EVA CHANGING
Vol.5
みんな、驚く
レイをなんとか夢の世界から目覚めさせ、学校に向かう。下駄箱でアスカはいつもの様に開ける。
バッサバッサ!
お約束のラブレタ〜の滝、普段ならそのままゴミ箱直行なのだが今日は違う。拾い集め鞄に全部しまった。
「もう、どうして無くならないのかしら」
「はは、アスカ人気があるから」
「別に無くてもけっこうです!」
怒ってさっさと教室に歩いていった。しかし怒った姿も可愛くシンジをドキリとさせた。
「あっ待ってよ」
(もう・・・決めているのに)
シンジは靴を履きかえると急いでアスカを追いかけた。
「・・・・・ラブレタ〜・・・資源の無駄・・・」
ガラ!
「アスカ、碇君おはよう」
「おはよう、ヒカリ」
「おはよう、委員長」
ヒカリは花の水替えをしていた。トウジとケンスケも2人で喋っていた。
「おはよう、シンジ」
「おはようさん」
「おはよう、トウジ、ケンスケ」
トウジはシンジとアスカの雰囲気が違うのに気がついた。
「何や、夫婦そろって今朝はご機嫌やな」
「家庭円満だな」
いつものチョッカイ、シンジは赤くなりながら否定をしたがアスカは違った。
「もう鈴原君に相田君、本当でも恥ずかしいからやめてください」
「「「はあ?」」」
アスカは頬に手をあてて赤くなっていたが、トウジ、ケンスケはイマイチ理解できなかった。ヒカリにいたっては花瓶を落としそうになった。
「恥ずかしいですね、シンジ君」
「「「え?」」」
やっぱり理解できなかった。
「シッシンジ、どうしたんや惣流おかしいで?」
「そうだよ、変なものでも食べたのか?」
「アスカ、頭でも打ったの?」
3人はシンジを引き寄せ、疑問をぶつけた。
「別に普通だよ」
「は?どこが普通なんや、いつもなら馬鹿力でわしらを攻撃してくるやろ」
トウジはおもわず大声を出してしまいクラス中に聞こえてしまった。
「ヒドイ!ヒドイわ、私は攻撃なんかしません」
アスカはその場にしゃがんで泣き出してしまった。クラス中はその行動に固まった。
「わっアスカ泣かないでよ」
「うえええ〜〜ん」
「こら鈴原!アスカに謝りなさいよ」
素早く復活したヒカリはアスカをなだめながら、トウジを叱りつけた。
「アスカ、大丈夫?」
「うぐうぐ・・・うん」
シンジはポケットからハンカチを取り出しアスカに渡す、おさまってきたようだ。トウジは頭を掻きながら照れくさく謝った。
「すっすまんの惣流、わしが悪かった勘弁してや」
「ぐすぐす・・・もう大丈夫だから」
「よかったわね、アスカ」
ヒカリはイキナリのアスカの変化に驚いていたが本人に聞くわけもいかないので後でシンジに聞こうとおもっていた。
「ぐす・・」
涙を拭き終えると自分の席に座った。泣き姿と座り姿の上品さが3バカトリオ以外の男子に胸をときめかせ、ラブレタ〜を書くことを決めていた。
「・・・・やっぱり夢なのね」
レイはその光景を見て、授業中に眠ることを決心していた。
「こんにちは、アスカです。読んだ感想くださいね!それと私のCGくれると嬉しいな」
「ア〜ス〜カ〜、なにちゃっかり要求してんのよ」
「きゃ!ミサトさん脅かさないでください」
「気にしない、気にしない。一休み、一休み」
「・・・・・・」
「・・・それじゃあ、みんなまたね〜」
「何だったのかしら」
「ミサトさん、外して寒くなったから逃げたんだよ」
「シンジ君、後書きに登場するのは久しぶりですね」
「うん、今まで家事で忙しかったけど、アスカが手伝ってくれたから来れたんだ」
「当然ですよ (ニコ)」
「・・・うっうん、ありがとう」
「うふふふ、次回もjun16さんは全力で執筆します。みなさん応援よろしくお願いしますね」
「それじゃあ、次回もお楽しみください」
「・・・・・夢ね」
レイは夢だと思っていますが、次で現実だと気づくでしょう(笑)
こんな連載小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
EVA CHANGING Vol.5 みんな、驚く