EVA CHANGING

じゅうにわ

レイちゃんのにちようび

 日曜日、レイは朝からワクワクしていた。今日はテストもなく、シンジの家に遊びに行くのである。

 ソワソワ

 時計を見るがまだ8時レイはまちきれなくて、すでにお出かけの服に着替えて部屋をウロウロしていた。約束は午後1時である。

う〜早くならないかなあ

 ソワソワ・・・ソワソワ

 玄関、台所、リビングと歩き回り時間を潰すが、10分過ぎただけである。

・・・・・・もう我慢できない!

 時間が遅く進むもどかしさに我慢できなくなり走って玄関に行き、外に飛び出した。

 タッタッタッタッタ!!

 その急ぎ足はシンジのマンションを目指していた。

シンちゃん!今行くからね〜

 タッタッタッタッタッタ!!!

 そのころシンジは・・・・・・

「ふあああ・・・・・」

 主夫の悲しい性、休みの日でも普通の日よりは少し遅くても、ミサト達と比べて早く起きていた。無論アスカは惰眠をむさぼっている。

「今日もいい天気だな」

 ベランダから外を見て、中学生らしからぬ『洗濯物の乾きがいいだろうな』と思いながら背伸びをした。

「昼から綾波が来るんだったな。それまでに洗濯をしとこうかな」

 台所に行き朝食の用意をし始める。

 ピ〜ンポ〜ン

 スクランブルエッグがちょうどいい感じでフンワリした時に呼び鈴がなった。

「誰だろう?朝早くに」

 時計に目をやると8時30分、火を止め玄関に走る。

「は〜い、今開けます」

 ガバッ!

「うっうわ!」

 シンジは急激な衝撃に襲われ体勢を崩そうとするが、体が締めら自由がきかなくなった。

おっはよ〜!シンちゃん

「綾波?」

 シンジは体の締め付けはレイが抱きついた事だと気づき、あまりにも早い訪問に驚いた。

「どうしたの、来るのは昼からだったけど?」

ごめんね〜。待ちきれなくて来ちゃった

 舌をペロっとだし、謝るがシンジは『今の性格じゃ無理ないかな』と思い笑った。

「はは綾波らしいね。さあ、あがって」

うん、おっじゃましま〜す

 リビングに通され、クッションに座る。隣りではペンペンが新聞を広げながらレイに挨拶をした。

「クエエ」

ペンペンおはよ〜。シンちゃん、アスカは?

「まだ寝ているんだよ。昨日遅くまでテレビを見ていたからね」

ふ〜ん

 ギュルギュル!

 その時レイのお腹から空腹時のシグナルが発生された。普段は朝食は取るのだがシンジの料理をお腹一杯食べようと思い、取ってこなかったのだ。たまらず赤くなり顔を両手で隠した。

 ペンペンは新聞を置き、シンジはこめかみをかきながら、微笑していた。

シッシンちゃんに聞かれちゃった。どうしよう恥ずかしい、もうお嫁に行けない〜〜〜〜) (ポッ

 顔を隠し首を振り続けた。シンジはそんな事は気にしないで声をかける。

「ご飯まだなの?一緒に食べよう」

え?

 嫌われたと自暴自棄になっていたところにレイにとっては意外な言葉、混乱していた頭が徐々に戻っていく。

乙女の恥じらいを聞いたのに気にしないで優しい言葉、ご飯を一緒にたべよう・・・・一緒にこれは毎日?シンちゃん!プロポーズと受け取っていいのね。うれしい!

 勝手に解釈し正座三つ指をし、シンジに深深と頭を下げる。

ふつつかものですが、よろしくお願いします

「はあ?」

 ただご飯を食べるだけなのにこの丁寧さは?などどおもい、シンジは礼儀正しさについつい正座をして頭を下げる。

「こちらこそよろしく」

 ペンペンは2人を見て『何やってるんだ!早くご飯にしろ』と言いたかった。

「クエ〜・・・・・・」

「もうすぐできるから、まっていて」

うん!

 シンジの後姿を見ながら、未来の生活を思い浮かべた。

2人の生活、海が見える白い家がいいな。それと子供は・・・たくさんほしいわね。ああシンちゃん・・・うれしい!

