EVA CHANGING

じゅうよんわ

プ〜ルにいこう

 いつでも夏の気温であるが、今日はいつもより暑かった。レイは汗をかきながらシンジのマンションに向かった。

シ〜ンちゃん、あそぼ〜

「いらっしゃい」

 シンジは玄関を開けるとレイは汗をふきながら笑顔で、背負っていたバックを見せた。

プ〜ルにいこう

「プ〜ル?」

そっ暑いから泳ぎに行こうよ

「そっそうだね・・・」

 返事の語尾が小さくなっていく、シンジはあまり乗り気ではない泳げないからだ。

大丈夫、私が教えてあげるよ、アスカに内緒で行こうよ

「誰に内緒ですって?」

 シンジで見えなかった後ろにアスカが腕を組み、睨んでたっていた。

アスカ!

なんですって!

「わっ2人ともケンカはやめてよ」

 レイはにこやかにアスカ見てアスカはレイを睨んでいる間にシンジは焦りながら仲裁していた。

「そっそうだ!3人で行こうよ」

え〜!アスカも〜、2人が良かったな

レイこそ勝手にシンジを誘うんじゃないわよ!今日は私と行く予定なのよ!

 アスカの発言にシンジは初耳だと驚いていた。

「アスカ、今日はゴロゴロするって言ってたじゃないか」

うっさい!

 ボクッ!

「はううう・・・」

 すかさずシンジの腹にこぶしを入れる。

「シンジは私と行くのよ」

違うよ〜私だもん

 バチ〜〜〜!!

 玄関で火花を散らす2人、シンジは痛みを押さえながら二人の中に割ってはいる。

「ケンカしないで、3人で行こうよ」

 それから10分なんとか説得して、3人で行くことになった。行き先はネルフのプ〜ルである。

 レイは準備を終えたシンジとリビングでアスカの準備を待っていた。

アスカ〜まだなの?

「もうすぐよ!待ってなさい」

 レイはジュ〜スを飲み干し氷をかじっていた。それほど時間がかかっているのだ。

「お待たせ〜」

 ようやく部屋から出てきたが2人は待ちでくたくたになっていた。

「ずいぶん遅かったね」

「私のこの素晴らしい身体に似合う水着を選んでいたのよ!文句あるの?」

 ズズズとシンジに詰めより、自分を正当化する。

「イ、イエ」

「当然よ!」

シンちゃん違うよ!アスカね濃いから処理に時間がかかったんだよ

「な、なに言っているのよアンタは!」

 アスカはおもいっきり否定するがレイは笑っていた。その横でシンジは真っ赤になりうつむいていた。

だってアスカって、ごうも・・・・うきゅうううううう・・・・

 言い終わる前に鉄拳がレイの頭に直撃、気が遠くなる。

水着に時間をかけたのよ!

そういう事にしといてあげる

 レイは素早く復活すると立ちあがり玄関に向かった。アスカは復活の早さに驚いていた。

「こ、こいつは人間か」

 そして3人は電車でネルフに向かった。電車に乗っているのは3人だけであり、シンジを真中にレイは右、アスカは左にと座っていた。

今日の為に水着を新調したんだよ

「ちょっとレイ!アンタずるいわよ。自分だけ新しいのなんて」

私はシンちゃんと行く為に買ったんだもん。アスカには関係ないよ〜

「むっ!この〜」

 2人の言い争いに真ん中のシンジは首を引っ込めて汗をたらし困っていた。

「あの・・・・止めない?」

 だが、2人は止まらない。

「ふん!私に身体で負けるから水着で勝負にでたのね」

違うもん、胸が大きくなったから前のは着れなくて、買ったんだもん。成長が止っているアスカがうらやましいわね。お金がかからなくて

「な、なにお〜?」

 バチィ!

 また火花を散らす。シンジは2人の熱気に汗が全身から噴出していた。

(勘弁してよ〜・・・・・・)

「このっ!アマ〜・・・・こうなったら勝負よ」

 立ちあがりレイの顔にビシッと指を突きつけたアスカ、怒りでク〜ラ〜も効かず汗がふきだしていた。

勝負〜?

