここはどこだあああああああああああああああああああああああああ!」
悲鳴を上げながら目をさますケンスケ。
「おほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ、お目覚めのようね相田ケンスケ君」
「うげっ……お前は……」
「今回は、あなたに新型MSのテストに参加してもらうわ」
「嫌だ!帰る!」
即答で断るケンスケ。
「おほほほほほほほ、あなたに拒否権はないわよ」
「こ、この金髪バ……ブベラ!?」
いきなりぐわんだぁむはんまぁで殴られるケンスケ。
「大丈夫よ。今回は、すばらしいMSだから」
「ど、どんなMSなんだ」
「おほほほ、このMS−14『ゲルググ』よ」
「おおっ、一年戦争におけるジオン軍最強のMSではないか。武装こそ少ないが、性能的にはガンダムと遜色はないMSだな」
「おほほほほほ、どうやらあなたもGの世界のすばらしさがわかってきたようね」
「まあ、今回は素直に乗ってやろう。ザクみたいな、ヘボいMSじゃないしな」
「いいわいいわよ。じゃあ、さっそくだけど新型MSのテストに参加してもらうわよ」
でもって、テストフィールド。
テストフィールドは、荒れ地に作られた基地をイメージしているものであった。
「して、俺の敵はどこにいるのだ」
「まもなくあらわれるわ」
「そうか。それじゃあ、戦闘体制を構えるとするか」
ビームライフルを構えるケンスケ。
そこへ、白と青のカラーリングをしたMSが3機やってきた。
「ふははははは、来たか!愚かな連邦のMS」
ビームライフルで攻撃するケンスケ。しかし、3機のMSはあっさりとその攻撃をかわした。
「ふっ、やるではないか。我が攻撃をかわすとは」
何故か、自分によっているケンスケ。
「おや、どうやらあのMSに乗っているのはケンスケのようだね」
と、ジム・カスタム2に乗っているシンジ。
「へ〜、またリツコによって拉致されたんだ。相変わらず不幸ねあいつは」
と、アスカ。
「お母さん、また犯罪まがいのことを。それに、諜報部も勝手に使って。ヒゲ親父に怒られるわよ」
と、母親(?)を心配するレイ。
「ともかく、リツコさんに言われたことをすればいいんだよ。行くよ、アスカ、綾波」
「まかせなさいシンジ」
「問題ないわ……」
そういって、散開するアスカとレイ。
「ふっ、散開したからといって、この私の攻撃から逃れられるものか。まずは、お前からだ碇」
シンジに斬りかかるケンスケ。
しかし、その攻撃はシールドで防がれた。
「ちぃ、やるではないか。しかし、このゲルググにかなうと思うなよ」
再び、ビームサーベルで斬りかかるケンスケ。だが、シンジもビームサーベルを抜き、ケンスケの乗るゲルググに斬りかかった。激しくつばぜり合いをするシンジとケンスケ。
「ふっ、さすがにやるな碇。しかし、パワーではこっちのほうが上だ!」
「どうかな。アスカ、綾波!今だ」
「なにっ!?」
いつの間にか、アスカとレイがケンスケの両サイドに移動していた。しかも、ビームライフルを構えつつ狙撃体制に入っていた。
「しまった……碇は囮か!」
あわてて、安全圏内に逃げようとするケンスケ。
「逃がさないわよ相田!」
だが、既にアスカの乗るジム・スナイパー2がロックオンしていた。ビームライフルが火を吹き、ケンスケの乗るゲルググに襲い掛かった。だが、狙いが甘かったのか右腕を打ち抜くに留まった。
「ちぃ!ファースト、そっちにいったわよ」
「了解……。そこね……」
冷静に狙うレイ。今度は、頭部を打ち抜いた。
「のおおおおおおおおおお、こ、このままではマズい……。ふっ、きょ、今日のところはこのへんで勘弁してやる。さらばだ!」
形勢不利を悟ったのか、あわてて逃げ出すケンスケ。
「逃がすか!」
だが、その背後をシンジが狙っていた。
「目標をセンターにあわせて狙撃!」
シンジの放ったビームが、見事ケンスケの乗るゲルググのコックピットを貫いた。
「なっ!なぜゲルググが……。って、三対一じゃ俺が不利に決まっているだろうが。お、おのれ〜、MAD SCIENTIST〜!」
そして、ジェネレーターが誘爆しケンスケは散った。
「おほほほほほほほほほほほほほ、ガンダム外伝『コロニーの落ちた地』も再現できたわ。これで私の目指すGはさらに近付いたわ」
と、こちらはモニターでケンスケの不様な末路をみていたリツコ。
「さあ、進行中の劇場版の撮影にも力が入るわね」
やっぱり、リツコはMS(MAD SCIENTIST)である。
暗黒騎士ソードさんからSSを頂きました(^▽^)ありがとうございます〜
今回は外伝の外伝ですね(笑)お決まりのMADなリツコさんに拉致されるケンスケ、彼に幸福は無いですね。
今回はもう少し投入が早かったら戦局が変わったといわれるゲルググに搭乗、活き上がるケンスケですが相手はチルドレン。結果は・・・(^^;)やられて三対一が不利なことを理解しました(笑)
結果に満足リツコさん、彼女の欲望は続きますね。
外伝に満足、Z編を待ってますと書いて感想を送りましょうね。
とっても素敵なSSをくださった暗黒騎士ソードさんに皆さん感想を送りましょう。
暗黒騎士ソードさんのHPはこちら!「反乱軍総司令部『イルナーダ』」
皆さんの感想が作者の力になります!一言でもよいから感想を書きましょう!!
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