EVA CHANGING
じゅうわ
レイちゃん、くしゅん
「くしゅん!」
チ〜〜ン!
ポイ・・・・・・ポテ。
「・・・・・」
レイのアパ〜ト、ベットに寝ながら鼻をかみティッシュをゴミ箱に投げるが入らず、そこら中に散らかっていた。
「どうして風邪ひいたのかな?くしゅん!」
チ〜〜ン!
ポイ・・・・・・ポテ。
顔が赤みがかって時折、咳やくしゃみをしている。風邪をひいたようだ。
「・・・そうだ!昨日窓を全開にして寝たんだ、くしゅん!」
チ〜〜ン!
ポイ・・・・・・ポテ。
ボ〜・・・・。
昨日の夜、普段より気温が高くレイは窓を開けて眠りについたのだが、夜中は冷え込んですっかり身体は冷えて頭が痛かった。焦点が定まらないで天井を見ていた。
「頭がクラクラする〜、学校に行く準備をしないと」
クラクラ・・・・ドテ!
「いたっ!」
ふらついた足取りで制服に着替えようとするが、しっかりと立てずに転んだ。
「・・・・シンちゃんに会えないのは悲しいけど休もう」
携帯を取りだし、学校に電話をいれる。
「・・・・・綾波ですけど、風邪で休みます」
ノソノソと四つんばいでベットにはい上がり布団にもぐった。
「はあ〜苦しいよ〜シンちゃ〜ん」
「くしゅん!」
チ〜〜ン!
ポイ・・・・・・ポテ。
くしゃみをするたびに部屋は散らかっていった。
「シンちゃ〜ん・・・あいたいよ〜」 (シクシク)
「綾波、風邪引いたのか」
「レイでも引くことあるのね」
2人はレイの机を見ながら、話していた。
シ〜〜ン・・・・・
「・・・・・静かだね」
「うるさかったからね」
教室は普段より静まりかえっていた、レイが変身してから教室は明るかったのだがいないだけで、こんなにも静かになるものである。
「・・・・アイツでもいないよりいる方が、いいわね」
「うん」
アスカは椅子に浅く腰掛け足を伸ばして、レイのうるさく話している姿を思い浮かべた。
「学校、終わったらお見舞いにいこうよ」
「そうね」
シンジはレイを心配しながら、授業を受けていた。
・・・・そのころレイは。
「くしゅん!くしゅん!くしゅん!くしゅん!くしゅん!くしゅん!くしゅん!くしゅん!くしゅん!くしゅん!」
チ〜〜ン!チ〜〜ン!チ〜〜ン!チ〜〜ン!チ〜〜ン!チ〜〜ン!
ポイ、ポイ、ポイ、ポイ、ポイ、ポイ、ポイ、ポイ、ポイ。
ポテ、ポテ、ポテ、ポテ、ポテ、ポテ、ポテ、ポテ、ポテ。
部屋はティッシュの海になっていた。
「ウエ〜ン!頭が痛いよ〜シ゛ン゛ちゃ゛〜ん゛・・・・」
鼻水で上手く発音が出来なくなってきた。
「・・・こ゛の゛ま゛ま゛死゛ぬ゛の゛か゛な゛・・・・エ゛グエ゛グ」
仰向けに涙を流しながら、脳裏には走馬灯の様に過去が走りぬけていた。
「・・・あ゛あ゛、シ゛ン゛ち゛ゃ゛ん゛が笑゛っ゛て゛い゛る゛」
「・・・ア゛ス゛カ゛が怒゛っ゛て゛角゛生゛や゛し゛て゛い゛る゛」
シンジの笑っている姿がレイの表情を穏やかにさせる。
「ウ゛ウ゛ウ゛・・・・シ゛ン゛ち゛ゃ゛ん゛・・・・・・」
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・」
レイは最期にシンジの笑顔を見れて悔いがないらしく、微笑んで瞳を静かに閉じた。
「スピ〜、グウグウ、スピ〜・・・・・」
「くしゅん!」
「こら〜バイキン飛ばすな!」
「しかたないよ〜くしゅん!」
「マスクしなさい、マスク!バカは風邪を引かないのに、説は間違いね」
「くしゅん!む〜バカじゃないもん。前のお話しを読んでればわかるでしょ。アスカこそ風邪を引かないから、説はあってるよ。くしゅん!」
「なんですって〜!美少女は風邪なんか引かないのよ」
「くしゅん!うっそだ〜、私のような病気がちな薄幸の美少女レイちゃんのことだよ、美しいまま死ぬの (グエエ・・・)」
「アンタ、このまま永遠の眠りにつかせてあげる」
「クエエ・・・くくくるしい、くしゅん!」
「ええい!バイキン飛ばすな!」
「ゼイゼイ・・・もうアスカ、乱暴だなあ、くしゅん!」
「フン」
「次回は薄幸の美少女レイちゃんに白馬に乗った王子さまシンちゃんが、私を永遠の眠りから目覚めさせてくれるお話しです。くしゅん!」
「どおして、そうなんのよ!」
「だって、さっき魔女アスカがリンゴで私を眠らせたじゃない、くしゅん!」
「・・・・・かえろ」
ネタがなくて風邪ネタです。
実は今回、風邪ネタではなく別のネタを考えていて、最終話にしようと思いましたが楽しみに待っている方々がいるので、まだまだ続きます。
EVA CHANGING はアスカ編も開始しましたが、多分風邪ネタでると思います(1000%)
こんな連載小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
EVA CHANGING じゅうわ レイちゃん、くしゅん