「そう100M競泳よ」

その勝負、受けてたつ!

 レイも立ちあがると同じようにアスカに指を突きつけた、シンジは2人の顔を交互に見ながらオロオロしていた。

(どうして勝負に?・・・・)

 電車はネルフに着き、3人はネルフ専用のプ〜ルに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふう〜・・・・」

 シンジは男子更衣室でため息をつきながらトランクス型の海パンに着替えて、2人の事を考えていた。

(綾波もアスカも楽しく泳げばいいのに勝負なんて・・・・・)

 着替え終わりプ〜ルサイドに出て行く、レイ達はまだ来ていなくてシンジた1人だけであった。

(準備運動しとこう)

 生真面目なシンジ、学校の体育でやっているストレッチをし始める。

(イチニ、イチニ)

 そろり、そろり・・・・・

(イチニ、イチ)

 ぷにっ!

シンちゃん、おまたせ〜

 シンジが腰を下ろし開脚をしているところ後頭部に柔らかい感触、理解するのに時間はかからなかった。

「わっ綾波!」

どう?

「どうって、はなれてよ〜」

 シンジは赤くなり、もがくが羽交い締めされている状態。脱出できない、レイは面白がって止めなかった。

ふふふ・・・キャッ!

オラッ!

 ピュ〜〜ン!・・・・ドッボ〜〜〜ン!!!

 着替えを終えたアスカはシンジの悲鳴?を聞き逃さずに、すかさずかけよりレイの首を掴んでプ〜ルに投げたのであった。

アスカ〜危ないじゃない!

アンタが1番危険なのよ!油断も隙もあったもんじゃないわ

「た、助かった〜」

 シンジはようやく、嬉しい?拘束から開放され額の汗をぬぐった。

「アンタもよバカシンジ」

 そう言うとまだ真っ赤になっているシンジをサッカ〜ボ〜ルのごとくプ〜ルに蹴りこむ。

 ボカッ!

「うっうわ〜・・・」

 ドッボ〜〜ン!・・・・

「な、なにするんだよ」

「アンタは隙だらけなのよ」

 頭から落ちたシンジはもがきながら怒っていたか、もがいているので迫力はなかった。

「わっ足がつかない〜〜」

シンちゃん!

 遠くまで飛ばされたレイがもがいているシンジを助けプ〜ルサイドに引き上げた。

「ゴホッゴホ」

大丈夫

「う、うん」

 シンジの背中をさすりながらキッと腕を組んでいるアスカを睨む。

アスカ!なんてことするのよ

「レイこそシンジに何をしていたのよ」

 バチバチバチ!!!

 火花が飛び散る。レイは背中をさすり終えると、アスカに指を突きつけた。

勝負よ!

「ふっ望むところだわ」

 2人はスタ〜ト台につくと、手足をブラブラし始めた。ここでも2人の口撃は続く。

アスカ、そんな水着でいいの〜?取れちゃうよ

 アスカの水着は真っ赤なビキニ、水に入らず遊ぶ?水着なので激しい動きは、男にとって嬉しいハプニングが期待できる。

「レイのお子様がうらやましいわ」

 レイの水着はスポ〜ツタイプのビキニで運動に適しており男にとっては、別にどうでもいい?部類である。

お子様じゃないもん

「お遊びの水着ね。私の様に美しい身体には、やっぱりこういう水着よ。シンジ見て〜」

 アスカはスタ〜ト台をお立ち台にかえて、シンジの方に前かがみになりウインクをする。

「あ・・・・・・・」

 シンジは真っ赤になるとおもわず、眼をそらす。アスカはそれを見て笑っていた。

「ふふふ、どう?」

く・・・・シンちゃん、私を見て〜!

 レイもアスカと同じポ〜ズをしてウインクするが、どうも色気がない。シンジはその姿に微笑んでいた。

とほほ・・・・真っ赤になってよ、もう!

