ただいま女神、修行中!?
Made by 悠神唯
あたしのお父さんは男神様!
あたしのお母さんは女神様!
それぞれ、
再生と慈しみを司るシンジ父様。
破壊と勇気とを司るアスカ母様。
二人は立派に世界を作ったの!
あたし?
あたしは二人の子供、まだ何を司ることになるのか分からないけど、きっと立派なかみさまになってみせるんだからっ!!
「ミサキ、ミサキ〜!」
あ、母様が呼んでる。今日は何かな?また、父様を困らせるお手伝いかな?
「は〜い、なぁに?母様」
やって来たあたしに、アスカ母様はいきなりぬっと手を突き出して重たい何かを預けてきた。
「わわわっ!?何?これ・・・」
手に乗っているのは(あたしじゃ抱え込むようにしないと持てないけど)黒く輝く宇宙。生きている証に、中心のセフィロトの樹が輝いている。
「母様・・・これ・・・・」
あたしは、おっかなびっくりそれを母様に返そうとした。迂闊に触っただけで中でどんな変化が起こるか分かったもんじゃない。
とても、持っていられない。
「だぁめ!それはミサキが管理すんの!」
「ええええええええっ!!?」
そんな・・・あたしにはまだムリだ。第一、すでにココロを持つものまで産まれてる。迂闊な干渉すら出来ない。
「基本法則と簡単な干渉の方法はこないだ教えたわね?なら大丈夫よっ」
確かに・・・教えてくれたのはシンジ父様だったけど。
「でも・・・「ええい、四の五の言わないっ!アンタあたしみたいに立派な女神になりたいんでしょうが!」
うっ・・・立派な女神にはなりたいけど母様みたいに、とはいえないかも。・・・確かにカッコよくて素敵なんだけど、あたしはユイ様のような優しい大地の女神様に憧れてる。
「あたしはヒカリんトコ行ってくるから。なにかあったらペンペンにでも相談しなさい」
こないだ、模擬体でやった練習のことだ。あの時は、あたしが潰しかけちゃった世界をペンペンがつついて直しちゃったんだ。・・・あたしはあきらめかけてたのに。
「完成したころには帰ってくるから。しっかり補完させときなさいねっ」
「うん・・・がんばってみる!」
不安も大きいけど、やっぱり初めて世界を一つ任された喜びのほうが大きい。これで、あたしの司るものも手に入れることが出来るかもしれないし。
「その意気その意気。ミサキならきっと出来るわ、なんたってアタシの娘なんですからね☆」
アスカ母様はとびっきりの笑顔を残して出かけていった。さて、どうしようか?
「う〜ん・・・もう、指でも爪でもいじれないし・・・」
直接いじるのは簡単で、細工もうまくいくんだけど大抵の生物を滅ぼしてしまう。
「息吹も・・・まずいよねぇ」
息吹は加減がしやすいんだけど、ヘンな突然変異種をよく発生させちゃう。
そもそも、ここまで進化している文明にはヘタなことは出来ない。
「そぉだ!遣いを送ればいいんだ!!」
神の使い、使徒を送り込むことはたやすい。あまり大きな変化はもたらせないけど思いどうりに動いてくれる。
難点は、自分の意識の一部も同時に送らないと制御できないこと。
「ま、いいよね?ペンペン、危なくなったら起こしてね?」
「クワァ!」
ペットのペンペンに後を頼んで、あたしは拾七体の使徒と自分の意識を形作るものを創った。
同時に、吸い込まれるように意識が飲まれていき、あたしは世界に降り立った・・・
次回予告
「シンジ父様〜!?」
「え!?な、ななな!???」
「シンジっ!アンタ誰との間に子供作ったのよっ!!吐きなさいっ!!でないとコロスわよっ!!??」
「へぇ〜 碇君って進んでたんだぁ・・・」
「あ、綾波まで・・・ちがうよっ!ボクは無実だぁ」
ただいま女神修行中!?第壱話、「お子様?」
次回も、さぁびす さぁびすっ♪
悠神唯さんからSSを頂きました(^▽^)ありがとうございます〜
シンジ君とアスカちゃんは神様、二人の子供ミサキちゃんが主役ですね。
性格はアスカちゃんよりちょっと柔らかいですね(シンジ君の血を受けていますね)
アスカちゃんから渡された黒く輝く宇宙、これから作っていくんですね。それにしてもペンペンが直すとは流石です(笑)
アスカちゃん、もしかしてヒカリちゃんの所へ遊びに行ったんですか?面倒だから娘に押し付けたんですねと感想のメールを送りましょうね。
とっても素敵なSSをくださった悠神唯さんに皆さん感想を送りましょう。
皆さんの感想が作者の力になります!一言でもよいから感想を書きましょう!!
投稿:ただいま女神、修行中!?