EVA CHANGING
Vol.2
シンジ、驚く
ミサトのマンション、シンジは台所に立ち夕食の準備をしていた。手際よく調理していく、さすが主夫である。
「アスカ遅いな」
時計を見ると、六時を回っていた。すると玄関から声が聞こえた。
「ただいま」
アスカは靴を脱ぐと、自分の靴を手で揃え、シンジの靴も揃えた。そして台所に向かった。
「おかえり、アスカ遅かったね」
「ごめんなさいシンジ君、遅くなって迷惑をかけました」
アスカは頭を深深と下げる、シンジはイキナリでビックリした。
「シンジ君?・・・・どっどどどうしたのアスカ?」
「その・・遅くなって・・・あの・・・」
「アスカ?」
「テストで遅く・・・なって・・言い訳ですね・・・」
ポロ
アスカの頬にひとすじの涙が流れた、ハンカチを取り出し目元にあてる。
「アスカ?」
シンジは訳が判らなくなっていた。
「ごめんなさい」
アスカは駆け出して自分の部屋に入った。
「・・・・どうしたんだろう?」
シンジは頭をひねり夕食の準備を進めた。
「頭でも打ったのかな?それとも拾い食いでもしたのかな」
夕食の準備も終わりテーブルには美味しい料理がならんでいる。シンジはアスカを呼んだ。
「アスカ、ご飯できたよ」
「わかりました」
「?」
シンジはまた頭をひねった、いつもなら大声で・・・・・
「うっさい!聞こえてるわよ」
とか・・・・・
「わかってるわよ!バカシンジ」
と返事をするのに今日は上品な声だった。
「まあ、美味しそうなお料理」
「アスカどうしたの?」
「え?」
「その格好」
アスカの格好はいつもなら短パンにタンクトップなのだが、イキナリどうして持っていたのかというようなお嬢様チィックな洋服で現われ、驚かせた。
「気に入りません?」
「え?にっ似合っているよ」
「ふふ、シンジ君に誉められて嬉しいわ」
アスカは笑みでシンジに返した。
(あっアスカって可愛いな)
真っ赤になっていた。
「たっ食べようか」
「はい」
二人は手を合わせ食べ始めた。シンジはアスカが気になっているらしく、チラチラ盗み見た。
(モグモグ・・何か変だな)
アスカはいつものようにガツガツではなく一口一口上品に食べていた。
(変だ・・・・)
「美味しいですわ」
「へ?そっそう」
「ええとても真似できません」
「あっありがとう」
「ふふ」
シンジはなぜか真っ赤になった、なにも言わなかったアスカが今日はなぜか感想を言っている。いつもなら愚痴が・・・・
「焦げすぎ!」
「味が濃い!」
「私の口に合うものを作りなさい!」
その他諸々の罵声が飛んでくるのが今日は誉める感想、それもとびっきりの笑顔で、笑顔がシンジを赤くした。
(可愛いな・・・・このままでいいかも)
アスカの台詞は明朝にしています。
お嬢様にしていますが描写が難しい・・・下手ですいません。
「こんにちは、アスカです。どうでしたか?感想を送ってくださいね」
「・・・アスカどうしたの?」
「はい?何がですか」
「だって、いつも靴は脱ぎっぱなしだし、ラフな格好をしてるし、ご飯は文句をつけていたのに今日に限ってはキチンとしている。頭でも打ったの?」
「シンジ君ひどい!いつもそんな風に私を見ていたの、うううう・・・」
「あっごめんよ、泣かないで・・・」
「これが本当の私なの」
「?そう・・・」
「はい、ニコ」
(本当かな・・・・可愛いしまあいいかな)
「それでは続きをお楽しみくださいね」
こんな連載小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
EVA CHANGING Vol.2 シンジ、驚く