「ほほほほ、どうしたのレイ?私の勝ちね」

 口元に手の甲を持っていくとプ〜ル全体が響くような高笑いをし、レイはこぶしを握り締め悔しがった。

勝負は泳ぎのはずよ!

「あらあら、悔しいのね」

シンちゃん!スタ〜トの合図をして

「うっうん」

 レイはアスカを無視すると、スタ〜トのかまえを取る。

「そ、それじゃあ。よ〜い」

 ドッボ〜〜〜ン!!

 シンジが合図をする前に2人は落ちた。いやその後ろでミサトが落したのであった。

「なにやってるの〜?」

「ミッミサトさん」

 ミサトはわずかな布着れのような水着で両手にビ〜ルを持っていた。顔も少し赤い、飲んでいるようだ。

「もう、こんな暑い日に私を置いていくなんて、お姉さん悲しい」

「プハ〜、なにがお姉さんよ!勤務でしょうが?」

プ〜〜、葛城三佐!お仕事では?

 2人は水を吐き出すとミサトに対して疑問を投げかける。

「今は休み時間よ!ゴクゴク」

 ビ〜ルを心地よく飲み、シンジの方に歩いていく。そして身体をくねらせポ〜ズをとった。

 クネクネ

「シンちゃん、どう?大人の魅力は」

「・・・・・・」

 ブッ〜〜〜〜〜〜!!

 シンジはミサトを直視すると鼻血を噴出して倒れた。

シンちゃん!

シンジ!

 2人は光速でプ〜ルからでると貧血寸前のシンジにかけより介護を始めた。

「あらあら、シンちゃん若いわねえ」

 腰を下ろすとビ〜ルをがぶ飲みしていく。

何言ってんのよ、この酒乱!

ひどいです!

 2人は罵声を浴びせるがミサトは気にせずに飲みつづけた。そしてシンジを起こそうと一生懸命揺さぶった。

シンちゃん、起きて

「シンジ、シンジ」

 ユサユサ

シンちゃん

「シンジ」

「う、う〜ん・・・・」

 シンジは気を取り戻し、瞳を徐々に開けていた。暗闇から視界が開ける。

 ブッ〜〜〜〜〜〜!!!

「あううう・・・・・・・」

 シンジは鼻血を放水すると、そのままフェ〜ドアウトした。それもそのはず眼を覚まし、見たものが顔寸前にあったレイとアスカの胸、強烈すぎる。

シンちゃん!

シンジ!

 2人は何度も問い掛けたが、起きる気配はなく、そのまま病院に直行し輸血する事になった。

「うんうん、青春!」

 ミサトは1人うなずきながら遠くを見つめていた。

 結局勝負はあやふやになり、2人はシンジの看病でまたもめ出した。


「きゃあ〜シンちゃんが死んじゃう〜」

「鼻血なんかで死なないわよ。ったく、どうして年増で気絶するのよ。間違っているわ」

「シンちゃん、私のをみて我慢してたのね」

「・・・・呆れた」

「シンちゃん我慢しないでね」

「アンタは・・・・そうだ前回の後書きでjun16は海って描いてあるのにプ〜ルじゃない!守らないなんて制裁よ」

「未定って描いてたじゃない」

「未定でも海って描いたんだから、当然海って楽しみにしてたのに万死に値するわ。せっかく私とシンジのラブスト〜リを考えていたのに」

「どんなの?」

「そう南の島、無人島でシンジと2人っきりで、キャア!イヤ〜ン」

「・・・・妄想大好きアスカちゃんね」

「イヤ〜〜ン」

「トリップしているアスカは放っておいて、次回は山でスキ〜のお話です。え?いつも夏だから雪なんてない。ふふふjun16さんに頼めば描いてもらえるの」

「私とシンちゃんが2人吹雪の中の山小屋でじゅるじゅる・・・・は、イケナイイケナイ脱線しちゃった。それじゃあ次回もお楽しみに待っててね〜〜」

 こんな連載小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


じゅうさんわ レイちゃん、ねったいや じゅうごわ レイちゃん、わびさび

EVA CHANGING じゅうよんわ プ〜ルにいこう