「クエクエ」

 トリップし体を奮わせてるレイの横で、ペンペンは我関せずとばかりに経済欄を読んでうなっていた。

「できたよ〜」

 シンジの声が聞こえると同時に素早く1人と1匹はその場を後にした。

いただきま〜す

「いただきます」

「クエクエクエ」

 レイとペンペンは待ちに待った朝食を美味しく笑顔で口に運ぶ。シンジはその様子を見て料理人として喜んだ。

シンちゃん、この漬物おいし〜!

「クエ」

「自分で漬けたんだ」

すご〜い、今度教えてね

「クエエ」

「いいよ」

 レイはシンジの料理の美味しさに感動して、出されたものを全て平らげた。

ごちそうさま!

「クエクエ」

 1人と1匹はお茶を飲み一息つき手を合わせる。

やっぱりシンちゃんの料理は1番だね

「そんな事ないよ」

胸を張れる事だよ。私も嬉しいな!

「あっありがとう」

 シンジは照れくさそうにはにかむ、レイは微笑みうなずいた。

何するの?

「これから洗濯をしようと思うんだ。綾波はくつろいでいて」

ダメだよ。シンちゃんが働いて私が休むなんて、かわりにするから休んでいて

「え?」

もう、私だって女の子なんですから、できますよ

 頬を膨らませ、腰に手を当てて怒ったが仕草が可愛く、シンジは赤くなる。

「そっそれじゃあお願いしようかな」

まかして!

 レイはガッツポ〜ズをすると洗面台に向かった。シンジは洗濯のやり方は以前に教えていたので、安心して任せ自分は朝食の後片付けをし、昼食の為に買い物に出かけた。ペンペンはすでに寝転がりテレビを見ていた。

「クエクエ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてと、パッパとしましょう

 洗濯籠から洗濯物を取りだし洗濯機に入れていく。

 洗濯物の中から1つ目についた下着があった。手に取り広げてみる。

うわ〜凄い

 ビロ〜ンと両手で伸ばしたスケスケのパンティ〜、レイは顔を赤らめる。

こっこっここういうのって大胆・・・・誰のかな?アスカ違うわね。大きさから葛城三佐、キャッ

 恥ずかしがりながら放りこみ、また手にとって見る。

大きいブラジャ〜これも葛城三佐ね、私も大きくなるかしら?

 自分の胸に一応つけてみるが合わない。この大きさを目標にと放りこみ、また手にとる洗濯が洗濯物チェックに変わった。

むっ!この自己主張が激しい赤はアスカね

 パンティ〜を広げ悪態をつく。

太りすぎね

 ポイっと放りこみ次はブラジャ〜を手に取り、おもむろにカップ数を測ってみる。

フフン、私の勝ちね!

 ボクッ!!!

誰が太りすぎよ!何がアンタの勝ちよ!

 そこにはカカト落しを決め、明王のごとく怒りに燃えたアスカが立っていた。

アッアスカ・・・・どうしてここに?そのカカト落し、世界を狙えるわ

顔を洗おうとしたらアンタが1人で喋っていたのよ

 アスカは怒りがおさまらずに指をボキボキ鳴らしていた。

もう1度聞くわよ。誰が太っているの?

・・・・そっそれは

 アスカの凝視にレイは指1本動かすことさえできなかった。辛うじて、話す事はできたが歯がカチカチとなっていた。

それは?

 レイはこの状態から逃れる方法をマギと同等の早さで、考えていた。その間にもアスカは瞳を光らせ頭から角をはやし、じわりじわりと迫っていた。

どっどうしよう・・・アスカ!って言ったら身の破滅、でも葛城三佐・・・・いいかも・・・ダッダメ嘘ついたらアスカの様な陰険で最悪、自己中心、可愛い私のような子の靴に画鋲を入れる性格になっちゃう・・・・イヤ・・・シンちゃんに嫌われる。折角プロポ〜ズされたのに・・・別れるのはイヤ・・・・

 生唾を飲み答えは決まった。アスカはすでに足先まで来ていた。

レイ!誰なの?

・・・・・シンちゃん、短い新婚生活だったけれど私楽しかった。私のお墓は海の見える丘にたててね。お花はユリがいいわ・・・・さよならシンちゃん・・・・

 死を覚悟した。

・・・・アスカ

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 アスカは地響きを立てて、明王の憤怒の表情になる。

「・・・・そう、そうなのアタシ?・・・アタシなのね?」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 聞き間違いがないかもう1度確認してみる。

アスカ

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 アスカの前髪で見えない瞳が怪しく光り背中には炎が見え、拳は熱気で湯気を出していた。そして口が開かれる。

この!死にさらせ〜〜〜!!!!

