EVA CHANGING

Vol.32

そばに居るだけで

「「ただいま〜〜〜!!」」

 買物を終えたシンジとアスカはプ〜ルの用意をする為に帰宅した。

「あれ?」

 玄関を開けたシンジは室内の異変に気がついた、いつもなら『ただいま』を言うとミサトの返事が返ってくるがそれが無い。ミサトは留守番をしているのに無いのはおかしい。

「ミサトさん、どっか行っちゃったのかな?」

 どこかに出かけたと考えられる、だが玄関は開いていた。

「無用心だね、鍵を開けて出かけるなんて」

そうね、でもセキュリティ〜があるから大丈夫だし、ペンペンもいるし

「そうだね、ペンペンが居れば安心だね」

 二人ともペンペンに絶大な信頼を寄せている、人間であるミサト以上に寄せている。

「用意して早く行こうね」

うん、あら?ミサトさん

 台所を覗いたアスカは冷蔵庫の前に倒れているミサトに気がついた。

ミサトさん、ミサトさんお行儀悪いですよ、そんなところで寝ていると風邪引きますよ

「・・・・・」

 揺さぶるが返事は無い、ミサトは寝ているわけではないビ〜ルを盗み飲もうとしてペンペンに倒されたのだ。

ミサトさん!ミサトさん!

「・・・・・」

 返事は無い。

もう!寝相が悪いんだから、風邪引いても知らないですよ

 呆れてそのまま放置、自室に戻った。

 

 

「アスカ〜〜用意できた?」

うん、もう少し〜〜

 シンジはすでに用意ができリビングでくつろいでいた、アスカはもう少しかかるだろう。

「ミサトさん、あんなところでよく寝られるなあ」

 先ほど水分補給の為に台所に行ったシンジはミサトが倒れている事に気がついたが寝ていると思った。

お待たせ〜〜行きましょう

 気絶したミサトをそのままにしてネルフに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし!泳ぐぞ〜〜〜」

 ネルフのプ〜ルについた二人、シンジは早く着替えてプ〜ルサイドで体操を始めた、プ〜ルには誰も居らず貸し切り状態である。

シンジ君お待たせ〜〜

「遅かった・・・・ね」

 後ろから声を掛けられ振り向いた瞬間、言葉を失った。

へへ、似合うかしら?

 そこには頬を桜色に染めて先ほど買った水着を着、長い髪を後ろで束ね上げたアスカが立っていた。抜群のプロポ〜ションにワンピ〜スタイプの白の水着はアスカの美貌を一層引き立たせてる、シンジは赤くなって無意識に呟いた。

「か、可愛い・・・」

えっ?

「い、いや何でもないよ、良く似合っているよ!」

 自分が行った事に気がつき、手をバタバタふり顔が一層赤くなって誤魔化した。

シンジ君、もう1回言って

「に、似合っているよ、似合ってる」

その前の言葉!

「じゃ、じゃあ泳ごうかな!」

 シンジは赤くなり走ってプ〜ルに飛びこんだ、水飛沫がアスカにも飛び散る。

きゃっ!もう〜シンジ君たら・・・でも言って欲しかったなあ〜

 頬を膨らませてがむしゃらに泳いでいるシンジを見ながら先ほどの言葉を思い出した。

可愛いか・・・・ありがとう

 その場に座るとシンジの泳ぐ姿を優しく微笑み見つめ、2人の時間はゆっくりと流れた。


「アスカやるわね〜〜、白のスケスケの水着でシンちゃんを誘惑するなんて」

「ス、スケスケなんかじゃありません!水に濡れても透けないんです」

「な〜〜んだつまんないわねえ〜、そこでスケスケを着たらシンちゃんイチコロなのに。そうだ!私の水着を着たら一発でイチコロよん」

「要りません!それって水着じゃなくてヒモじゃないですか」

「そうとも言うわね、貸してあげるから着ていいわよ」

「結構です、ミサトさんこそそんなヒモなんか着てよく恥ずかしくないですね」

「そりゃあ、私の美しいナイスバデ〜を世の男性に存分に見せつけないと罰があたるわ」

「・・・・ナイスバデ〜ってお腹たるんでいますけど」

「えっ!?うそ」

「うそじゃないですよ、暴飲暴食で夜更かしして年齢も・・むぐむぐ」

「年齢は言わない!私は永遠の18歳なのよ」

「・・・・・・」

「なんでそこで黙るのよ、まったく失礼しちゃうわね」

・・・18歳って言う方が失礼と思うけど

 ミサトさん、気絶しているのに放置されています(笑)

 白の水着のアスカちゃん、派手系じゃなくてなごみ系の色も良いですね、シンジ君幸せ者〜〜

 こんな連載小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


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