はっはうううううう〜〜〜!シンちゃ〜〜ああああああん・・・・

 そして洗面台はN2爆弾を投下した後の様にめちゃくちゃになった。

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

フン!アンタは長生きできると思っていたわ

・・・・・・

 アスカは手をはたきながら、躯になったレイを見下ろしそして、洗面台を出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後レイはミサトに発見され夜まで気絶して、楽しい日曜日はオジャンとなった。

 体がふらつきシンジに聞かれたがアスカの睨みで、話せなかった。1人で帰る事ができなくミサトの地獄の運転で、アパ〜トにつき部屋に戻ったときにはバッタリと倒れてしまった。

うっううう・・・・私って正直者・・・シンちゃん私、悪には負けないわ・・・・・シクシク


「レイです。もうビックリしちゃった。アスカって人間じゃなかったんだ」

「なにバカな事言ってんのよ。死にたいの?アンタって度胸あるわね」

「どうして?本当の事でしょう。アスカってサイボ〜グなんでしょ」

「・・・・・ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ」

「あっ違った。ジョジョなの?スタンドだして」

「・・・・・ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ、オラオラオラオラオラ」

「ギャ〜〜〜・・・・・・・・・・・・・」

「フン、まったくレイのおつむはお祭りね。まあ私1人となったので後書きはアスカが担当するわよ!次回はついにシンジが私に・・・・キャ、続きをお楽しみにねって待てない?」

「まあ下僕のアンタ達に特別にダイジェストを見せるから心して、その眼を見開きなさい」

ダイジェスト

じゅうさんわ

ワルツ

「何よ!こんな場所に呼び出して」

「あっあの・・・アッアスカ・・・・・」

「何よ、うじうじして」

「そっその・・・・あの」

「はっきりしなさい!帰るわよ」

「まっまってアスカ・・・・・ガバッ」

「シッシンジ!」

「ま前からアスカの事すっ好きだったんだ・・・・」

「シンジ・・・・・」

「これからも僕と一緒にいてくれないか?」

「シンジ・・・・・・・私もシンジが好き・・・・・・私も前から好きだったの」

「アスカ」

「シンジ」

「・・・・」

「・・・・」

「っとまあこんな感じよ。ついに私とシンジが・・・・もうイヤ〜ン、絶対に次回は楽しみ、永久保存ね」

「アスカ、そんな事はさせないわ」

「チッ、レイもう復活したの」

「ここは私とシンちゃんの愛の連載だからぜ〜〜ったいにさせない」

「ハッ、また私のスタンドを食らいたいわけね」

「ふふふアスカ、私を倒しても絶対に無いわよ」

「どうしてよ?」

「だってjun16さん、描いていないから絶対に不可能なの」

「なんですって!下僕でありながらいい度胸してるわね」

「jun16さん、アスカの下僕じゃないよ。アヤナミストだよ」

「アンタばかあ?このHPはLASを中心に作られているのよ。ここの連載は単なるお遊び、お菓子よ」

「む〜そんな事ないもん」

「フフフフ、意地張らなくていいのよ」

「う〜ようしjun16さんにメ〜ルで、私かアスカか確認してみよう」

「無駄よ無駄、時間の無駄」

「い〜だ、送ろうっと」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・あっ来た」

「見せなさいよ。何々、私jun16はへっぽこアスカにも天然レイにも興味はありません・・・・・何よこれ?レイはともかく、この天才美少女アスカ様をへっぽこ?へっぽこですってええええ!」

「プッへっぽこ、へっぽこ!」

「うるさい!この天然 ボクッ」

「はううううう・・・・・」

「jun16には調教が必要だわ。フフフフフフ首を洗って待っていなさいよ」

 jun16はどちらの派閥にも所属していません。そういうことでLAS、LRS、etcと幅広く描いています。何かLASが多そうだけど^^;

 それとダイジェストはほんのオマケです。描く予定はありません。   はっ!・o・

「そうなの?じゃあ、描かせるようにしてあげましょうか?」

 描く予定はありません。^^;

「強気な発言ね。私の前で意見を通した人は1人もいないのよ」

 未定です。^^;

「今すぐ描け〜〜〜〜!!!」

 (>_<)

 こんな連載小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


じゅういちわ おみまい じゅうさんわ レイちゃん、ねったいや

EVA CHANGING じゅうにわ レイちゃんのにちようび